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生活習慣病やがん検診、肛門外科など
経験をベースに幅広く診療

かのうクリニック

(岐阜市/田神駅)

最終更新日:2025/02/06

かのうクリニック 生活習慣病やがん検診、肛門外科など 経験をベースに幅広く診療 かのうクリニック 生活習慣病やがん検診、肛門外科など 経験をベースに幅広く診療
  • 保険診療

小児科クリニックとして長く地域に根づいてきた「かのうクリニック」。4代目として加納寛悠先生が院長に就任してからは、内科・外科・小児科・胃腸内科・肛門外科を標榜し、子どもだけでなくその親など成人の診療も行っている。加納院長はもともと消化器外科が専門で、病院勤務時代には胃や大腸、痔や乳腺の手術にも携わった。内科や皮膚科に関連する疾患に対応した経験もあり、それが現在、開業医としてさまざまな症例を診療する際に役立っているという。「当院がお子さんも来やすい暖色系の内装のアットホームな感じだからか、女性の患者さんも多いです」と話す加納院長。そのフランクな人柄も患者の受診に対するハードルが下がる理由だろう。がんなど病気の早期発見にも力を入れたいとする加納院長に、同院で受けられる治療について教えてもらった。

(取材日2025年1月16日)

子どもも大人も気軽に相談できるクリニックとして内科、外科いずれの困り事にも対応

Qまず糖尿病などの生活習慣病の診療について教えてください。
A
かのうクリニック 治療の継続が大切である

▲治療の継続が大切である

動脈硬化症や高血圧症、脂質異常症の方に対する生活指導、治療をはじめ糖尿病の予備軍とされる方には、耐糖能異常に対しての負荷試験も行っています。糖尿病治療中の方には定期的なHbA1cの測定や、インスリン注射の指導などもしています。糖尿病は重症化すると神経や目、腎臓に合併症が起こり、いずれ透析にもつながっていく怖い病気なので、患者さんに一人ひとりに合った治療や指導を意識しています。また、慢性疾患の患者さんも含め急な発熱や原因がわからない体調不良、風邪や腹痛や呼吸困難などの急性期に移行した際も、外科医の経験をベースに、丁寧に対応できる強みを生かしていきたいですね。

Qがん検診にも対応されていますね。
A
かのうクリニック 重症化したがん患者の治療対応の経験がある院長

▲重症化したがん患者の治療対応の経験がある院長

胃については、鎮静剤を用いた経口による内視鏡検査、ピロリ菌検査、大腸に関しては便潜血検査により、病気の早期発見に注力しています。胃がん、特に大腸がんは男女とも死亡数が上位に来るがんです。病院では重症化した患者さんの手術に携わっていましたので、開業医となった今はできるだけ早い段階で見つけて差し上げたいという気持ちがあります。便潜血検査は大腸がんだけでなく、腸のトラブルや炎症性腸疾患の発見につながることもある大切な検査です。他に、胸部エックス線検査、また必要に応じてCTを用いた肺がんの検査にも対応しています。市の各種検診の胃カメラは対応していませんが、その他の検診は積極的に対応しています。

Q捻挫やけがも診ていただけると伺いました。
A
かのうクリニック 突然のけがなども相談できる

▲突然のけがなども相談できる

はい。お子さんから大人まで、打撲や捻挫、切り傷などの一般的な外傷や、やけども診療しています。皮膚科や整形外科と重なる部分もありますが、病院での消化器外科時代にある程度までは初期対応として診ていましたので、突然のけがなどご相談いただければ。当院では、小さい粉瘤の切除や、筋肉の腱や神経に関わらない、皮膚の表面上の傷であれば縫合といった処置までできます。内科・外科・小児科・胃腸内科のほか、肛門外科も標榜し、お尻のお悩みにも対応しています。肛門に膿がたまって痛みがある場合は切開して膿を出すための処置もできます。

Qお尻の悩みはなかなか相談がしづらいように感じます。
A
かのうクリニック 相談が多いお尻の悩みに丁寧な説明を行っている

▲相談が多いお尻の悩みに丁寧な説明を行っている

当院は長く小児科クリニックでしたので、今の患者さんの中には若いお母さんもいらっしゃるのですが、痔は出産を機に発症する場合もあり、肛門外科は予想以上に女性の割合が高いです。小学生の男の子もいますし、もちろん男性も、高齢の方もいらっしゃって、お尻の悩みはとても多いことを痛感しています。当院は橙色など暖色を基調とした内装にしているのでアットホームな雰囲気があり、女性の患者さんが来やすいと感じてくださっているのかもしれませんね。インターネットで調べて来られる方もいらっしゃいます。私は病院で手術を担当していましたので、手術が必要な方にはわかりやすく説明し、少しでも不安が減るよう心がけています。

Q訪問診療や緩和ケアについてはいかがですか?
A
かのうクリニック 依頼のある中でできる限り対応をしている

▲依頼のある中でできる限り対応をしている

通院が困難になった患者さんに訪問診療を行っています。訪問看護ステーションと連携し、血圧測定や診察、採血、またお看取りをさせていただくこともあります。さらに病院からの紹介で、末期のがん患者さんに対する疼痛緩和ケアも行っています。余命がわかっている方々ですので、痛みや苦しみをできるだけ取り除くよう図り、残りの人生をご家族と一緒に心穏やかに過ごしていただきたいと思い、尊厳の気持ちを持って接しています。現在は、ご依頼があった時に自分にできることがあればお受けしています。ご自宅での緩和ケアは、ホスピスや施設も含めた選択肢の一つであり、それぞれの方に適した方法が望ましいですね。

ドクターからのメッセージ

加納 寛悠院長

現在は父が小児科を、私が内科・外科・胃腸内科・肛門外科を担当しています。緩和ケアも含め、幅広く診療できるのは、これまで病院勤務で培ってきたベースがあるからだと思っています。今は身近なかかりつけ医として、困っている方には分け隔てなく、まずは相談に乗りたいです。専門的かつ高度な医療が必要かどうかを診断し、必要な場合はすぐに高次医療機関へ紹介することも一次医療機関としての務めだと思っています。市や県の病院、大学病院が近く、連携体制にあることも当院の強みの一つ。子どもも大人も、ご家族で受診できるクリニックとしてお気軽にお越しいただければと思います。

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