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日比 達也 院長の独自取材記事

日比耳鼻咽喉科

(名古屋市東区/茶屋ヶ坂駅)

最終更新日:2019/08/28

20190612 bana

名古屋市営地下鉄名城線の茶屋ヶ坂駅を出て徒歩5分の場所にある「日比耳鼻咽喉科」。若草色とブラウンでまとめられたかわいらしい外観と院内は、森の中のような温かみに包まれている。院長を務めるのは日比達也先生。大学病院などでさまざまな耳鼻咽喉科疾患の経験を積んできた先生だ。クリニック内に置かれたいくつもの木のおもちゃや使いやすそうな棚、台など、「売っていないものは自分で作ります」と楽しそうに語る日比院長の手作りだ。温かで優しい人柄がにじみ出る日比院長に、治療や設備へのこだわり、そして今後の展望について話を聞いた。
(取材日2019年5月16日)

手先の器用さを生かし、父の後を継いで開業

耳鼻科の医師をめざしたきっかけを教えてください。

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父が耳鼻科の医師だったことが一番大きいですね。また、自分自身が扁桃炎を繰り返しており、幼い頃から耳鼻科になじみがあったのも理由の1つです。子どもの頃はちょっと無理をするとすぐに熱が出てしまったのですが、中学生の頃は喉を腫らして熱を出しながらも頑張って通い続け、皆勤賞を取りましたね(笑)。医学部に入ってからは手先の器用さを生かして細かな技術が評価されるところで働きたいと思い、耳鼻科や眼科をめざそうと思うようになりました。最終的には父に「眼科をやるなら耳鼻科をやってほしい」と言われたのが、耳鼻科に決めるきっかけとなりました。

お父さまの影響で耳鼻科の医師になられたのですね。

そうですね。父は千種区千代ヶ丘で40年近く耳鼻科を開院していました。しかし父の年齢もあり「後を継ぐのか、勤務医を続けるのか選択の潮時だ」と言われ、新しいことにもチャレンジしたいなと思い父の後を継ぐことにしました。5年前にもともと父が診療をしていた場所を引き継ぎ、開業しました。その後、発展性を考えると手狭になり、移転を考えている時に出合ったのが現在の場所です。以前のクリニックからも近いため患者さんにも通ってもらいやすい場所でもあるということで2017年8月にクリニックを移転しました。

クリニックの外観やデザインには随分とこだわりが感じられます。

やわらかく、ナチュラルでぬくもりのあるデザイン、森のクマさんのようなイメージです。子どもの患者さんも多いのでキッズルームにもこだわりました。最近はテレビが置いてあるクリニックも多いのですが、僕はなるべくお母さんがお子さんに絵本を読み聞かせしてほしいなと思い、キッズルームを作ったんです。また、物を作るのが好きなので、手作りの木のおもちゃなども置いて楽しんでいただいていますし、誤飲などの危険が少ない物を選んでいます。ただ、開院してから様子を見ていると、テレビも必要かなと思うようになり、キッズルームの端のほうにテレビを置いています。

物を作るのが得意なのですね。

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そうですね。昔から手先が器用であるのと、木のぬくもりに魅力を感じて今でもクリニックに通ってくださるお子さまにも喜んでいただこうと木のおもちゃ作りをしています。完全に趣味の一つでもありますね。もともと、おもちゃを作る前から自分の子ども用に机や椅子を作っていたので道具はそろっていましたし、ある程度技術もあったのでそれをおもちゃに転用した感じですね。今後はパズルをもっと増やしていきたいなと思っています。ちなみに棚や台、内視鏡フォルダーなども自分で作りました。物がピッタリ入るようにこだわっています。木工以外だと僕が使っているパソコンも自作です(笑)。

持っている知識を困っている人に役立てるのが使命

患者の年齢層やどんな方が来院するかを教えてください。

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0歳から5歳くらいの小さなお子さんと高齢の方が特によく来院されます。来院される方の多くの主訴は咳や鼻水などの風邪の症状、そして花粉症です。最近は子どもの頃から鼓膜に穴が開いているような中耳炎の患者さんは減っている印象ですね。患者さんは基本的には近隣の方が多いです。しかし新しくできたマンションに住む方、もともとこの地域に住んでいる方、更に日本語の堪能な外国の方など地域住民といってもさまざまです。

勤務医時代と患者の層や関わり方、先生自身の働き方は変わりましたか?

まったく違います。勤務医時代は中耳手術の技術力を磨くことばかり考えていました。また、勤務医時代は耳鼻科の医師は3人と非常に少なく人手不足で苦労しました。患者さんに関しては一度診察して終わりということも多かったです。開業後は先ほど言った風邪のような症状で来院される方が多く、赤ちゃんの頃からずっと来院してくれるお子さん、父の開業時代から何十年も通ってくださる方も多いのでその分つながりが深いですね。クリニックは自分の技術だけでなく、スタッフの採用や育成にも関わっていかなければいけません。患者さんとのコミュニケーションをとりながら心地良いクリニックづくりも大きく意識しています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

「信頼されるクリニック」をモットーとしています。そのために医学的な知識をしっかり勉強して患者さんにも説明し、一緒に治療に参加してもらえるよう努力しています。また、患者さんは何か痛い、苦しいなどの悩みがあって来院されますので、クリニックはどうしても負のイメージになりがちなのですが、少しでもプラスになることがあればいいなと思っています。ここに来て良かった、救われたと思ってもらえるよう、「ここのスタッフは明るくて良いね」と言ってもらえるようにスタッフにも話しています。

特に、症状を和らげることに重きを置いているそうですね。

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はい。薬を処方することについては、どの耳鼻咽喉科でも同じかと思います。そのためプラスアルファの処置で患者さんの症状が少しでも楽になれるようにと考えています。しかし残念なことに、忙しくてこまめに通うことのできない患者さんが多いです。つらい症状を和らげていくような処置については、できれば毎日来ていただいてケアをしていきたいので、定期的に通えない方には結局、薬による治療が多くなってしまうのも現実です。また、最近はアレルギーのお子さんも増えていますので、アレルギーを根本から治療していく取り組みにも力を入れています。更に当院では、めまいの治療も行っています。せっかく技術や知識があるので困っている人のためにそれを役立てるのが使命だと思い、さまざまな処置や治療を行っています。

来て良かったと思える治療・待遇で患者を迎えたい

設備や機器での特徴を教えてください。

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鼻洗浄や膿栓を取る、鼓膜マッサージなどの処置を行っています。鼻洗浄は現在行っている所はあまりないかもしれませんね。しかし鼻洗浄は治療において大切なことですので、自宅でできるよう指導を行っています。新しい設備では、当院には遮音性に特徴のある本格的な聴力検査室があります。簡易的な聴覚検査室はよくありますが、検査担当者と被験者が同じ部屋に入ってコミュニケーションを取りながら検査を行うことができる本格的な聴力検査室のあるクリニックは多くないと思います。また、今は電子スコープなどの電子機器が発達していますので、それを使って中耳炎などの状態を細かく分析し治療にあたっています。

内視鏡の映像は患者も見ることができますか?

はい。内視鏡を使って映し出した映像を、患者さんと一緒にモニターで見ながら説明をしています。言葉で「鼓膜の状態が悪い」と言われても「本当かな?」とピンとこない部分があると思いますが、実際に目で見て説明を受けると納得いただける方が多いですね。画像は電子カルテにファイリングして残したり患者さんの治療の意識づけのために、お渡ししたりすることもあります。

今後の目標を教えてください。

多くの患者さんが来院してくださるので、待ち時間を減らすこと、短い時間でもしっかりとした診断や治療、説明が行えるような体制をクリニック全体として取り組んでいけるようにしたいですね。また、スタッフの人数を増やして、働きやすい環境をつくっていきたいです。スタッフが楽しく健康で、ストレスなく頑張れるような環境になれば、患者さんにもその雰囲気が伝わっていくのではないかと考えています。

最後に読者へメッセージをお願い致します。

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耳鼻科は聴覚・嗅覚などの感覚系が多く、精神的な要因が絡むこともあり、診断や治療が難しい部分もあります。より良い医療を提供するために、患者さんと信頼、理解し合える関係をつくり、コミュニケーションを取りながら良い雰囲気の中で円滑な治療を進めていきたいと思っています。

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