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青木 洋一郎 先生の独自取材記事

青木内科・眼科

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2019/08/28

20190219 bana

青木泰然院長と青木勢津子先生が1986年に開院した「青木内科・眼科」は、長年の間、地域のかかりつけ医として親しまれてきた。そんな同院に、消化器内科が専門である青木洋一郎先生が加わり、内視鏡検査を新たに開始。運動療法にも取り組むなど、幅広い側面から健康に関わるクリニックとしてその間口を広げている。こうした取り組みの中心にいるのが、洋一郎先生だ。予防医療やがんの早期発見などの重要性について、より多くの人に知ってほしいという思いを持つ洋一郎先生に、地元に根差したクリニックとして、どのような進化を見据えているのか、話を聞いた。
(取材日2019年1月30日)

患者とともにできることは何かを考察し、実践する

洋一郎先生のご経歴、ご専門について教えてください。

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父の後を継ぐ目標があったので、そのために必要なキャリアは何かと考え、内科と消化器内科を学びました。僕にとって医者のイメージとは、患者の根幹の部分を支える存在。それで、人間全体を見ることができる内科と、さらに自分1人でできることをやりたいという気持ちもあり、消化器内科で内視鏡を使用した診療の経験を積みました。地域のかかりつけ医の場合、どなたでも丁寧に診るというのは当然やるべきことだと思うんです。それにプラスして僕が提供できることが、がんの診断です。内視鏡で精度の高い診断がめざせますし、ポリープを取ることもできる。病院と同じ検査ができるということが、もっと地域の方々に伝わるといいなと思っています。

病院での勤務医時代と今とで違いを感じることはありますか?

大規模病院に勤めていた時は、専門である消化器内科だけ診ていましたが、今は開業医として患者さんのお悩みのほぼすべてをカバーする必要があります。例えば、病院時代だったら「転ばないように気をつけてね」と帰っていただきますが、今は患者さんが転ばないようにどうしたらいいか、そこから始めなくてはいけません。僕は胃腸だけ見るから、もし転んだら整形の先生に見てもらってね、というわけにはいきませんからね。内視鏡検査・治療が専門ではありますが、転ばないように何ができるか考えるほうが大事な場合もあります。そしてもし転んでしまったら、リハビリテーションを一緒にやるということもあるでしょう。僕は「何かをしてあげる」というのは好きじゃなくて、「一緒に何ができるか」をいつも考えるようにしています。

一緒に何ができるかというのは、患者の自主性も問われますね。

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運動療法などはまさにそうですね。体の痛みをとるとか、介護予防のために転ばないようにする、ということは、患者さんの努力なくしてはできないことなんです。認知症にしても、完全に予防できる方法はまだないものの、体を動かすことが予防になり得ると考えています。当院の2階のリハビリテーション室では、理学療法士のサポートを受けながら体を動かすことができますし、人が集まるので、患者さん同士の交流の場にもなっています。クリニックは治療を行うだけではなく、「痛いんだったら頑張って動かそうよ」と啓発し、実行する場であり、そしてそれらを評価する場にもなる。僕たちも、皆さんのモチベーションを上げるために、システムや運営面でカバーしていきたいと考えています。

内視鏡検査のハードルを下げ病気の早期発見につなげる

洋一郎先生が専門とする消化器内科についてはどのように取り組まれているのですか?

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ありがたいことに、内視鏡検査も件数がどんどん増えていて、クチコミでいらっしゃる方も多いです。内視鏡検査を受ける方の中には、若い方もたくさんいます。20代でポリープができる方もいますから、年齢はあまり関係ないかもしれません。異常があった時はもちろん、受けたいと思った時に気軽に受けていただけたらと思います。機器の進歩などによって、検査自体はとても楽に受けられると思うのですが、まだまだ認知が低いのもまた事実です。それをどうやって知っていただくかが、難しいところではありますね。

内視鏡検査を行う上でのこだわりについて教えてください。

胃カメラの場合は、経鼻、経口に関わらず、誰がやっても苦しいと思いますので、静脈麻酔の使用を必須としています。一方で、大腸カメラで麻酔を用いるのは1~2割程度で、技術である程度苦痛を抑えられると考えています。大腸に負担をかけないのが大事で、やり方によって痛みが全然違ってきますね。開腹手術後や腸が癒着している方は検査で痛みを感じやすく、すべての方が麻酔を使わなくても無痛でできる訳ではありません。しかし過去に検査で苦しい思いをした方でも、痛みがゼロになるように工夫しますし、実際にかなり苦痛は少ないと思います。楽に検査ができることが徐々に認知され、友達を何人も紹介してくれる患者さんがいらっしゃるのは、本当にうれしいことです。

内視鏡検査でがんを早期発見できた方もいらっしゃるそうですね。

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早期がんは症状がなく検査をしないとわからないんです。何ともない、なんて言ってた方からがんが見つかることもあります。早期がんはとにかく早く見つけてほしいし、そのために気軽な気持ちで検査してほしい。早期がんは早く見つければ治療できることがほとんどです。恩師である上村直実先生の言葉に、「早期がんは風邪と一緒」というのがあって、僕はそのとおりだと思ってるんです。信じられないかもしれませんが、内視鏡で切除できるがんの場合1週間ほどの入院で退院できますし、おなかも切らなくていいので治療後の痛みも心配ないでしょう。だからこそ検査して早期発見してほしいと強く願っています。

正しい医療情報の発信にも注力

介護予防も、クリニックの役目として考えられているのでしょうか?

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そうですね。地域の皆さんの暮らしの中心に当院がある、そんなクリニックになれたらと思っているんです。現在、気軽に足を運んでもらえる、患者さん向けの講座を開く計画も進めているんですよ。体が悪くなったから足を運ぶのではなく、健康で生き生きと暮らしていくために訪れる場所にしたいというのが、当院が理想とするところです。日本の医療は、介護状態になってからは手厚いのですが、介護になる前段階の介入にはまだまだ課題があります。ですから、クリニックとして運動療法などに積極的に取り組み、その結果介護予防や転倒予防、疾病予防につなげていきたいと考えています。昨今は「メディカルフィットネス」という、生活習慣病の方は減量を目的に、足腰が弱い方は筋力アップを目的にと、オーダーメイドの健康教室のような取り組みの動きも出てきています。将来的には、より若い世代に向けてそういったことも提供していきたいと思っています。

今後力を入れていきたいことについて教えてください。

インターネットやメディアからの情報に振り回されて、病気に対する正しい知識を上手に拾えていない方が多いように感じています。患者さんにとって一番信頼できる情報源は、かかりつけ医だと思うので、僕たちもそういう存在になりたいと思っています。クリニックとしてもSNSなどを活用して情報を発信していくことは大事だと思いますし、最近は講演会もよくやっています。準備が大変な時もありますが、少しでも正しい情報にふれるきっかけにしてもらえたらと思っています。僕の専門は消化器内科、内視鏡を用いた診療ですが、今はやるべきこともたくさんありますし、どこに注力していくべきかは最終的に患者さんのニーズに沿っていけたらと思っているんです。まずは何でも全力でやるというスタンスですね。

読者へメッセージをお願いします。

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皆さんの健康のために、上手に僕を使ってほしいです。いつも健康全般に対する広い視野が得られる存在でいたいと思っています。消化器に関しては専門的な医療ができますし、少しでも心配なことがあれば、まずは僕に聞いてください。先に述べたように、今の時代情報があふれ患者さんが過剰に不安になっている部分もあります。本当に正しいこと知っていただくために、まず皆さんにわかってもらえる土壌を、僕からつくっていかないと感じています。診療では患者さんが相談しやすいように心がけていますので、正しい情報を手に入れるために遠慮せず僕のことをどんどん使ってもらえたらうれしいですね。

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