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高血圧症のリスクとは?
循環器専門のクリニックで検査・治療を

吉田内科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2025/04/15

吉田内科 高血圧症のリスクとは? 循環器専門のクリニックで検査・治療を 吉田内科 高血圧症のリスクとは? 循環器専門のクリニックで検査・治療を
  • 保険診療

生活習慣病の一つである高血圧症。多くの人にとって身近な病気だが、自覚症状に乏しいため、知らないうちに進行し、合併症を引き起こす危険性を秘めている。時には脳卒中や心臓病など命に関わる病気の原因にもなり得る高血圧症は、早期発見・早期治療が何よりも重要だ。高血圧症の要因はさまざまで、中にはほかの病気が隠れている場合もある。そのため、高血圧の相談は、適切な検査と診断が受けられる医療機関を選ぶことが大切。生活習慣病の診療経験が豊富な「吉田内科」では、循環器が専門の吉田修院長による問診のもと、精密な検査を実施し、個々の患者に合わせた治療と生活習慣改善のアドバイスをしている。今回は血管と心臓の専門家である吉田先生に、高血圧症のリスクや治療法などについて詳しく聞いた。

(取材日2025年3月24日)

自覚症状が少ない高血圧症。不安があれば迷わず受診を

Q高血圧症とはどのような状態を指しますか?
A
吉田内科 日本循環器学会循環器専門医の吉田院長

▲日本循環器学会循環器専門医の吉田院長

安静にしている状態でも、慢性的に血圧が基準値より高い状態をいいます。血圧は心臓が全身に血液を送り出す際の血管内の圧力で、生きていく上で必要不可欠なものです。ただし、血圧が高すぎる状態が続くと、体に大きな負担がかかってしまいます。日本のガイドラインでは、診察室で測る血圧が収縮期140/拡張期90mmHg以上、家庭で測る血圧が収縮期135/拡張期85mmHg以上の場合が高血圧症です。収縮期血圧または拡張期血圧のどちらかが基準値を超えている場合でも高血圧症と診断されます。原因はさまざまで年齢や体質が要因となる高血圧症は本態性高血圧症、ほかの病気の影響による高血圧症は二次性高血圧症といいます。

Q高血圧症の具体的なリスクは?
A
吉田内科 高血圧症は、命に関わる病気の原因にもなり得る

▲高血圧症は、命に関わる病気の原因にもなり得る

高血圧の状態を放置すると、さまざまな病気のリスクが高まります。特に、脳梗塞や脳出血などの脳卒中、心筋梗塞や心不全などの心臓病といった血管系の病気が代表的です。そのほか、腎臓病や全身の動脈硬化の進行、さらには認知症のリスクも高まるといわれています。高血圧は、これらの病気を引き起こす要因となるため、早期発見と適切な対策が必要です。

Q高血圧症の症状はどのようなものですか?
A
吉田内科 定期的に血圧を測定することが大切

▲定期的に血圧を測定することが大切

高血圧は、頭痛やめまいといった症状が出る方もいますが、まったく症状がない方も多いです。そのため、高血圧を早期に発見するためには、定期的に血圧を測定することが大切です。年に1回の健康診断で、血圧を測定する機会がある人は多いと思います。そのほか、薬局やスポーツセンターに設置されている血圧計を利用するのもいいですね。家庭用の血圧計で測るのもお勧めです。家庭で血圧を測る際にはいくつかのコツがあり、朝食前に、椅子に座って1〜2分安静にした状態で、心臓と同じ高さで血圧を測ることが推奨されています。血圧は常に一定というわけではないので、一度の測定結果で一喜一憂せず、定期的にチェックするようにしましょう。

Q高血圧症の治療について教えてください。
A
吉田内科 患者それぞれに合わせた治療や生活習慣改善のアドバイスを行う

▲患者それぞれに合わせた治療や生活習慣改善のアドバイスを行う

高血圧症の治療の基本は、まずは生活習慣の改善です。具体的には、塩分を控えた食事、適度な運動、適正体重の維持、節酒、禁煙などが挙げられます。これらの改善に取り組んでも血圧が十分に下がらない場合は、内服薬による薬物療法が行われることが一般的です。当院で高血圧の相談があった際は、ほかの病気が隠れていないかを調べるため、問診を丁寧に行い、必要に応じて血液検査、超音波検査、24時間心電図、睡眠時無呼吸症候群の検査などを実施します。検査結果をもとに、個々の状態に適した治療につなげていきます。

Q通院頻度はどのくらいになりますか?
A
吉田内科 早期発見・早期治療が重要。気になることがあれば医師に相談を

▲早期発見・早期治療が重要。気になることがあれば医師に相談を

通院頻度は、患者さんの状態によって異なります。高血圧症の治療を開始したばかりの方や、血圧コントロールが不安定な方は、週1回や2週間に1回など、こまめな通院と経過観察が推奨されます。また、季節による血圧変動も考慮が必要です。例えば、夏は脱水などの影響で血圧が急に下がることもあるので、その場合は一時的に通院頻度を増やすこともあります。一年を通して血圧のコントロールができるようであれば、月1回程度の通院が一般的でしょう。高血圧症の治療で一番大切なのは、治療を中断しないことです。ご自身のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で通院ができるように、医師と相談しながら通院頻度を決めていきましょう。

ドクターからのメッセージ

吉田 修院長

高血圧症は自覚症状がないまま進行することが多く、気づいた時には重大な病気を引き起こしていることも少なくありません。まずはご自身の血圧を知ることが大切です。ただし、血圧の計り方にはコツがあるので、自宅での測定結果に不安がある方は、病院やクリニックで確認してもらうと良いでしょう。高血圧症は早期発見・早期治療が重要です。少しでも気になることがあれば、放置しないでほしいですね。当院では、まずじっくりと問診を行い、一人ひとりに合った治療法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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