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山賀 寛 院長、山賀 篤 副院長の独自取材記事

やまが整形外科

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2020/04/01

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岐阜駅から車で5分、忠節橋通り沿いにある「やまが整形外科」は、1991年に山賀寛院長が開業し、2016年には息子である山賀篤先生が副院長に就任。親子で患者の治療にあたっている。MRI室やエックス線撮影室、スポーツリハビリテーション室やけん引などを行う一般リハビリテーション室などを備え、さまざまな検査や運動療法に対応。診療スペースは全面バリアフリー仕様で、エレベーターがあり、腰や足に不安がある患者にも優しい医院だ。一般整形外科の治療はもちろんだが、スポーツ整形外科にも注力しており、スポーツチームのサポートを積極的に実施。院長、副院長、スタッフとチームワーク抜群の同院における、診療時の心がけや院内の連携についてなど話を聞いた。(取材2018年12月20日)

日常の不調からスポーツに関する悩みまで幅広く応える

開業から30年ほどたちますが、これまでの経緯や、患者さんの層を教えてください。

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【山賀院長】このビルは僕の父が建てたもので、当時は会社を経営していました。その3・4階を借りて当院が誕生したんです。けがは初期治療が大事なので、皆さんが遠くの病院まで行かなくてもすぐに治療ができるようにと、地元での開業を決めました。その後、患者さんが増えたので父の会社は移転。開業して5年ほど後に、ビル全部を医院としました。
【篤副院長】父が開業してから30年近く、長く通ってくださる患者さんもいます。午前中は高齢の方が中心で、午後はスポーツをしている学生さんが多いですね。僕の小学生時代を知っている方もいて、「ランドセル背負ってたよね」なんて懐かしい話をされることもあり、少し照れ臭いですね。

先生方が整形外科を専門にされたのはどのようないきさつからでしょうか?

【山賀院長】僕は高校時代から医師になりたいと思っていました。人のためになり、喜んでもらえる仕事に就きたいと思ったんですね。大学卒業後に研修先の病院で整形外科に携わり、この道に決めました。また、中学からサッカーをしていた縁で、サッカーチームのチームドクターとしてサポートした経験があり、膝関節鏡視下手術を多く手がけていたことから、自然とスポーツ選手を診る機会が増えました。
【篤副院長】人に感謝され自分も幸せな気持ちになれる医師という仕事に魅力を感じていました。実家の存在も大きいと思いますが、診断から治療まですべてを一貫して自分でできる診療科はすごく面白いと感じたことが、整形外科を選択した大きな理由ですね。

先生方それぞれの得意な治療をお聞かせください。

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【山賀院長】僕が得意とする膝関節鏡視下手術は内視鏡を使って行うため、傷口が小さく入院期間を短縮できます。スポーツをしていると、半月板損傷や靱帯損傷がよく起こるんです。昔は膝を大きく切開して手術していたので、復帰までに時間がかかり、手術に踏み切れない選手もいたのですが、内視鏡手術の技術が確立されてその良さが認知され、手術を行う選手が増えてきましたね。以前はこの手術も当院で行っていましたが、今は連携先病院で週に1度行っています。
【篤副院長】大学卒業後は膝関節を中心に学び、治療を行ってきました。その後、奈良県総合医療センターで6ヵ月ほど、足の外科分野について学びました。当院は、スポーツ選手だけでなく、膝痛や腰痛がある近所の患者さんも多く、僕はそういう方たちの気持ちに寄り添いながら、ホームエクササイズの方法などもお伝えしています。

治療後のパフォーマンス維持向上のためのリハビリ

診療の際に心がけていることは何ですか?

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【山賀院長】患者さんが心配されるのが、医療機関へ行くと「しばらくスポーツを休みなさい」と言われることです。それはスポーツをする人にとってはつらいことだと思います。ですから、治療と並行してリハビリを行うようにし、けがをしている今の状態でもできることを提案するようにしています。それから、「どれくらいで復帰できるのか」ということを伝え、患者さんが目標を持ってリハビリを頑張れるようにしています。治療中に体力を落とすことなく、治療後にスムーズに復帰できるよう体を維持することを目的としたリハビリですので、「やまがのリハビリは部活より厳しい」という声を聞くことがあるくらいです(笑)。

副院長はいかがでしょうか?

【篤副院長】痛い場所だけ治せば良いわけではなく、根本から治療しないと、せっかく治してもまた疲労骨折をしてしまったりするんですね。ですから、休んでいる期間というのはただ休んでいるだけでなく「体の環境を変えてあげる期間にしましょう」とお話ししています。これはある先生に教えてもらったんですが「ストレッチをしよう」と言うだけではモチベーションがあがらない子どもたちも「この期間に肉体改造しよう」と言うと頑張れると。そう言うことで、子どもたちには「格好いい」響きに感じられるようです。患者さんがなるべくポジティブに取り組めるような声かけを工夫しています。

新しい機器も導入されているそうですが、どのようなものですか?

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【山賀院長】オープン型MRIを導入しており、「MRIは圧迫感があって苦手」という人でも受けやすいと思います。MRIの検査は総合病院などで受けることが多いと思いますが、そうすると新たに予約を取ったり結果が出るのを待ったりと時間がかかってしまいます。スポーツ選手の場合、特に早く結果を知りたいこともあり、MRIを導入して良かったと思います。
【篤副院長】超音波診断を積極的に使っています。エックス線撮影との大きな違いは、被ばくがないことと、動態を診られることですね。例えば、四十肩の患者さんに注射を打つ際、針が入る場所をしっかり確認できるので、治療の精度が上がります。超音波検査は「コミュニケーションツール」といわれていて、患者さんも画像を一緒に見ることができるので、「今はこんな状態ですよ」と説明すると、安心される方が多いです。

基礎体力向上のために、体を動かすことが大事

多くのスタッフがいらっしゃいますが、どのように連携されていますか?

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【山賀院長】現在、理学療法士やトレーナーなど10人のスタッフがいます。週に1度ミーティングを行い、エックス線写真を見ながら患者さんの今の状態を説明したり、どうやって治療を進めていくかを話し合ったりします。先進の治療法についても積極的に勉強していますね。若いスタッフが多く、皆熱心に取り組んでおり、頼もしいです。私たちの仕事は、院内で患者さんを診るだけでなく、現場へ行くことが大事なんですね。ですから、スタッフの皆も練習や試合を見に行って、けがをした選手の復帰状況を確認したり、試合時にテーピングを巻いたりなど現場での活動もしています。そういう活動の中で、スタッフから私たちにいろいろ意見をもらうこともありますよ。意見をいつでも言い合える雰囲気が大切だと思っています。

長年診療されている医院ですが、今後の展望を教えてください。

【篤副院長】父が開業した時からずっとそうですが、身近な医療機関として地域に根づいた医院であり続けたいと思います。スポーツ医療にも力を入れていますが、地域の幅広い年齢層の方々に信頼される治療をしっかり行いたいです。今後の展望としては、医療はどんどん進歩していくので、常にアンテナを高くし、いろいろな新しい知識を吸収していきたいですね。岐阜の患者さんが新しい医療を求めてわざわざ名古屋まで行かなくても、当院で治療できるようにしていければと思います。学校の部活でスポーツを選択している学生さんのように、身近でスポーツを頑張っている人たちを応援し、力になっていければと思います。

スポーツを頑張っている方にも運動が苦手な方にも、日常生活におけるアドバイスをお願いします。

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【山賀院長】けがをしたら早めに来院してほしいですね。早く治療すれば復帰も早くできることが多いので、体に違和感があればお越しください。けがをした後のリハビリはとても大切ですが、なかなか自分では続かない人が多いんです。子どもの時から自分の体のケアをすることが、高齢になっても元気でいられる秘訣なので、生活の中に運動を取り入れてほしいですね。
【篤副院長】今は基礎体力がない子どもが多いと感じます。外で遊ぶ機会が減っていることが影響していますね。決まったスポーツはするけど、家の中でゲームをしていることが多い。骨密度は若い時の運動の貯金といわれているので、子どもの頃からいろんな運動を試みると良いと思います。

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