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荒川 恭宏 院長の独自取材記事

荒川医院

(安八郡輪之内町/新羽島駅)

最終更新日:2020/04/01

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安八郡輪之内町の自然あふれるのどかな場所にたたずむ「荒川医院」は、1982年に荒川淳子(きよこ)理事長が開業し、夫の荒川迪生(みちお)副理事長とともに地域に根差した医療を行ってきた。2017年に息子の荒川恭宏(たかひろ)院長が就任し、3人の医師がそれぞれの得意分野を生かし、地域の住民の健康をサポート。専門的な検査内容と機器を整え、初期的な診察を大きな病院と同じようなレベルで行えるクリニックをめざしている。消化器内科を専門とし、市民病院や大学病院などでさまざまな症例に向き合い研鑽を重ねてきた恭宏院長から、クリニックならではのメリットや特徴をいろいろな角度から語ってもらった。
(取材日2018年5月7日)

質の高さを重視した検査と診断で、地域医療に貢献

36年以上の歴史ある医院だそうですね。

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母がこの医院を開業したのは僕がまだ3歳の時でした。もともとは小児科と一般内科を中心に治療をしていて、当初は新生児から小中学生のお子さんが多かったと聞いています。その21年後に、岐阜大学医学部附属病院に勤務していた父が診療に加わりました。父は、循環器内科と呼吸器内科が専門のドクターで、とりわけ専門的な検査や治療に力を注ぎ、患者さんの幅を広げていきました。僕が就任したのは2017年になります。生まれ育った場所に戻ってそろそろ地域医療に取り組んでいきたい、両親が元気なうちにきちんと引き継ぎをしたいという思いがありましたので。僕の専門は消化器内科で、特に肝臓の領域を専門としていました。大学卒業後は、大垣市民病院や名鉄病院、名古屋大学医学部附属病院へ勤務し、専門的な知識や技術を身につけるために研鑽を積んできました。これまでの経験を生かし、地域の方々に貢献していけたらと考えています。

消化器内科を専門にされたきっかけは何でしょうか?

消化器内科は扱う臓器が多く、食道から大腸までの消化管だけでなく、肝臓、膵臓、胆のう等の臓器を幅広く診る必要があります。そして、地域の中のクリニックであっても、市民病院や大学病院と同等の検査や治療ができる分野ですので、やりがいを感じます。日本も食事の形態の変化とともに、今後もますます消化器の病気が増えてくると考えています。医師になったばかりの頃は、父の影響で循環器内科にも興味を強くもっていましたが、最終的には幅広い分野の診察ができる消化器内科に一番関心を持ちました。研修医の頃に出会った消化器内科の先生の熱心な指導と、とても明るくて面白い雰囲気に、より興味が湧いたのだと感じます。

3人体制となったことで患者層にも変化があったのではないでしょうか?

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僕が加わってから上下部消化器内視鏡を新たに導入したこともあり、検査希望の方がクチコミで増えている印象です。当院では鼻から挿入する経鼻内視鏡を採用しています。管の直径が約6ミリで、口から挿入する経口内視鏡と比べると随分細いことと、舌根部に触れないため嘔吐感が軽減されます。内視鏡検査は苦しいというイメージがあった方でも思っているより楽に受けていただけると考えています。経鼻内視鏡は鼻への麻酔の準備に時間がかかるため、患者さんの多い大きな病院では経口内視鏡が主流です。当院では一人ひとりのご要望に応じて丁寧な対応ができるという良さがあるのではないでしょうか。大腸内視鏡も、これまでは提携病院へのご紹介をさせていただいていましたが、当院にて検査やポリープ切除等も行えるようになり、負担が減ったと喜ばれています。また希望者は鎮静剤を使用してうとうとした状態で検査を受けていただくことも可能です。

スピーディーで丁寧な診療の実現に尽力

診療の際に心がけていることは何ですか?

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検査や処置において、患者さんへの負担や苦痛を少なくすることを心がけています。そして、当院でできる、できないことをしっかりと見極めていくことも大切だと考えています。検査で異常が見つかり精密検査が必要な場合、新しい治療が必要な場合、また重症の患者さんは、大垣市民病院等の提携病院へご紹介させていただくなどの連携体制も万全です。また、検査を気軽に受けられ、結果もわかるものからすぐにお伝えしています。大きな病院だと、検査の予約がすぐ取れなかったり、結果が出るのに時間がかかったりすることが多いと思います。クリニックならではの小回りの良さと言えるでしょう。

設備面もたいへん充実していますね。

そうですね、血液検査やレントゲン、心電図等の基本検査に加え、CT検査や超音波検査、肺機能検査、血管伸展性検査、骨密度等にも対応できるよう、機器をそろえています。僕が診療に加わったのと同時に当時の先進のモデルの内視鏡を導入し、院内を一部リフォームして内視鏡検査専用の診察室を増設しました。設備へのこだわりは、両親の代から受け継いでいるものの一つなんです。小児科を専門とする母にとって、迅速かつ的確に子どもの症状を診断するために、慢性疾患の多い循環器や呼吸器を専門としていた父にとって、経過観察の中で異変を見逃さないために、さまざまな検査機器は欠かせないものでしたから。消化器の検査にも対応できるようになったことで、さまざまな検査に満遍なく対応できるような体制となりました。これを生かし、病気の早期発見・治療に貢献していくのが、私たち地域のクリニックの役割だと考えています。

患者さんへの丁寧な説明にも生かされているのでしょうね。

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患者さんにとって、丁寧な説明は病状を把握していただくために重要です。血液検査等は一人ひとりに専用の健康管理手帳作成し、貼ってお渡ししています。また内視鏡や超音波、CT検査等の後は、診察室のモニターに画像や動画を映し、詳細を説明しています。また、組織検査などを行う場合は、検査が必要な背景から、検査結果を踏まえ的確な治療計画を組み立てていくのがポリシーです。また、内視鏡検査を受けていただく方には、事前の注意事項などイラスト入りでわかりやすく作成した資料をパソコンを使って、詳しくご説明しています。

地域に密着し生涯にわたり患者の健康をサポートする

3人のドクターとスタッフはどのように連携をとっているのですか?

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小さなお子さんや女性医師を希望される方は母が。心臓や呼吸器系の疾患の方は父が。新しい患者さんや消化器関連の患者さん、大きいお子さんは僕が診察させていただいています。基本的には担当制ですが、症状によって柔軟に対応しています。3人の医師の専門分野が分かれているので、今回はこの先生でというふうに患者さんも迷うことなく受診されます。また検査を専門とする臨床検査技師が1人常駐しています。特に心エコーや頸動脈エコーの検査はテクニックを要しますから、専門のスタッフに任せたほうがスピーディーで的確な診断につなげることができます。看護師は5人おり、皆注射や採血等の手技も的確に行ってくれ、また明るい性格のため、患者さんも和やかな雰囲気で過ごされることが多いですね。また事務員3人も迅速な電子カルテの処理や、笑顔で明るく患者さんの応対を行ってくれています。地域の患者さんが通院しやすい雰囲気づくりを心がけています。

訪問診察も始められたそうですね。

はい、現在は僕が中心に行っています。以前は両親も訪問診療を行っていたのですが、年齢を重ね、外来の忙しさもあってしばらくは新規の方はお断りしていました。そんな中で昨年から僕が加わり、訪問診療を少しずつ増やしていくことができるようになりました。自宅で最期を看取らせていただくこともあり、生涯を通じて医療の面からサポートできることは、開業医としての本望でもあります。今までお世話になった方々への恩返しとホスピタリティーの精神を大切にして、地域医療への貢献をこれからも続けていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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現代は、お仕事や家事、ご家族の介護などで忙しく、ご自身のことは後回しにされがちな方が多くいらっしゃいます。しかし常に体の状態に意識を向けてほしいと思います。当院は、幅広く専門的な検査や診察をさせていただいた上で、的確な診断につなげ、治療方針を立てていきます。もちろん、より詳細な検査や治療が必要と判断した場合には、提携病院にご紹介させていただくなど、病診連携の体制も整えていますからご安心ください。内視鏡検査が怖い、大変というイメージで避けられていた方も、経鼻内視鏡や鎮静剤を使用した大腸内視鏡等の選択肢により、比較的楽に検査が行うことができますのでお気軽にご相談ください。

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