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佐々木 大樹 院長の独自取材記事

佐々木医院

(船橋市/滝不動駅)

最終更新日:2021/10/12

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新京成線の滝不動駅から徒歩約5分。「佐々木医院」は、戦後すぐに開業し、南三咲の地に移ってからは50年以上という長い歴史のあるクリニックだ。2021年4月からは佐々木大樹先生が3代目院長に就任。佐々木院長は、東邦大学医学部卒業後、同大学医療センター佐倉病院の内科でさまざまな内科疾患や内科救急の診療にあたってきた。内科疾患の中でも特に消化器系の症状が多いことから消化器内科を専門とし、数多くの内視鏡検査・治療に携わってきている。そうした経験を地域の中で生かしていきたいと、総合的な診察を行うとともに、消化器内科の専門的な診療に注力しているという。クリニックの特徴や地域医療への思いなどについて話を聞いた。

(取材日2021年7月20日)

総合的診療と専門の消化器内視鏡検査・治療に注力

こちらは長い歴史があると伺いました。

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もともとは祖父が戦後すぐに内科のクリニックとして開業したのが始まりで、1960年代にここに越してきたと聞いています。父の代では、父の専門が整形外科でしたので、整形外科を中心に内科、小児科を診療してきました。私が3代目の院長となった2021年4月からは、専門である消化器内科を診療科目に加えました。当クリニックでは、地域のかかりつけ医としての診療と、自身の専門性を生かした診療を行っていきたいと考えています。祖父や父の姿を見ながら育つ中で、将来は医師になろうと子どもの頃から思っていましたし、医師になるなら地域の人々の身近な存在であるクリニックで診察していきたいと考えていました。ですので、そのことを念頭に置いてこれまでさまざまな研鑽を積んできました。

そのご経歴を簡単に教えてください。

東邦大学医学部を卒業後、同大学医療センター佐倉病院の内科に入局しました。この病院の内科の医局は、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科など専門診療科が一体となっているのが特徴で、心臓疾患や肺疾患、消化器疾患などいろいろな内科疾患を診療でき、幅広い知識と経験を得ることができました。救急当直では、内科系の救急患者さんはもちろん、めまいや尿が出ないといった耳鼻咽喉科や泌尿器科などの疾患の急患にも数多く対応してきました。そうした経験から総合診療的な見方を身につけることができ、それはこのクリニックの診療でも生かされていると思います。初診の患者さんが訴える症状はそれこそさまざまです。それらに対して臨機応変に対応できるのも、大学病院で貴重な経験を得られたからこそだと思います。

その中で消化器内科を専門にされたのはどんな理由からでしょうか。

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大学病院で診療してきた中で、消化器内科の症状を訴える患者さんがとても多かったことと、内視鏡に大きな可能性を感じたからです。内視鏡の技術は年々進化していて、内視鏡で行えることが増えてきています。内視鏡検査では、鮮明に病変をモニターに映せるようになったり、早期のがんの切除や胃潰瘍の止血といった治療もできるなど、内視鏡の伸びしろはとても大きいと思ったのです。大学病院では、胃や大腸だけでなく、小腸や胆嚢、膵臓などの内視鏡検査や内視鏡的治療を数多く行ってきました。当クリニックでは、胃と大腸の内視鏡検査に力を入れていきたいですね。

クリニックはどんなことでも話せる「町の相談所」

こちらの診療方針についてお聞かせください。

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地域にお住まいの方々がどんなことでも気軽に相談できるクリニックでありたいと思っています。「町の相談所」みたいな感じで、何か困ったことがあればすぐに相談に来られる場所ですね。患者さんは何か症状が起きた時に、どこに行けばいいかわからないことも多いと思います。そんな時には気軽に相談に来ていただきたいですね。こんなことでクリニックに行っていいのだろうか、こんなことを言ったら怒られるかも、といった心配は無用です。大学病院時代、「先生に言うと怒られそうだから言わなかった」という患者さんもおられ、結果、発見が遅れてしまうといったケースもありました。ここでは言いたいことはどんどん言ってください。むしろ「先生だから思わず言っちゃったよ」というくらい、そんな近しい関係になりたいですね。

患者さんと接する際にはどんなことを心がけていますか。

患者さんとは正面を向いて、目と目を合わせてお話するようにしています。お話ししながら目や顔の表情もよく確認しています。不安や痛みなど、どのように感じているか、ちょっとした顔の表情に現れますので、話し方も含めてよく観察しています。話すときは専門用語や難しい言葉は使わず、できるだけかみ砕いてわかりやすい表現に変えています。例えば、喉が腫れた時に咽頭炎とは言わず、喉の風邪ですよ、と言い換えたりしています。自分に置き換えた場合、わからない言葉はそのまま聞き過ごしてしまうことが多いと思うんですよね。例えば携帯電話の料金プランの説明を受ける時。わかりにくい表現で話されると、話の内容が入ってこなくて、何となく流してしまう。そんな経験も多いのではないでしょうか。そういったことのないよう、できるだけわかりやすく説明することは常に念頭に置いています。

先ほど少しお話しされた内視鏡検査について教えてください。

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内視鏡検査は目で見てわかることが大きな利点で、病変を発見しやすいのが特徴です。バリウム検査やエックス線検査ではなかなか難しい場合が多く、内視鏡検査はまさに一目瞭然、病気の早期発見につながります。内視鏡検査というと、つらそう、痛そうというイメージを持っている人も多いと思います。当クリニックではできるだけ患者さんの負担が軽くなるよう配慮しています。胃の内視鏡検査では、鼻から挿入する検査も行っていて、嘔吐反射が起きないように検査を受けられます。大腸内視鏡検査では、鎮静剤を用いた検査も可能です。実は、この近隣では大腸内視鏡検査を行っている医療機関が少ないのですね。大規模病院で行っているところはありますが、予約が先の日程になってしまうことも多いようです。その点、近くのクリニックならば、患者さんも気軽に受けられると思います。

病気の早期発見・早期治療のために内視鏡検査は重要

スタッフとの連携や病診連携について教えてください。

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今でも父が週に2回診療をしていて、看護師を含めると総勢6人体制です。スタッフらとは月に1回、ミーティングを行っていて、さまざまな意見交換や情報共有をしています。スタッフの中には父の代から長く働いている人もいて、いろいろな改善策を提案してくれています。私よりも患者さんのことをよく知っていて、その点も助かっています。病診連携については、私が週に1回、船橋二和病院で内視鏡検査・治療に携わっていますので、少し大きいポリープの場合などは、船橋二和病院に紹介しています。その場合、私があちらの病院でも診察を担当することも可能です。そのほかの疾患で専門的な医療が必要な場合は船橋市立医療センターなどに紹介しています。紹介する際は、なぜその医療機関に行かなくてならないか、こんな症状でこんな疑いがあるから行く必要がある、ということを丁寧に説明して、患者さんに納得してもらうよう努めています。


これまでで心に残ったエピソードはございますか。

研修医になって1年目の時のことでした。当直の時に喘息の発作を起こした患者さんが救急搬送されてきました。私はまだ1年目で不安もありましたが、患者さんの話を聞いて、私なりに一生懸命対応しました。その後、患者さんが帰宅された後、わざわざお礼の手紙をくださったのです。そこには、先生のおかげで安心できました、と書かれてあり、私の拙い診療でもそのように言っていただけたことにとても感動しました。もう13、4年前のことですが、今でもその手紙は大切にとってあります。やはり患者さんの体調が良くなっていく姿を見るのはうれしいですし、医師としてやりがいを感じます。

では最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

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当クリニックがどんな診療を行っているのか、よく知らない人もまだまだ多いと思います。当クリニックではどんな症状の方でも診ています。どこか体調が悪いという時は、気軽に相談に来てください。また消化器内科の診療と内視鏡検査に力を入れています。胃と大腸の内視鏡検査は、早期発見早期治療のためにとても重要ですので、ぜひ活用していただきたいと思います。

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