深沢医院

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深沢 琢也院長
頼れるドクター掲載中

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何でも診る総合診療から、専門領域の在宅医療まで経験

―こちらの開院は1947年ということですね?

陸軍病院の院長だった祖父が、この場所で開業しました。当時の看板には電話番号が「船橋69」となっていますから、歴史を感じます。父はこのすぐ近くに診療所を開設しまして、当院を継いだのは伯父でした。この2階が自宅でしたから、父や伯父の姿を見て、自然と医師を志すようになりました。当初は父と同じ外科を志望していましたが、勉強していくうちに生き物としての人間の成り立ちや構造、防御機能などが興味深く、内科の面白さを感じるようになりました。また、研修医時代に当直をしていると、命にかかわるのが心臓と頭なんですね。その命を救って、しかも劇的に良くなるのが心臓だと目の当たりにして、循環器内科に進むことに決めたんです。それで、東京医科大学附属病院の第2内科に所属して、カテーテル治療などに打ち込んでいました。

―開業に向けての転機は何かあったのですか?

医局で勤務する中で、高知の近森病院での経験が大きかったです。その地域の循環器医療ではトップレベルでしたが、実際に行ってみると各部長の先生方がものすごく意欲的な方が多く、専門分野だけ診ていてはだめだと、風邪から肺炎、脳梗塞、膠原病、糖尿病とありとあらゆる病気を診させていただき、とても忙しかったですね。そのおかげで、総合診療的な医療を行いたいと思いました。どんな大きな病気が潜んでいるか分からないから、問診で探って、疑いが少しでもあれば検査をする。そうしたスタンスは当時の経験から身についたものです。

―その後は在宅医療も経験されました。

アイスホッケー部でつながりのあった他大学のドクターが、循環器疾患の在宅診療所を立ち上げるというので、見学に行って興味を持ち、そのまま一緒に始めて、足掛け1年半ほどそちらに勤めました。実は今でも週1回勤務を続けています。というのは、大学病院でも見たことのないような重症の心不全の患者さんなどを在宅で診ているんですね。在宅用の人工呼吸器というのもありますし、強心薬の持続点滴も通常は病院内の集中治療室で行うものですが、訪問看護ステーションとの連携でご自宅でも受けられます。入院ではなくて、家に帰りたいというご希望は多いですが、それが可能になってきているんです。在宅でできる対応は、今後も増えていくでしょう。当院も昼休みと夕方の時間帯は訪問診療に当てています。伯父も歳を取ってきましたし、当院を引き継いで、こうしたスタイルを取り入れて自分なりに地域のお役に立ちたいと思ったのが、直接の開業のきっかけです。



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