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蒲澤 ゆき 院長の独自取材記事

ごきそ皮フ科クリニック

(名古屋市昭和区/御器所駅)

最終更新日:2020/04/01

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エイジングケアやニキビ治療、育毛など、美容に関する相談・治療も力を入れている「ごきそ皮フ科クリニック」。年々、一般的な皮膚科治療以外に美容的な治療を求める患者が多くなっていることから、多くの機器を導入し、広く美容的な治療も行うようになったという。院長の蒲澤ゆき先生は「いつまでもきれいで、自分のことが大好きでいられるように」 と、日々患者の切実な悩みに向き合っている。「皮膚科は、家事や子育てといった日常の経験の積み重ねが全部生かされるのが面白い」と蒲澤院長は感じているそうだ。荒れた肌がきれいになったり、かゆみが治まったりして、患者が喜ぶ顔を見るのが何よりの喜びと語る蒲澤院長に、肌を健やかに保つ日常的なケアの方法や、理想の医師像など、たっぷりと聞いた。
(取材日2017年2月15日)

日常生活の経験の積み重ねが、すべて治療に生きてくる

開業の経緯を教えてください。

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上の娘が小学校に上がるのを契機に開業したほうがいいかなと思ったんですが、それは研究者の道より、開業のほうが自分に合っているんじゃないかと考えたからです。開業してからは、自分では「主婦としての自分」を一番に置いていたつもりだったんですが、おかげさまで忙しくなり、仕事が面白くなってしまって(笑)。でも、いつも自分の立ち位置は見失わないように仕事をしてきたつもりです。開業したときには想像もできませんでしたが、赤ちゃんだったときに診た患者さんが、大人になって子どもを連れて来院するという場面にも出会うようになりました。多くの人に支えられ、この仕事を長く続けてこられたことを心から感謝しています。

クリニックの中でこだわったところは何ですか?

私の部屋をクリニックの中央に作ったことですね。どの場所へも最短距離で行けるよう、中央に設計してもらいました。とても便利です。それから、処置室や洗面台がたくさんあることでしょうか。現在のビルに引っ越してくる前は、ずいぶん狭かったんです。患者さんが使いやすく、居心地がいいことが大切ですね。それから当クリニックでは、私が初診から途中経過、最後まで、すべてトータルで診ています。

皮膚科の医師になって、やりがいを感じることはありますか?

やはり病気の原因がわかって、治療した患者さんが治っていくというところですね。どうしてこうなったんだろう? 何がいけないんだろう? そうやって原因を探していくのが好きなんです。治れば患者さんに喜んでもらえて、お互いにうれしいですよね。ちょっとした手荒れや湿疹も、日常の小さな心がけでよくなったりするんですよ。それが面白いです。そして、そういうことを患者さんに教えてあげられるのがうれしいんです。結婚して赤ちゃんを育てて、オムツかぶれから何からいろいろ経験してきているので、実体験として患者さんにお話したり寄り添ったりできますよね。家事や育児、そういった日常の経験の積み重ねが、すごく治療に生かせるのが皮膚科ではないかと思います。とてもやりがいがありますよ。

薬を塗る前の、基本的な肌ケアも大切に

肌の悩みのある方に、気をつけてほしいことはありますか?

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よく、化粧品でも何でも「ずっと使っているものだから大丈夫」、そう言う方がいます。でも、それが実は危なかったりするんです。自分では「これはいい」と、そう思い込んでいるから気づかないだけで、むしろアレルギーの場合などは、ずっと使い続けているものを疑ってみる必要があるんです。最近使い始めたものが原因だとか、そういった自己判断はしないほうがいいですね。また赤ちゃんのオムツかぶれなどでも、とにかく薬を塗ることばかり考えている方がいますが、そうではなくて、毎回、かぶれたところをちょっとぬるま湯で流してあげるとか、「まず清潔にする」ということの方が先だったりします。お風呂場まで行かなくても、洗面器にぬるま湯を入れておけば簡単に赤ちゃんのお尻くらいお手入れできます。薬を塗る以前の肌ケアを大切にして欲しいですね。

美肌のために、日常の行動で意識した方がいいことがあれば教えてください。

日常的なお手入れが間違っているために肌に逆効果になっている、そういうことが結構あるように感じています。患者さんがお顔の治療を終えてお化粧しているところを見たら、顔にトントンパタパタ、音を立てて何かをやっているんですよ。「そんなに力を入れてやるから黒ずむのよ~!」と言うんですけどね(笑)。指先のささくれがひどい場合は、湿った洗濯物を干したり、乾いたものを取り入れたり、そういうことでささくれるので、手袋をするといいんですよ。干す、取り入れる、たたむ、全部手袋をしてやるんです。そういった知恵を患者さんに伝えられるのは楽しいですね。

患者さんを診る中で、最近気になっていることはありますか?

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今は、「洗い過ぎている人」が多いと感じています。例えばボディーソープを使い過ぎているとか。あまり神経質に洗い過ぎない方がいいですね。それからあざなども、機器によっては取れる場合もありますので、困っていることは、諦めないでどんどん相談していただきたいですね。また、肌に黒いものができたら、悪性かどうかだけでも確認してほしいと思います。患部がちょっと大きくなった、盛り上がってきたなど異変があったとき、大きくて色が濃い場合などは、皮膚科を受診することをお勧めします。あと、いぼには移ったり増えたりするものがあります。お子さんがよくプールでもらってくる水いぼも移るので、できれば治療したほうがいいと思いますよ。

他人の尺度で測れない当人の苦しみに思いを寄せる

スタッフにはどのような指導を行っていますか。

患者さん第一である事は伝えています。患者さんの状態を良く診て、その時に患者さんにとって最適な治療を提供できるように、一緒に考えて治療を行っています。「患者さんにとって一番いい環境」を第一に考えてやってきたら、スタッフにとっても働きやすい職場になったようで、うちのスタッフは平均して7、8年、長い人で20年くらい勤めてくれているんですよ。有り難いですね。

患者さんに対して、特に心がけていることがあれば教えてください。

患者さんがいらっしゃったときに、症状の背景にあるものは何か、そこまでくみ取ってあげられたらいいなと思っています。例えばかゆいということの背景に、ストレスが隠れていることもあるんですよ。また美容に関して言えば、皆さん「若くなりたい、元気そうに見えたい」ということで来られるんです。それで「このしみを取りたい」など言われるんですが、私から診ると「そのしみよりも、こっちのほうが気になるんじゃない?」ということがあります。「元気そうに見せたいならこうしたほうがいいですよ。決まった予算ならこっちをしたほうが価値があると思います」と、経験に基づいてご提案したりもします。お肌の状態が整わない方は、一度ご相談ください。

先生の考える「理想の医師像」を教えてください。

医者の原点は、「困っている人を助けること」だと思います。人の苦しみというのは、他人の尺度では計り知れないものがありますね。しみ一つとっても、他人からすれば「何でそんなことで苦しんでるの?」と、大した問題じゃないと思うかもしれません。でも、当人にとっては人に会うのも嫌になったりする大問題です。今、目の前にいる患者さんの苦しみを取り去ってあげることに力を尽くすのが、医師本来の姿ではないでしょうか。年配の患者さんで、ご主人が亡くなって元気がなくなってしまった方がいました。でも、「ここにだけは通って来る気持ちになる」と、楽しみにしてくださって。本当に女性は美容で自信を取り戻すことができるし、元気が出るんですね。これからも、患者さんの笑顔のため、できる限りのお手伝いをさせていただきたいと思います。

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