女性医師が肌の悩みに寄り添う
レーザーを含む多様なアプローチ
太田皮フ科クリニック
(名古屋市南区/桜本町駅)
最終更新日:2023/09/04


- 自由診療
湿疹やニキビ、アトピー性皮膚炎など幅広い皮膚の悩みに対応している「太田皮フ科クリニック」。中高年になると、しみなど美容面で悩む人も多いが、同院ではレーザーを治療をはじめとし、症状に応じてさまざまな治療法を提案している。しみのケアは多くは自費診療となるが、専門の医師がダーモスコピーを使って拡大して観察・診断すると、しみではなくあざだったり脂漏性角化症だったりすることもあり保険診療の対象になることも。「自己判断せず、専門の医師の診断を受けていただくことが大切です」と太田院長。皮膚科で診る皮膚疾患や、同院の行うレーザー治療について太田院長に教えてもらった。
(取材日2023年8月9日)
目次
あざやしみなど皮膚の状態を適切に判断し、対応。術後のスキンケアも重要
- Qこちらではどのような悩みに対応されていますか?
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A
▲患者の肌の悩みに耳を傾け、治療法を提案している
お子さん、大人に限らず、当院で多いお悩みは湿疹でしょうか。その次にはニキビ、湿疹病変の一つであるアトピー性皮膚炎などの方も来られています。しみなどのご相談も少なくなく、「子育てが一段落した」「結婚を控えている」などライフステージの変化があって受診されるケースもありますね。しみの相談は、40代以降の女性が目立ちますが最近では男性もご高齢の方もいらっしゃいます。相談されるのは紫外線がよく当たる箇所で、お顔のほか手の甲を気にされる方も。ご本人が肝斑だと思っていてもしみだったり肝斑としみが混ざっていたりすることもあります。まずは医師に相談されることをお勧めします。
- Q保険でできる治療と自費になる治療があるようですが。
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A
▲ダーモスコピー(拡大鏡)を使って診断を行う
湿疹やニキビ、アトピー性皮膚炎などは保険診療ですが、老人性色素斑やそばかす、肝斑などのしみは基本的に自費診療となります。ただ、ご自身でしみだと思われても、しみが盛り上がって脂漏性角化症になっている場合があり、そうなると液体窒素を使った保険での治療となります。また、青あざである太田母斑や異所性蒙古斑、茶あざの扁平母斑、外傷による色素沈着などもレーザー治療になりますが保険内です。あざなのか、しみなのかといった適切な診断は、専門の医師がダーモスコピー検査を行い、拡大して観察してこそできるものですので、自己判断せず皮膚科を受診していただくのが良いと思います。
- Q治療の内容について教えてください。
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A
▲やわらかいリクライニングソファーでリラックスしながらの施術
湿疹やニキビに対してはまず塗り薬を、様子を見つつ内服薬を処方します。当院では漢方薬も対応していますよ。また、レーザー治療が適応となるのは、あざやしみです。レーザーによる治療はメラニンを破壊する作用が見込めるので、原因に対する根本的なアプローチが期待できます。注意事項として、レーザー治療のダウンタイムは長く、個人差がありますが3ヵ月から半年程度が目安となります。またレーザー治療は、妊婦さんや授乳婦さんは受けることはできません。
- Qレーザー治療中や治療後に痛みなどはありますか?
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A
▲被覆材はかさぶたと一緒に剥がれるのが理想
あざやしみに対して行うレーザー照射は1ヵ所につき数十秒で、ゴムでパチンと弾く程度の痛みがあります。それでも痛みが気になるという方は、麻酔の使用も可能ですのでご相談いただければと思います。痛みも腫れも治療当日の数時間後にはひくことが多く、翌日にはあまり気にならなくなるでしょう。治療後は患部に被覆材を貼ります。被覆材はかさぶたが剥がれるまで、そのままにしておきます。目安は1週間から10日程度で、かさぶたと一緒に被覆材が取れるほうがきれいに仕上がることがめざせます。被覆材の上からお化粧をしたり日焼け止めを塗ったりすることもできます。洗顔することも可能です。
- Q施術後の注意点はどんなことでしょうか?
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A
▲保湿・紫外線防止対策を強化して過ごす
施術後、半年から1年程度は「紫外線を防ぐ」「摩擦を防ぐ」「保湿する」の3つを意識してください。乗車時やお部屋の中にも紫外線は降り注いでいますので、日焼けしないように気をつけましょう。また施術後は炎症後色素沈着が生じることもあります。色素沈着が進行しないように、マスクなどの摩擦にも注意しましょう。もちろん日々のスキンケアも重要です。通院頻度は個人差がありますが、月に1回程度を目安にしてください。「塗り薬が合わない」などお肌に違和感があればすぐに来てくださいね。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみのケア/1mm辺り1100円