医療法人社団北三会 中央内科クリニック

医療法人社団北三会 中央内科クリニック

松岡 幹雄院長

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京急横須賀中央駅のすぐそばに、「医療法人社団北三会 中央内科クリニック」がある。物腰もやわらかく優しい人柄を感じさせる院長の松岡幹雄先生は、横須賀市で消化器内科の医師として30年以上のキャリアを積み重ねてきたベテランドクターで、特に内視鏡治療に圧倒的な経験を持つ。横須賀市の「胃がんリスク検診」の導入にあたり、中心人物となって大きな役割を果たしてきたことでドクターの中でも知られる存在だ。それでも、次なる目標へ向かって走り続ける松岡先生は「横須賀市が日本で最初に、胃がんで亡くなる方が0となるよう、信じて頑張っていきたい」と熱い思いを語る。地域医療のために力を尽くす松岡先生に、胃がんリスク検診への思いや、今後の展望など、たっぷり語っていただいた。
(取材日2015年10月23日)

内視鏡検査に注力。手術なしの治療へ

―先生が消化器内科をめざしたきっかけは?

父と兄が医師だったことから、自然と私も医師をめざすようになりました。国家試験を受ける頃には、内科医師になろうという思いがありました。医師としての1年目は、大学病院に残り、内科医師としてスタートしました。2年目で、横須賀共済病院に勤務することになったのですが、そのときの上司が内視鏡診断のエキスパートでした。その姿を間近で見て、一緒にやっていくうちに、内視鏡を用いた診断と治療の腕を磨きたいと考えるようになっていきました。内視鏡を使うことで胃の中を直接目で見ることができ、組織を取ってきたり、また胃潰瘍で出血しているのを止めることもできたりと、診断と治療が同時にできるという点に大きな魅力を感じていました。

―内視鏡治療への注力を長年続けてきたのは、なぜですか?

内視鏡を使った止血治療により、出血性の胃潰瘍、十二指腸潰瘍で開腹手術をする方はかなり減りました。内視鏡のおかげで手術しないで治療できた患者さんからはとても感謝され、それが大きなモチベーションになりましたね。自分としても、治療できて良かったなと思います。出血を止める内視鏡治療の方法を大学病院や学会で勉強したりして、それを病院に持ちかえり導入していきましたので、当時勤務していた病院では私しかできないということもありました。そういったことが、責任を持って内視鏡治療に取り組むことにつながったとも思います。

―こちらのクリニックでは、どういった患者さんが多いですか?

基本的にはご高齢で、生活習慣病を持つ方が多いです。あと、立地が駅前ということで、夕方になると働いている方が仕事帰りに「風邪や腹痛の症状があるので診てください」といって来院される方もいらっしゃいます。最近は、「内視鏡をやってくれませんか」と言って来院される方も増えましたし、他医院の先生からのご紹介で来られる方もいます。内視鏡の手術はここではしておらず、観察診断だけを行っています。そのときに、胃ガンのリスクを高めるピロリ菌の有無をチェックして、ピロリ菌がいれば除菌し、ピロリ菌がいなくなったという判定まで行います。そしてその後、経過観察もしっかり行っていきます。手術が必要と判断すれば、横須賀共済病院や市立うわまち病院と連携していますので、そちらで手術ができるように紹介します。

―診療の際、心がけていることは何ですか?

きちんと説明してあげることですね。初診で来院された患者さんで、「くしゃみ鼻水が出るので風邪を引きました」と自分で診断して来られる方もいらっしゃいます。そういう場合も、もちろん風邪の可能性はありますが、例えばインフルエンザかもしれないし、花粉症などのアレルギー性鼻炎かもしれないので、きちんとそういった可能性もご説明し、診断していくことが大切だと考えています。



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