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痛み・不安・嘔吐反射にも配慮
「つらくない内視鏡検査」をめざす

牛腸内科クリニック

(藤沢市/藤沢本町駅)

最終更新日:2024/11/15

牛腸内科クリニック 痛み・不安・嘔吐反射にも配慮 「つらくない内視鏡検査」をめざす 牛腸内科クリニック 痛み・不安・嘔吐反射にも配慮 「つらくない内視鏡検査」をめざす
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藤沢市本町の「牛腸内科クリニック」は、建物の3階全面を内視鏡検査の専用フロアとしてリニューアルし、2024年10月に継承開院した。日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医である牛腸俊彦院長の専門性を生かし、内視鏡検査に力を入れていることの表れだ。「つらくない内視鏡検査」をモットーに掲げる牛腸院長。鎮静剤の使用や院内下剤など患者の多様な希望に応じながら、精度の高い内視鏡検査を心がけている。ポリープ切除やピロリ菌の検査、上部・下部消化管の同日検査も可能だ。今回は牛腸院長に、内視鏡検査を受けるメリットや、同院での検査の流れについて聞いた。

(取材日2024年10月7日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q内視鏡検査でどのようなことがわかるのでしょうか?
A

内視鏡検査には上部と下部の2種類があり、いずれも体内に内視鏡を挿入して患部の状態を確認するものです。上部消化管内視鏡では食道・胃・十二指腸を観察し、胃がんやピロリ菌の有無を検査します。下部消化管内視鏡は主に大腸内を確認するためのもの。大腸ポリープや大腸がんの有無、過敏性腸症候群(IBS)などの病気の早期発見に有用。ポリープの種類によっては検査時に内視鏡での切除が可能です。また最近、難病である潰瘍性大腸炎の発症が増えているのは、内視鏡の普及により早期発見が可能になったことも要因の一つかもしれません。現代では良い薬も開発されていますので、気になることがあれば一度検査を受けましょう。

Q受けるべきタイミングを教えてください。
A

内視鏡検査を受けるきっかけは大きく2つあって、1つは自覚症状によるものです。上部ですと胃の痛みや不快感、胸焼け、食欲不振など。逆流性食道炎や胃炎などいくつかの病気が疑われますが、胃がんや食道がんの可能性も否定できません。症状が続いたら検査を受け、ピロリ菌の有無も併せて調べましょう。下部ですと便秘や下痢、排便時の出血など。「痔だろう」と放っておいたら大腸ポリープや大腸がんだったというケースもあり、こちらも放置は厳禁です。そしてもう1つのきっかけは、検診で引っかかった際の検査として行うもの。便潜血や胃のバリウム検査で異常があった場合に、次のステップとして内視鏡検査を行うことが多いです。

Q検査に伴う痛みや不安には、どのような配慮をされていますか?
A

まず上部の検査では経鼻と経口のどちらにも対応しており、嘔吐反射の強さや鼻の通り道の状態によって苦痛の少ない方法を選択しています。下部でネックになりがちな検査前の下剤も、院内での服用が可能です。下剤が効いて検査可能な状態か、看護師が確認しながらサポートします。下部内視鏡挿入時は空気ではなく炭酸ガスを使うことで、検査後のおなかの膨満感を軽減。また上部・下部ともに、ご希望に応じて鎮静剤を用い、眠ったような状態で検査を受けることも可能です。検査後はストレッチャーに寝たままでリカバリー室まで移動可能。内視鏡検査専門の医師として挿入技術も駆使しながら「つらくない内視鏡検査」を提供できるよう心がけています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と事前説明
牛腸内科クリニック 問診と事前説明

まずは問診で医師が症状を確認。便潜血や胃のバリウム検査の結果があれば持参を。症状に加えて、患者の年齢や前回検査からの間隔など、医師が総合的に内視鏡検査の必要性を判断。また下部の内視鏡検査の場合には、ポリープ切除についての意思確認がある。検査が決まったら食事制限等について看護師から説明を受ける。注意事項等は改めて自宅で見直せるよう、印刷して渡される。

2検査前の準備
牛腸内科クリニック 検査前の準備

検査前日や当日の食事は、決められた時間どおりに済ませる。下部の内視鏡検査では前日用の下剤も出るので服用。注意事項の用紙を再度確認しておき、当日は決められた時間にクリニックへ。鎮静剤を使用する場合、車の運転はできないので要注意。受付を済ませたら検査着に着替えて検査を待つ。また同院では、下部の内視鏡検査に伴う当日の下剤を院内で服用することが可能だ。

3内視鏡検査
牛腸内科クリニック 内視鏡検査

検査そのものは上部で約5分、下部で15~20分で終了。上部と下部の同日検査も可能だ。同院では「つらくない内視鏡検査」をモットーにしており、患者の希望に応じて鎮静剤の使用が可能。ウトウトと眠ったような状態で検査を受けられる。また上部の内視鏡検査では経鼻と経口のいずれかを選択することができる。牛腸院長は患者の負担に配慮しながら、消化器内視鏡専門医として精度の高い内視鏡検査を心がけている。

4休憩
牛腸内科クリニック 休憩

検査後はストレッチャーに寝たままでリカバリー室まで移動可能。そのほかにリクライニングシートも用意されており、鎮静剤を使用していない場合でもゆっくりと休憩を取ることができる。看護師が定期的に様子を見に来るので、体調不良があれば相談を。30分~1時間程度休憩した後、体調に問題がなければ着替えて検査後の説明を待つ。

5検査後の説明
牛腸内科クリニック 検査後の説明

医師から検査結果の説明を受ける。内視鏡による撮影画像を映しながら、問題の有無について説明がある。ポリープ切除やピロリ菌の疑いがあった場合には、2週間後に詳しい結果が出るので再度来院。何も問題がなかった場合には検査は終了。その後は上部で2~3年、下部で3~5年程度の間隔での内視鏡検査が推奨されるが、個人差があるため医師のアドバイスに従う。

ドクターからのメッセージ

牛腸 俊彦院長

食道・胃・大腸など消化管の病気は、自覚症状がなかったり、あったとしても重い病気が隠れているかどうかは検査をしないとわかりません。自覚症状がない方も、職場や市の検診などで引っかかったら、放置せずに内視鏡検査を受けてください。特に便潜血は「痔だろう」と放置される方がとても多いのですが、大腸がんだった場合はもちろん大変ですし、大腸ポリープもその後にがん化する可能性があるのです。当院では「つらくない内視鏡検査」をモットーに、さまざまな工夫を取り入れています。内視鏡検査に不安のある方も、ぜひ一度いらしてください。

牛腸 俊彦院長 牛腸内科クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部消化管内視鏡検査/2万円、下部消化管内視鏡検査/2万5000円 ※人間ドックの場合のみ自由診療となります

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