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藤巻 豊 院長の独自取材記事

藤巻耳鼻咽喉科医院

(市川市/南行徳駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京メトロ東西線・南行徳駅のそばにある「藤巻耳鼻咽喉科医院」には、近隣住民のほか、電車を使って遠方からも訪れる患者が多いのだとか。それは充実した機器と人的体制のもとで幅広く検査や治療を行っているからなのだそうで、「患者さんのお悩みを解消して医療機関に通わなくていい状態にしてあげたい」という藤巻豊院長の思いが反映されている。在籍する医師と看護師はともに10人を超え、機器に関しては「ないものがないほど」。常に3人または4人の医師が診療しているため、一人ひとりの患者にも時間をかけて丁寧に診られるという。「クリニックだけではなく、地域レベルで良い医療を提供しようと努めてきた」と話す藤巻院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。(取材日2018年5月17日)

患者を病気から解放するべく、日々治療に励む

まずはこちらに開院された理由をお聞かせいただけますでしょうか。

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ここに開院した理由は、もともとクリニックの周辺に土地勘があったからです。私は1979年に三重大学医学部を卒業して順天堂大学医学部に入局したのですが、大学から派遣されて勤務した公立病院がこちらの近くにありました。開業するのであれば医師として慣れ親しんだ地域のために役立ちたいと考えていましたから、1986年に南行徳駅のそばに開院したわけです。その後、設備面の拡充のためにより広いスペースを確保できるところを求めて、1992年と2002年に駅前のロータリーの中で移転しました。

開院して32年ですが、現在はどんな患者が来院していますか?

近くにお住まいで歩いて来られる方もいらっしゃいますが、それよりは少し離れた船橋市や習志野市などから電車を使って来院される方のほうが多いですね。クリニックとしては珍しいことだと思いますが、それというのも当院では人的体制と設備が充実していて、多くの耳鼻咽喉科では対応が難しい治療を行うことができるからです。中耳炎を繰り返すお子さんに対し、耳にチューブを入れて行う手術がその一例で、患者さんのかかりつけ医である小児科の先生が投薬だけでは問題が解決できないと判断して当院をご紹介されることが多いんですね。当院には医師が全部で15人在籍していて、3人または4人の医師が常に診療している体制をとっています。

先生は開院以来、どんなクリニックをめざして診療を続けて来られたのでしょうか。

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「耳鼻科医は外科医である」というのが私の信条です。外科的な治療を行って患者さんを病気から解放してあげたい、医療機関に通わなくていい状態にしてあげたいと考えています。そのために、機器と人をそろえることは必要不可欠です。当院にはストロボ光を当てて声帯の状態を観察できる機器や耳の中を詳しく調べられるCTなどを備えており、耳鼻咽喉科領域の機器で置いていないものはないのでは、と言えるほど。医師という観点にしても、クリニックだけではなく地域レベルで良い医療を提供したいと開業当初から思っていたので、信頼の置ける内科や、眼科、整形外科の先生方に声をかけて近くで開業してもらいました。こうして、他科の助けが必要な時でもすぐにご紹介できる体制が整ったのです。

手厚い体制だからこそ、一人ひとりに時間をかけられる

在籍している医師にはどんな特徴があるのでしょうか。

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相応のキャリアを重ね、それぞれに専門性を持っていることが特徴です。例えば順天堂大学の古川正幸准教授は中耳炎や人工内耳に関する専門家であり、埼玉医科大学の菅澤正教授と中平光彦教授はともに腫瘍を専門にしています。こういったその道のエキスパートが在籍しているので、手術に関するお話もクリニックで行うことができます。手術を行う場所は大学病院になるわけですが、それまでの過程をクリニックで行えるわけですから患者さんの利便性や安心感は高まります。また、私の息子である充寿(みつひさ)医師も8年ほど前から当院で診療を行っています。娘の有希医師も同様で、彼女は小児科が専門ですから、お子さんに関する耳鼻咽喉科領域以外のご相談にも対応しています。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

自分の家族のように親身に接することですね。患者さんの話をとにかく一生懸命にお聞きすること。その上で、私の考えを専門用語を使わずにわかりやすく伝えることを心がけています。3人または4人の医師が診療しているのは時間のかかる機器を使った検査や治療、手術を行いやすくするためだけではなく、患者さん一人ひとりを時間をかけて診たいからでもあるんですね。当院には医師だけではなく看護師も10人以上在籍していて、常に7人は診療時にいますから、さまざまな処置を行うこともできます。一般的には資格を持たない助手がそばに控えていることが多いんですが、当院は投薬だけでなくいろんな処置を行いますから看護師も必要なのです。

ところで、先生はなぜ医師を志されたのですか?

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高校生の頃は漠然と国際的な活動に関心があり、将来は国際機関に勤められればと考え、一旦は理工学部に進みました。しかし、自分の将来を再考した時に浮かんだのは医師の道でした。根幹には、「人の命や健康を守りたい」という思いがありましたから、それは何も国際的な活動に限らなくて、自分の身近なところからできるんじゃないかと思ったんです。それで大学を中退して勉強をし直し、医学部を受験しました。

患者と長く、深くつき合えるのがうれしい

勤務医経験を積んだ後に開業されたわけですが、開業医のやりがいは勤務医のそれとは違うのでしょうか。

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患者さんの役に立てることでは共通していますが、勤務医だと大きな組織の方針に沿う必要があります。医師として行いたいことが必ずしも実現できるわけではないんですね。その一方、開業医であれば自分の努力次第でクリニックの姿を理想に近いものにできます。スタッフと機器を充実させつつ、他科の医師にも近くで開業してもらうことで地域レベルで質の高い医療の提供に務められる実感がありますから、今は非常に充実しています。それに、患者さんと一緒に年を取っていくことも開業医の醍醐味の一つで、当院には4代にわたって通われるご家族もいらっしゃいます。患者さんと長く、深くおつき合いできることがうれしいのです。

お忙しい中、休日はどんなふうに過ごされていますか?

体を動かすことが好きですね。ゴルフをしたり、プールで泳いだり。ゴルフ場で他業種の方々とラウンドすることが多いのですが、空気がきれいで気持ちがいいですし、仕事の話はほとんどしませんから良い気分転換になります。以前はよくジョギングをしていて、20kmくらいは習慣的に走っていましたが、体のことを考えて1年前からはより負担の軽い水泳に切り替えました。朝一番でゴルフをし、午後はプールで泳ぐ。リフレッシュできる休日の過ごし方です。

最後に、改めて読者にメッセージをお願いします。

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保育園児くらいの小さなお子さんの悩みごとであれば、まずは当院にご相談いただきたいです。鼻水が出て不機嫌、微熱が続く、夜泣きをするといった症状が受診の目安で、当院であれば充実した機器とスタッフ体制によって精度を追求した検査と治療を行うことができます。川崎病などの内科疾患の疑いがあれば小児科が専門の娘が対応することができますから、クリニック内でお悩みを解消できることも多いです。お母さん方の通院の負担も減らせられるでしょう。また、現在大学病院に勤務中の息子も、週に2度クリニックに手伝いに来ていて、私の代わりにその曜日は責任者をしております。ゆくゆくは引き継いでいきたいなと考えていますね。今後も、地域の患者さんが困ったときには、頼りにしたいただけるとうれしいです。

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