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医療法人 大曽根外科

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志津直行先生

医療トピックス

早く気づいて早めに対策
骨粗しょう症予防のためにまずは検査を

医療法人 大曽根外科

保険診療

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近年、骨粗しょう症については、メディアや雑誌で取り上げられる機会も多い。特に更年期前後の女性にとっては、気になる疾患だろう。何か対策をする必要があるのだろうかと漠然と思っても、痛みや不自由を直接感じにくいため、自分が骨粗しょう症になっていることに気づく人は少なく、対策を立てている人もあまりいないのが現状だという。「大曽根外科」の志津直行先生は、骨粗しょう症の予防に注力し、年齢を重ねても生き生きと生活するためには、早めにケアをすることが必要と話す。放置しておくと、骨密度がどんどん下がり、それが誘因で骨折したり、ひどい時は背骨の圧迫骨折を起こしたりすることもあるという骨粗しょう症。予防のためにはどんな対策を取ったら良いのか、じっくりと話を聞いた。(取材日2019年6月10日)

自分では気づきにくい骨密度低下。早めの検査と早めのケアで骨粗しょう症の予防を

骨粗しょう症というのは、どういった病気なのでしょうか?

1 ▲脊椎を専門とする志津先生 骨は本来中身がしっかり詰まっているんですが、それがすかすかになってしまい密度が減り弱くなってしまっている状態です。病気というよりは、年齢とともに誰でも起こるものです。加齢が原因の1つなので、男性がならないわけではないですが、圧倒的に女性のほうがなりやすいですね。骨密度は、閉経が近くなる頃から急激に下がっていくことが多いのです。皮膚のターンオーバーというのを聞いたことがあると思いますが、骨も一緒で新陳代謝をしています。それが女性ホルモンと大きく関わっているため、更年期の頃に女性ホルモンが減っていくことで、一気に症状が進むことにつながるんですね。

骨粗しょう症になると、どのようなデメリットがありますか?

2 ▲模型やデータを用いてわかりやすい説明をしてくれる 転んだ時に骨折しやすくなります。ひどくなると、自分では知らないうちに背骨の圧迫骨折を起こしてしまいます。骨がもろくなっているので、自分の体重だけで骨が圧迫されつぶれてしまい骨折につながるんですね。そうすると腰も曲がってしまいます。わかりやすい例えとして、荷物がいっぱいに詰まった段ボールは重ねてもつぶれませんが、荷物が少ない段ボールを重ねると少し押すだけでも変形してつぶれてしまいますよね。背骨がその状態になっているわけです。腰が曲がってしまうことで、見た目を気にされて外出を控え、社会との距離ができてしまう方もいらっしゃいます。また骨折を気にしすぎて、運動をしなくなるなど悪循環に陥りやすいです。

骨粗しょう症になりやすい人はどんな人なんでしょうか?

3 ▲誰でもなる可能性があるからこそ、日頃の予防が大切 骨粗しょう症は年齢とともに誰でもなる可能性がありますが、特に閉経後の女性は骨密度が急激に減ることが多いです。65歳以上の女性の2人に1人は骨粗しょう症とも言われています。また、栄養がしっかり取れていない人はなりやすいので、20代でも、過度なダイエットをしている人は注意が必要ですね。それから、皆さんもご存知のように骨を作るにはカルシウム摂取が大切なので、カルシウム不足の人も気をつけましょう。また、骨の新陳代謝を促すにはビタミンKが必要になります。当院では、どのような食品にカルシウムやビタミンKが入っているのかを、わかりやすく図にしたパンフレットなどもお渡ししていますので参考にしてください。

検査はどのように行うのでしょうか?

4 ▲自分の骨密度を定期的に検査し、知っておくことが大切 当院ではDEXA法を用い、手首の骨で測っています。微量のエックス線を当てその吸収率で測り、日本人の若い成人の方の骨密度の平均値と比べて診断していきます。当院では予約も必要ないですし、痛みも心配ない検査ですので、安心して受けてもらえると思いますよ。骨密度の検査方法はいろいろあり、クリニックによっては、かかとで超音波を使って測る場合もあると思いますが、検査方法が違うと値も違ってきます。大切なのは経時的変化を見ていくことなので、同じ機械で継続的に測るのが良いですね。骨粗しょう症と診断されれば、血液検査を行い、骨を作る細胞と骨を壊す細胞がどれだけ働いているか、骨の新陳代謝も調べます。

骨粗しょう症の治療と予防について教えてください。

5 ▲食事や運動などの知識を教えてもらいに来院するのが理想 治療の主な方法は飲み薬になります。ビタミンDが骨の新陳代謝を促すので、それを配合した薬を服用してもらいます。それから、最初にお話ししたように女性ホルモンの影響を非常に受けるので、女性ホルモンの中でも骨の新陳代謝に特化した薬も処方します。薬を飲むことで骨密度の低下をとどまらせることをめざせます。また、最近では注射による副甲状腺ホルモン治療も行っています。それから、骨というのは刺激をしないと痩せてしまうので、運動も大事ですね。カルシウムの吸収を助けるビタミンDを作るためには日光に当たることも必要です。日に当たりながら散歩をするのはとても良いですよ。

ドクターからのメッセージ

志津 直行先生

骨粗しょう症はサインがほとんど出ないので自分ではなかなかわからず、骨折などによって初めて気づく人が多いです。女性の宿命として、閉経した頃からこういうリスクが高まるので、まずは検査をしてほしいですね。骨密度検査は、痛みもなく2、3分で終わるので、ご相談ください。もし、検査で骨密度が低いことがわかっても、そこから投薬などの治療を始めることで、骨密度の減少を抑えることをめざせます。カルシウムやビタミンKを多く含む食品を取ること、日に当たりながら運動することも並行して行いましょう。早めに気づいて早めにケアをしていくことが、健康で生き生きと美しく暮らすことにつながっていくと思います。

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