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山田 努 院長の独自取材記事

糖尿病・甲状腺 やまだ内科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2026/06/15

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科 main

栄駅5番出口から徒歩1分。交通至便なビルの5階に位置するのは、「糖尿病・甲状腺 やまだ内科」だ。この場所で長年、診療を行ってきた恒川内科を2026年4月に継承し、同院を開業したのは山田努院長。国立名古屋病院(現・名古屋医療センター)をはじめとする総合病院での勤務経験を生かし、専門である糖尿病、内分泌疾患の治療を行う。日本内科学会総合内科専門医の資格も有する山田院長は高血圧症、脂質異常症など、内科一般の診療にも対応。原因不明の体調不良を抱えていたり、健康診査で異常を指摘されたりした患者も受け入れる。そんな山田院長に、開業の経緯やクリニックの特徴、医師としての心がけなどについて、話を聞いた。

(取材日2026年6月4日)

30以上のクリニックが同居する医療ビル内で開業

この場所は以前、別のクリニックだったそうですね。

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科1

40年以上の歴史があった「恒川内科」を継承させていただき開業しました。私自身、院長の恒川誠先生や先生の息子さんとも面識があり、後継者を探していらっしゃる中でお声がけいただき、開業に至りました。もともと私は、研修医の頃から通算で20年以上、名古屋医療センターに勤めていて、積極的に開業をめざしていたわけではなかったので、お声がけいただいたことが開業の大きなきっかけとなりました。それに、この場所は診療する上でとても恵まれた環境なんですね。「エスエル医療グループ」として同じビル内に35のクリニックがあり、相互に連携しています。勤務医時代を振り返っても、外来で患者さんとお話しすることにやりがいを感じていたので、開業後も診療を通して皆さんの健康づくりに一役買えたら、という思いもありました。

1つのビルに35ものクリニックが入っているのですね。

さまざまな診療科のクリニックがあります。各クリニックは独立しているものの、病院の各診療科のような感じで、互いに連携を取りながら診療を行うことができます。先生方とは顔が見える関係なので紹介もスムーズで、私の年齢でも下から数えたほうが早いくらい、ベテランの先生がそろっています。その一員であることは、当院の大きな強みです。中でもよく連携させていただいているのが、眼科です。グループ内には2つの眼科がありますが、どちらのクリニックともお手紙のやりとりをしたり、検査結果を共有したりしています。当院には糖尿病患者さんが多く来られますので、網膜症の確認などは欠かせません。また、例えば肝機能が悪ければ消化器内科の先生と、腎機能が悪ければ腎臓内科の先生と連携して診療します。

どのような患者さんがいらっしゃっていますか?

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科2

名古屋医療センター時代の患者さんが、開業直後から数多く来てくださり、ありがたく思っています。恒川先生の患者さんも引き継いでいますし、エスエル医療グループ内の他院に通院されている方の中で、糖尿病や甲状腺疾患の疑いがあり、当院へご紹介いただくケースもあります。ほかには、当院のホームページをご覧になって新規で来院される患者さんもいますし、少しずつ当院が認知されてきているのだと感じています。栄という立地上、近隣にお住まいの方だけではなく、職場がこの近辺にあって休憩中に来院される患者さんもいます。男女比は半々で、年齢層は下は20代から、上は100歳代の方まで幅広いです。糖尿病や甲状腺疾患の患者さんが多くを占めますが、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)や風邪、発熱などの一般内科の診療も行っています。

専門用語は極力使わず、わかりやすい説明を心がける

設備面やスタッフ体制についても教えてください。

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科3

継承にあたり、壁紙や床は新しく張り替えました。デスクも新しくして、全体的に白を基調とした明るいイメージに仕上げました。医療機器は、エコーと心電図を導入し、診察室ですぐに検査ができる体制が整っています。糖尿病患者さんには、ヘモグロビンA1cを測定できる機器も備えています。また、紙のカルテから電子カルテに切り替えました。スタッフは、看護師と事務員がそれぞれ2人ずつ在籍しています。そのうちの看護師と事務員1人ずつは、恒川内科から継続して勤務してもらっています。もう1人の看護師は、名古屋医療センター時代の同僚で、糖尿病に専門性を持つベテランです。事務のもう1人についても、エスエル医療グループ内での勤務経験があり、このビルのことを熟知しています。4人とも安心して任せられる存在です。

院内に流れるクラシック音楽に癒やされます。

実は待合室に飾ってある絵画も、有名な音楽家によって描かれたものです。私自身、クラシック音楽が好きで、フルートで中学から大学時代までオーケストラに所属し、社会人になってからも演奏を続けています。勤務医時代には同僚の先生と一緒にロビーコンサートを開いたこともありました。今は開業直後でなかなか演奏する時間が取れていないですが、エスエル医療グループ内にも楽器を演奏される先生がいらっしゃるので、いつかご一緒できたら良いな、と思っています。

患者さんと接する上での心がけはありますか?

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科4

こちらが説明をして、患者さんから「はい」と返事が返ってきたとしても、実はあまり理解されていない、ということもありがちです。特にご高齢の方の場合は言葉選びや話し方を変えてみたり、本人だけでなく、付き添いのご家族ともコミュニケーションを積極的に取ったりすることによって、患者さんの理解につながるように努めています。専門用語はできるだけ使わずにかみ砕いてお話ししたり、模型を用いたり、紙に絵を描いて説明することも心がけています。患者さんとなるべく早めに打ち解けて、円滑なコミュニケーションが取れる関係性を築けると良いな、と思っています。

糖尿病と甲状腺の専門性を生かし、患者の健康を見守る

糖尿病と内分泌代謝科、総合内科が専門でいらっしゃいますね。ご専門を決めたきっかけは?

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科5

医学部卒業後、研修医時代にさまざまな科を見て回る中で糖尿病内科を経験しました。治療は投薬が中心で派手さはないけれど、合併症を通じて全身の病気を見つけたり、管理する科であることに魅力を感じたんですね。当時の上司の先生である栄かとうクリニックの加藤泰久先生は、とても面倒見の良い方で、さまざまなことを教えていただき、そのお人柄に憧れて科を決めたところもあります。偶然なのですが、開業したこの場所は先生が院長を務めるクリニックの隣なんです。まさか隣で開業するとは思ってもいなかったので、ご縁を感じますし、私の開業にあたってもいろいろアドレスいただくなど、大変お世話になっています。

すてきなご縁ですね。勤務医時代のご経験についても伺えますか?

糖尿病の患者さんを主に診ていましたが、総合病院ですので心臓疾患があったり、透析をしていらっしゃったりといった合併症を抱えた重症の方が中心でした。中には、足を切断されている方もいました。入院中から退院後の外来までの長い期間、1人の患者さんを診ることも多かったですね。重症の症例や、珍しい内分泌疾患のような病院でも何年かに1度しか経験できない疾患を診てきたことで、日常の診療の中で、そのような疾患が隠れているのかもしれない、という視点に立って診療にあたれています。経験が今に生きていると感じますね。

読者へのメッセージと今後に向けての意気込みをお願いします。

山田努院長 糖尿病・甲状腺 やまだ内科6

例えば糖尿病では、自覚症状が出た頃にはかなり病気が進行していることもありますので、そうなる前に健康診断などを活用して、定期的にご自身の健康状態をチェックしていただきたいですね。そして異常が見つかったら、放置せず専門の医師にきちんと診てもらってください。甲状腺に関しては、調べてみないとわからないことも多いですので、体調不良を感じたらまずは診察を受けてもらいたいです。私自身は高血圧など日常的な症状にも対応できる、かかりつけ医としての要素も大切にしながら、糖尿病と甲状腺の専門性を今後さらに生かしていけたらと考えています。このビルには数多くのクリニックがありますので、各専門の先生方と連携を取りながら、患者さんの全身に目を配って診療にあたっていきたいですね。ぜひ気軽にお立ち寄りください。