全国のドクター8,960人の想いを取材
クリニック・病院 160,755件の情報を掲載(2021年9月20日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市天白区
  4. 塩釜口駅
  5. 天白宮田クリニック
  6. 宮田 雅弘 院長

宮田 雅弘 院長の独自取材記事

天白宮田クリニック

(名古屋市天白区/塩釜口駅)

最終更新日:2021/08/04

67518 top

名古屋市営地下鉄鶴舞線の塩釜口駅から車で5分、市バス「百々ヶ池」下車すぐの場所にある「天白宮田クリニック」は、植田一本松交差点から程近い国道153号線沿いに立つ。宮田雅弘院長が、父の診療所を2016年にリニューアルし、「天白宮田クリニック」として開業。内科、消化器内科、外科を標榜し、内視鏡を中心に胃腸のトラブル、生活習慣病、切り傷の治療など、幅広い症状の診療をしている。インタビューでは自信を持ってハキハキと答えてくれる様子に、人の役に立ちたいと医療の道へ入ったゆるぎない信念が感じられた。宮田先生が日頃、どんな信念を持って診療をしているのか、注力する内視鏡検査や大腸CT検査についての考えなどを詳しく聞いた。
(取材日2021年7月13日)

患者が積極的に検査を受けられる体制を整えていく

どのような患者さんが来院されていますか?

1

この辺りは住宅街ですので、患者さんもそれに合わせて、会社員からおじいさん・おばあさんまで通院されていて、小さいお子さんのけがなどで来られることもあります。中には父親の代から長く通ってくださっている方もいます。症状としては腹痛、食欲不振、便秘などの胃腸のトラブルや、内視鏡に関する相談も多いですね。他にも高血圧、糖尿病、コレステロールなどを健康診断で指摘された方や、さまざまな持病をお持ちの方が、普段の定期通院として来院していただいております。内視鏡だけでなく、CT検査や動脈硬化、不整脈の検査も当院でできることから、皆さんいろいろなことをご相談いただいています。

2016年に内装リニューアルしたそうですね。設備のこだわりを教えてください。

胃と大腸の内視鏡検査機器を中心として、腹部・頸動脈・甲状腺・心臓の検査に加え、肝臓の硬さも測定できる超音波検査装置や血管年齢といわれる動脈の硬化度を調べる装置、ホルター心電図記録器など、患者さんの訴えに応えられるよう検査機器をそろえています。胃の内視鏡検査では、口からもしくは鼻から挿入する方法を選ぶことができます。また希望があれば鎮痛剤による処置も行っていますので、ご相談いただければと思います。大腸内視鏡検査では、ポリープが見つかった場合、その場で切除することが可能です。また、クリニックではまだ設置しているところは少ないと思いますが、大腸CT検査機器も導入しています。

大腸CT検査機器を導入しようと思ったのはどうしてですか?

2

「大腸内視鏡検査は苦痛だし、恥ずかしさもあって受けたくない」という人が多いからです。2016年の人口動態統計によると女性の死亡率の1位は大腸がんで、その要因の一つに精査方法があると私は思っています。検診の便潜血検査で陽性の場合は、内視鏡検査を勧められますが、羞恥心から内視鏡検査を受けずにいた結果、症状が出た時には手遅れになってしまうということもあり、死亡率を高めているのではないでしょうか。大腸がんは、小さなポリープが徐々に大きくなってがんになることがほとんどです。初期にポリープを見つけて切除できれば防ぐことにつながるのに、手遅れになるまで見つけられずにいる。もっと早く検査を受けてもらうためには、楽に受けられる検査が必要だと考え、大腸CT検査機器を導入しました。大腸CT検査は、炭酸ガスで大腸をふくらませて撮影します。検査時間は約10分ほどで患者さんの負担が少ないことが大きなメリットです。

かかりつけ医ならではの役割を生かした診療

医師になったきっかけを教えてください。

3

父が医師だったということが大きなきっかけの一つで、また人の役に立つ仕事をしたいという思いがずっとありました。医師は人の命を救う職業なので、その思いと直結している職業ですよね。とはいえ、学生時代の医師のイメージは漠然としていて、実際に医師になってみて初めてその良さやつらさを実感できました。まずは外科からスタートし、数多くの手術を経験しました。生死に直結する困難を、患者さんとともに乗り越えていく達成感は非常に大きいものがありました。しかし、残念ながら手遅れで見つかる患者さんも多く見てきますと、手術を要するような重症になる前に適切に病気を診断していくことが本当に必要なことではないかと考えるようになりました。そこで、内視鏡が扱える消化器内科に移って大学病院で診療経験を積み、地域の患者さんの早期発見、早期治療に貢献できるクリニックの医師となることを決めました。

診療をする上で大事にしていることは?

普段から診療では、患者さんの身近な存在として健康増進のお役に立ちたいと思い尽力しております。かかりつけ医として、何でも気軽に相談しに来ていただけるように常に心がけており、患者さんの訴えに真摯に耳を傾け、丁寧な会話を大事にしています。また心構えだけはなく、クリニックの設備を整え、患者さんに一番良い選択肢をご提供できるようにすることも重要だと考えています。内視鏡だけでなく大腸CTもそろえるなど、検査もできるだけ楽に受けてもらえるようにと考えて必要な医療機器を設置しています。気軽に検査を受けてもらってもその後の対応もしっかり行わなければなりません。検査では小さな病変までしっかり診断するように心がけていますし、がんの切除が必要な場合は、連携している大きな病院をご紹介します。そのようなことの積み重ねが患者さんの安心感につながっていくと考えています。

地域のかかりつけ医としての役割を意識されているのですね。

4

何かあった時だけではなく、普段から受診していただいている患者さんにいつもと何か違うことがあればすぐに気づけるような診察をめざしています。かかりつけ医ということは、これまでの受診記録や検査データ等が当院にあるということ。何か症状があった時でも、データと照らし合わせて「以前この検査をしていて問題なかったですね、この病気は大丈夫です」とか「ひょっとしたらこんなことが原因かもしれません」など、日頃から診ているからこそわかることも多いのです。また、日頃から診ていることで無駄な検査をしなくていいというのも患者さんにとってメリットだと思います。検査予約もすぐに取れる、待ち時間も少ない、気になっていることを医師に聞きやすいなど、かかりつけ医ならではの役割を生かしていきたいですね。

コロナ禍を受けて、感染症対策も強化

感染症対策にも注力されているそうですね。

5

コロナ禍をきっかけに、感染症対策を今までよりも強化しました。一般の患者さんが入る入り口とは別の入り口を設け、受付や待合室を通らずに感染症診察室に入れるようになっています。また、待合室にはついたてや空気清浄機を設置し、2階の待合室はワクチン接種後の待機室として使用しています。当院は予約制ですので、重なることはほとんどありませんが、気になる方には呼び出しベルをお渡しして車の中で待機していただくことも可能です。熱がある場合も、まずは電話をしてから来院していただくようにしているので、他の患者さんとの接触はありません。診察後は、看護師が部屋の消毒を済ませてから次の患者さんを入れるようにしていますので、安心して診察を受けていただけるかと思います。

患者さんの安心感を大切にされているのですね。

検査前の患者さんが望むのは、「問題なかったですよ、安心ですよ」と言ってもらえることだと思っているので、入念に見て、小さな病変も見逃さないことを重視しています。時間をかけ過ぎても患者さんには負担になるので、そこは経験を生かして、患者さんが楽でなおかつ正確な検査を提供していきたいですね。内視鏡検査と内視鏡治療を混同しがちですが、クリニックで行う内視鏡検査は病気の有無を診断することが目的なので、多機能な太い内視鏡を使う必要は必ずしもありません。できるだけ負担の少ない機器を選んで、内視鏡検査のハードルを下げるのもわれわれ開業医の役割だと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

「気軽に何でも相談できる」と言っていただけるようなクリニックをめざしています。少しおなかが痛いというだけで来ていただいても全然問題ありません。安心感を与えるのも大事な治療だと思っているので、気になっていることも気兼ねなく聞ける院長でありたいです。40代を過ぎたら内視鏡検査が大事だということは知っている人も多いかと思いますが、検査が苦痛だと思っている人も多いと思います。できるだけ苦痛を感じないように検査のハードルを下げ、たくさんの人に検査を受けて病気を予防していただきたいので、お気軽にご来院ください。

Access