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永瀬 剛司 院長の独自取材記事

永瀬医院

(平塚市/平塚駅)

最終更新日:2019/12/05

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1949年に院長の祖父が開業して以来、一貫して地域医療に貢献してきた「永瀬医院」。2015年4月に3代目院長に就任した永瀬剛司先生は、消化器外科の医師としての高い専門性を生かしつつ、近隣住民のかかりつけ医としての幅広い診療を行っている。一般診療、内視鏡検査、手術に加えて在宅医療に医師会活動と、この地域の地域医療の発展のために余念のない永瀬院長。中学・高校・大学で陸上を続け、現在もオフにはスポーツを楽しみ体力をつくりながら、そこでためたエネルギーを日々の診療や地域医療活性化のための活力にしている。「新しいことにトライすることが楽しいんです」と頼もしい笑顔を見せる永瀬院長に、クリニックの特徴や地域医療への想いなどを聞いた。
(取材日2018年11月13日)

診療、内視鏡検査、手術の三本柱で地域医療を支える

クリニックの成り立ちとご経歴についてお話しください。

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1949年に祖父が創業した「永瀬医院」を、2015年4月に私が引き継ぎ、院長に就任いたしました。金沢大学にて医療を学んだ後、大学院進学、大学病院勤務、東京大学医科学研究所支援員、平塚市民病院勤務などを経て現在に至ります。消化器外科を中心に、臨床、研究の各分野でキャリアを積み、満を持したタイミングで引き継ぐことができたと感じています。当院を継承する前には平塚市民病院にて8年間の勤務を経験し、外科主任医長、化学療法室部長、医局長などを歴任させていただきました。現在も毎週金曜日は平塚市民病院で午前中の外来と午後の手術を担当しています。これまでの技術や知識、経験などを総合病院の現場でも生かすことはもちろん、当院での診療の質の維持にもつながればと考えています。

クリニックではどのような医療を提供されていますか?

祖父の代から70年、平塚市紅谷町で地域に根差した医療を提供してきた当院には、長く通い続けてくださる近隣にお住まいの患者さまも多数いらっしゃいます。これまで祖父や父を信頼して通ってくださってきた方々を含め、地域の皆さまのホームドクターとしての役目を今後も継続して果たしていきたいと考えています。加えて、私自身の専門である消化器外科分野での専門性を生かした診療、痔を中心とした日帰り手術も力を入れています。この3本の柱を大切に、70年目を迎えた新しい「永瀬医院」として、地域の皆さまのお役に立てればと思っています。

地域のクリニックの役割や使命をどのようにお考えですか?

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地域医療を活性化するためには役割分担が大切です。病院は病院の役割、クリニックにはクリニックの役割があり、病院が急性期の診療を積極的に行うのに対し、クリニックはかかりつけ医として、一般内科、一般外科診療など幅広く対応することが求められています。そういったことに加えて、今は、在宅医療における往診もクリニックの役割として重要視されています。当院ではこれらのほかに、私が消化器外科出身であることから、大腸・胃の内視鏡や痔の手術といったところを特色とし、診療を行っています。

専門性を生かしたより良い医療をより多くの人に

消化器外科ではどのような専門的治療を行っていますか?

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当院では胃・大腸の内視鏡検査、診断、ポリープの切除まで対応しています。がんなどの大きな病気を発見した場合は専門施設へご紹介しますが、手術後の経過観察などは当院で行っています。消化器外科の医師として、これまで多くのがん治療にも関わってきましたから、検査、手術への不安、手術後の治療について、具体的なイメージを患者さまと共有できることも私の強みですね。また当院は、平塚市民病院と連携しており、そちらにご紹介するケースが多いです。CTやMRIなど個人医院では導入が難しい医療機器による検査も、連携医院から予約して検査を受けることができるシステムを導入し、ここから検査を予約、さらに、検査翌日には撮影画像をもとに、私たちが診断します。患者さまの負担が大きくなる総合病院への通院を最小限に抑えて、主治医を変えることなく、病院の設備を利用できますので安心ですよね。

検査を希望する人は多いのでしょうか?

胃カメラも大腸カメラも始めたばかりの頃に比べ、最近はクチコミで来院される患者さまや、近隣の開業医の先生からの紹介も増えてきました。永瀬医院のモットーは、地域の中でより良い治療をより多くの方に提供すること。そのために日々ベストを尽くすことで、患者さまの満足度が高い医療を提供できるのではと考えています。外科の医師として思うのは、やはり病気は早期に発見するに越したことはないということ。小さなポリープの段階であれば内視鏡で切除することも可能ですし、開腹手術を避け腹腔鏡での手術を選択することもできます。病気の早期発見のために、当院では症状がない状態であれば胃カメラは年に1回、大腸カメラは2年に1回の検査をお勧めしています。

痔の日帰り手術にも力を入れているそうですね。

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はい。毎週、日帰り手術を希望される方はいらっしゃいますね。痔の切除手術自体は20〜30分で終わる比較的簡単な手術です。当院では昼前に来院していただき、手術後2〜3時間休憩をとった後にそのままお帰りいただいています。広めの処置室はゆっくりとお休みいただけるように、カーテンで仕切られプライベートな空間を確保。痔はデリケートな部分の疾患ですので、患者さまのプライバシーには十分配慮しています。また、一般内科も一緒に診療していますので、足を運んでいただきやすいというメリットもあると思います。

これからも地域から信頼される診療を

日々の診療では患者さんにどのように接していますか?

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内視鏡については苦痛がなるべく少ないように、年齢や既往歴など患者さまの背景を理解し、検査前、検査中、検査後にコミュニケーションを取ることで「ここで検査を受けてよかった」と感じていただけるように努めています。また、病気に関わることはどうしてもネガティブな内容が多くなりがちですから、きつい言葉や不安を煽るような言葉は極力避けて、わかりやすく説明するように心がけています。中には緊張をしていたり、病気で体が弱り心まで元気をなくしている人もいらっしゃいますので、そういった人が少しでも前向きになれるように、医師だけではなく看護師やほかのスタッフも一緒にチームでアシストすることも重要だと思っています。

平塚市医師会での活動にも積極的だと伺いました。

昨年の4月から平塚市医師会の救急医療災害救助対策理事を務めています。災害時の取り組みや休日夜間救急診療所の運営、発災時の対応などに力を入れています。実働部隊のトップとして、防災訓練の開催や災害対策本部の立ち上げ訓練の企画、実行のほか、JMAT(日本医師会災害医療チーム)の隊員としての活動や、地域災害医療コーディネーターとして保健所の担当者と災害時における緊急対応をコントロールするなど、地域の中で非常に重要な役割を複数担っており、たいへんやりがいを感じています。

休日はどのように過ごしてリフレッシュされますか?

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マリンスポーツが趣味で、サーフィンやフィッシングを楽しんでいます。「釣った魚を料理してみよう」というところから料理にも興味が湧き、イタリアンからフレンチまで、さまざまな料理に挑戦するようになりました。子どもたちにも好評なんですよ。また、平塚を本拠地とするサッカーチームもありますので、ホームゲームはできる限り観戦して応援しています。もともと、中学、高校、大学と陸上部で短距離走に打ち込んできましたので、スポーツは好きで、体育会系の気質に合うところがあり、医師としても比較的そうした気質が求められる外科医師の道を選んだ気がします。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

紅谷町で80年近く診療していますけれども、基本の方針は変わらず、かかりつけ医としての役割、内視鏡検査、痔の日帰り手術、そして在宅診療を全うしていきたいです。かなり仕事量が増えてきているので、優秀な先生たちや看護師とともに、ベストな努力をしていきたいですね。引き続き地域の中で、信頼されるような診療を行ってまいります。医師会での仕事も平塚市全体を支える仕事ですので、この地域が安全で過ごしやすい、災害時にはさまざまな対応ができる環境や体制を整えていきたいと思います。

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