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早瀬 修平 院長の独自取材記事

はやせ希望クリニック

(名古屋市中川区/小本駅)

最終更新日:2020/04/01

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1997年開業の「はやせ希望クリニック」は、名古屋大学医学部付属病院や名古屋第一赤十字病院などで長年、心臓外科医師としての実績を積んだ早瀬修平先生が院長を務めるクリック。開業時は田園地帯だったそうだが、現在では近鉄烏森駅やあおなみ線小本駅から徒歩5分とアクセスも抜群。クリニックのコンセプトは「プチ・ホスピタル」。院内ですべてが完結するほどの設備を整え、小規模ながら患者にとっては実に心強い存在となっている。早瀬先生は、大勢のスタッフの先頭に立ち、患者のための医療に心を砕く。その早瀬先生に、専門の心臓の話から、クリニックの理念、今後の展望などを詳しく語ってもらった。(取材日2016年7月27日)

心臓血管外科のスペシャリストとして十分な経験を積む

医師をめざしたきっかけ、そして心臓血管外科を専門にした理由を教えてください。

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父が医師だったこともあり、小学校の頃には自分も医師になるものだと思っていました。なぜ心臓血管外科かというと、最初いろいろとたくさんの科を経験したのですが、心臓外科は頭から下まですべての知識が必要で、心臓だけではなく全身を考える分野です。そこに魅力を感じました。開業医となった今も、全身を診る心臓外科の経験は、大きな武器となっています。心臓外科でたくさん勉強し経験も積んできたことから、ちょっとのことでは動じません。開業医として心臓外科が専門で良かったと思っています。

勤務医時代のことを聞かせてください。

私は心臓外科の医師として、名古屋大学大学院で博士号をとりましたが、そもそも心臓というのは単純臓器で、上手に手術をすればすぐに良くなりますが、下手にするとすぐに止まるということで、とにかく上手にやる必要性を実感していました。当時の名古屋大学は、まだまだ心臓の冠動脈バイパス手術の症例が少なかったので、アメリカで学ぶことにしたのです。それが、ミネソタにある世界的にも知られる「メイヨー・クリニック」です。ここで本当に勉強をしました。勉強嫌いが勉強が好きになったくらい。先生方のスキルもすごくて、そこで学んだことを日本に持って帰り、名古屋でもたくさん手術ができるようになったんです。我ながら、この分野に関して底上げをしたという自負があります。

名古屋第一赤十字病院でも10年以上勤務されていますね。

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名古屋第一赤十字病院でも、たくさん手術をしました。当時は冠動脈バイパス手術の症例が少なかったため、いろいろな病院から患者さんを送っていただき、多くの方の手術をしました。送ってもらった患者さんは、責任をもってきちんと治療してお返し、それで信用をいただいて、次々と連携が取れるようになりました。今では、同院のバイパス手術の症例は全国的に見てもかなり多いはずです。今も、同院には優秀な先生が入っています。

開業医として、総合病院なみの医療の提供をめざす

クリニックのコンセプトを教えてください。

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開業に当たってのコンセプトは「プチ・ホスピタル」です。つまり、当院はクリニック(診療所)ですが、ホスピタル(20床以上の入院施設を持つ医療機関)と同じレベルの医療を提供するということ。ですから、手術室こそないですが、CTやエコー、内視鏡などの設備を開業当時からそろえていますし、大概のことはここで完結できるようになっています。エントランスには当院の理念を掲げていますから、見ていただきたいですね。全人的医療、知る権利の尊重、自己決定権の尊重、平等な医療、最善の医療、プライバシーの尊重、医療機関等の連携、生涯研修の8項目。当院では現在20名のスタッフがいますが、これを常に語り、それぞれ励んでいます。

診療内容について教えてください。

診療科目は内科(糖尿病、高血圧、脂質異常症)、外科、循環器科(心臓特別外来)、呼吸器科、胃腸科、リハビリテーション科です。当院はお子さんから高齢の方まで、3世代のファミリー層が来院されますが、中でも糖尿病や高血圧などの生活習慣病の患者さんは多いです。当院の糖尿病患者は状態をかなりコントロールできていると思います。具体的には、患者さんの82%が、ヘモグロビンA1cは7.0未満。通常は60%くらいだと思いますから、当院の82%というのは、かなり良い数字だと思います。これは、早い段階で糖尿病を見つけて処置をしているからなんです。糖尿病療養指導士がきちんとサポートしていますし、高血圧については、私の専門分野の一つですから、薬の使い方一つをとっても、いろいろな工夫があるんです。

エイジングケアについても、力を入れていらっしゃるようですね。

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エイジングケアというのは、「究極の予防医学」だと思っています。当院ではエイジングケアの検診コースというのを行っておりまして、病気になる前から、自分の体の弱点や老化度を判断し、予防方法を提案するための検査をしているのです。同じ検査でも、病気の早期発見・治療のための人間ドックとは、目的が違うものですね。もちろん、検査の結果に基づいて、当院では食生活や運動療法、サプリメントなどの指導や治療を行います。それで、病気にならずにすむようにするのです。ホスピタルに行かせないというのが目標。当院、つまりクリニックでの健康管理ですむように、患者さんをケアしていきます。これは、できれば40代くらいから受けていただけるといいですね。

患者のニーズを一番に、身近な医療に取り組む

診療に関して、心がけていることはどのようなことですか?

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「The needs of the patient come first.」 患者さんのニーズが第一ということです。これは、私が勉強したメイヨークリニックの基本理念です。これが元にあって、患者さんのニーズに応える、なんでもできるクリニックをめざしたのです。最先端ではなくても、患者にとって最も安全で益のある治療は何かを常に考えて実践すること。具体的には、他科との連携、他の領域のスペシャリストの意見を簡単に聞くことも必要だと考えています。ですから、他科に医師の友達を持たなくてはいけませんね。幸い、私はいつも良い医師と仲良くしています。

クリニックの他にも、関連施設がありますね。

当院では往診も行っているのですが、その際、訪問看護で入浴等の問題を抱える人の話がスタッフからでてきて、それで作ったのが、デイサービスセンターです。当院と連携していますから、看護師が常駐していて万全の医療サポートをしています。デイサービスというと、ビルの1フロアを使ってオープンしているようなところも多いと思いますが、当院のは専用に建設した建物。手すりやスロープの付いた大きな浴場もありますし、オープンキッチンもあって、食事はカフェテリア方式です。また、それに関連して、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所も設立しました。スタッフの総勢は30人ほどです。

最後に、今後の展望を聞かせてください。

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クリニックは来年で開業20周年になります。規模はこれ以上拡大する予定はありません。きちんと理念を理解し、実行してもらうためには、このくらいのスタッフ数が、私の目の届く限界だと思っていますので。診療に関しては、特にニーズの高い生活習慣病に関してしっかりやっていくつもりです。加えて、専門である心臓に関する特別外来などもあって、心臓の老化である心房細動や私が手術した心臓疾患の術後ケアなども続けていきます。また、介護関係に関しては、今後は訪問看護や居宅介護の方をより充実させる方向で考えています。現在のスタッフはクリニックと介護関係を含めて総勢50名。みんなで医療の底上げができればいいなと思っています。

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