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乾燥肌やアトピー性皮膚炎
子どもの肌トラブルは、まず皮膚科へ

太田皮フ科クリニック

(名古屋市南区/桜本町駅)

最終更新日:2021/12/02

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  • 保険診療

子どもの肌は大人よりも薄く、さまざまなトラブルを引き起こしやすい。特に乾燥肌やアトピー性皮膚炎、ウイルス性のイボなどは子どもがかかりやすい疾患である。こうした皮膚トラブルを市販の塗り薬で治そうとする人も少なくないが、疾患の種類や原因を見定めた上で適切に治療をしていくことが、症状を長引かせず完治に導くためにも大切だ。「太田皮フ科クリニック」の太田多美院長は、皮膚科を受診する重要性について「皮膚科疾患の中には外科的治療が必要な疾患もあります。最適な治療を選ぶためにもまずは受診を」と呼びかける。また、大きなトラブルがなくても、基本の保湿ケアについてもアドバイスが受けられることも皮膚科受診のメリットだという。繊細な子どもの肌を守るため、皮膚科を上手に利用する方法を太田院長にレクチャーしてもらった。

(取材日2021年10月28日)

子どもの肌トラブルは市販薬を使う前に、まずは皮膚科を受診して医師の診断を仰ごう

Q小児に多い皮膚疾患とは?
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▲さまざまな肌トラブルに対応するクリニック

赤ちゃんはもちろん、3歳までの子どもは非常に皮膚が薄く、周囲の環境の変化で肌のトラブルが起こりやすいものです。乾燥肌や刺激性の湿疹も出やすいです。虫刺されなどを放置しておくととびひになり、全身の広い部分で湿疹が起こることもあります。水イボや尋常性疣贅といったウイルス性のイボに悩まされるお子さんも少なくないかもしれません。アトピー性皮膚炎を心配される親御さんは多いですが、診断には少し時間がかかります。皮膚の状態を数ヵ月ほど経過観察し、症状を繰り返すようであればアトピー性皮膚炎が疑われます。処方した塗り薬で症状が治まり再発しなければ、単に乾燥肌だと考えていいでしょう。

Q乾燥肌について教えてください。
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▲待合室にはキッズルームもあり、子連れでも通いやすい

子どもの肌はバリア機能が未発達で乾燥しやすいのに加えて、昔に比べて冷暖房が効いた環境で暮らすようになり、気候の変化に対してうまく対応できないことが増えているのだと思います。肌に触れてざらざらとしていたり、白っぽく粉を吹いていたり、かゆみを感じたりする場合には、肌はすでにだいぶ乾燥しています。ぜひ近くの皮膚科を受診し、乾燥の程度に応じた薬を処方してもらいましょう。たかが乾燥肌だと高をくくってケアをせずにいると、湿疹ができやすくなったり、そのほかの皮膚トラブルを起こしやすくなったりします。特に乳幼児の場合は年間を通して保湿し、肌の潤いを保つことが重要です。

Q乾燥肌や皮膚疾患について、どのような治療やケアを行いますか?
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▲資料も用いて病状や治療の説明を行う

乳幼児から小学校中学年頃までは、水イボや尋常性疣贅といったウイルス性のイボが出やすい年齢です。治療法としては、水イボの場合はイボをつまんで、尋常性疣贅の場合は液体窒素を使って切除します。乾燥肌には保湿剤を処方しますが、クリームやローション、硬くて塗りづらければフォーム状のやわらかい塗り薬を選ぶことも可能です。さらにアトピー性皮膚炎では、塗り薬のほかに、飲み薬や注射療法などにも対応しています。皮膚疾患は、原因がわからないままに市販の薬を塗るのではなく、まずは皮膚科でどんな疾患なのかを見定めていく必要があります。外科的・内科的な選択肢の中から、症状に合った治療を進めましょう。

Qどのような時に皮膚科を受診すべきでしょうか。
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▲院長によるわかりやすい説明

目で見て異変がある時はもちろん、触ってざらついていたら、まずは皮膚科を受診してください。特に夏場は虫刺されやとびひ、あせもなど、子どもの肌トラブルが起こりやすい時期です。虫刺されは放置する人も多いでしょうが、かいたところから細菌が入り、とびひになって全身に広がることもあるので、塗り薬でかゆみを抑えることをお勧めします。アトピー性皮膚炎などの慢性疾患だけでなく、湿疹やかぶれ、ただれといった急性の症状であっても、1回の受診で済ませず、症状の経過を見ながら治療を続けましょう。皮膚疾患は見た目から経過を判断するので、医師に「これから悪化するのか、治りかけているのか」を確認してもらうことが必要です。

Q子どもの診療で心がけていることは何でしょう。
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▲悩んだらまずは医療機関に相談を

白衣を見るだけで怖がってしまうお子さんもいるので、当院では最近、白衣を着ずに診療しています。あとは、小さな子どもであっても処置について説明し、「痛いことはしないよ」とか「5秒数えるのを3回やったら終わりだから頑張ろうね」と約束をしてから治療します。それでもクリニックが苦手で診察室に入れない子もいたので、私が待合まで迎えにいったこともあります。一番大切なのは、子どもの気持ちに寄り添って、決して無理をしないこと。1回で終えられなかった処置は2回に分ければいいんです。無理強いをしてクリニックに行くことが嫌になってしまうより、頑張って治療できたら良くなった、と少しでも感じてほしいですね。

ドクターからのメッセージ

太田 多美院長

赤ちゃんは脂を分泌する皮脂腺が未熟だったり、バリア機能が未発達だったりして、肌のトラブルを起こしがちです。成長しても3歳くらいまでは皮膚も薄く、丁寧なケアが欠かせません。しかし、親御さんだけで十分なケアをするのは難しいものです。そんな時にぜひ皮膚科を利用してください。症状が悪化する前に受診し、早めの改善をめざして治療を進めます。また症状に合った治療だけでなく、普段のケアの仕方や、お肌に適した薬・保湿剤などを選択し、続けやすいかたちで親御さんをサポートしています。皮膚科も子どものかかりつけ医の一つとして考え、気軽に足を運んでほしいですね。

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