じんの眼科クリニック

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陣野秋子院長

医療トピックス

隠れ緑内障を防ぐために。
定期的に受けたい緑内障検査

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40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人と言われるほど高い確率で発症する緑内障。これほど多くの人がかかる病気であり、失明原因の第1位であるのに、自覚症状に乏しく、知らない間に少しずつ視野が欠けてくるため、自分の病気に気づかないことが特徴だ。一度検査を受け、要検査と診断されても眼科受診をしない人も多い。また、早期緑内障と診断されても、治療が続かない患者が多いことも指摘されている。そこで、病気の理解を深め、定期検診や治療を継続していけるようにリードしていきたいと語る「じんの眼科クリニック」陣野秋子院長に、緑内障の症状や、早期発見、早期治療、治療の継続が必要な理由を詳しく聞いた。(取材日2016年6月17日)

放っておくと失明することもある、緑内障。 重要なのは、早期発見、早期治療、そして治療の継続

緑内障とはどういった病気なのでしょうか。

1 ▲院長による丁寧な検査 緑内障は、眼圧の影響で視神経がダメージを受け、その結果視野が悪くなり、放置すると最終的に視力が落ちて失明する病気です。現在日本の失明原因の第一位となっています。いくつかの種類があり、日本人に多いのは、眼圧が高くないのに視神経にダメージを受ける正常眼圧緑内障です。眼圧とは眼球の外側にむく力です。視神経の入口の板が何らかの理由で弱いと正常な眼圧でも視神経を圧迫してしまう場合があります。視神経がダメージを受けない圧力が患者さんの正常値となるので、眼圧が高くない「正常眼圧」でも視神経にダメージを与えることになります。

緑内障はどうして自分では気づきにくいのですか?

2 ▲OCT検査のようす 目の奥には視細胞が集まる網膜というスクリーンがあります。脳から眼球までは多くの糸の束になった視神経が繋ぎ、一本の糸が網膜のいくつかの視細胞に繋がっています。視神経の糸がダメージをうけると網膜の視細胞が少しずつ死んでいきますが、視細胞は重なり合っているため脳に感じる像は正常のままです。一般的な視野検査で異常が出るのはこの視細胞がすでに20~50%死んでいる状態になってからです。そしてさらに進行した場合でも真っ黒に欠けて見えるわけではなくスクリーンの像の一部が見えにくいだけですし、もう片方の目が補ってくれるので異常に気付きにくいのです。自覚症状のない早い段階で細胞のダメージを抑える事が大切です。

緑内障を診断するためには、どのような検査を行うのですか。

   ▲解析結果をもとに検査後説明を行う まず、視力検査、眼圧検査、眼底検査、網膜三次元解析装置(OCT)による検査を行います。OCTでは、視細胞がどれくらい障害されているかがわかり、異常がある場合は視神経の機能がどれくらいあるかを見る静的視野検査を行います。これは、視野に配置されている視細胞に大きさと強さを変えながら光を当てて、どの程度の光を感じるかを調べるものです。片眼で7分前後かかりますが、細かく刺激したほうが視細胞の異常や進行の可能性を正確に診断することができます。

緑内障と診断された場合は、どのような治療を行うのですか。

4 ▲視野検査のようす 視神経を守る唯一の方法は眼圧を下げて視神経のダメージを減らし網膜の視細胞を温存するようにすることです。眼圧は日内変動があるので、点眼治療の前に朝夕3回測り、点眼後に眼圧がどのくらい下がったかを確認します。下がっていれば、点眼薬を続けていき、網膜三次元解析装置と視野検査をして新たに視神経が傷んでいないかを定期的に確認していきます。視野検査の結果にはバラつきが生じるため、進行の有無がわかるのに平均して2年で7回の検査が必要と言われています。治療効果を感じにくいこの時期に通院を中断してしまう方が多いのです。進行が早ければ薬の見直しやレーザー治療、手術を行います。

緑内障と診断後、また予防のため生活上注意する事はありますか?

5 ▲検査は定期的に受け続けることが大切 神経の血流を悪くするタバコはやめ、血流を良くするために適度な運動も必要です。カフェインがよくないと言われていますが、1日コーヒー3杯程度は問題ありません。一番大事なのは、緑内障のことを理解して、定期的に検査を受け、点眼を継続していくことです。

ドクターからのメッセージ

陣野秋子院長

緑内障に関して言えば、せっかく早期診断され治療が開始されても、通院、点眼がおっくう、通院しても治療効果を感じにくいなど検査や治療の必要性を認知できていないため、1年後40パーセントの人が通院をやめてしまっているそうです。近視の方、緑内障を患っている家族がいる方、40歳以上の方は、定期的に眼科検診を受けましょう。特に働き盛りの世代では、健診や通院や治療に時間をとることが困難だと思いますが、病気の特性をよく理解し検診や治療を継続して下さい。当院も診療を受けやすい環境づくりに努めていきたいと思います。

記事更新日:2016/07/19
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