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虎溪 則孝 院長の独自取材記事

虎溪医院

(草加市/獨協大学前〈草加松原〉駅)

最終更新日:2019/12/12

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獨協大学前駅から車で10分ほどの住宅街にある「医療法人虎溪医院」。白を基調とした風格あるクリニックは、1982年の開業以来ずっと地域の医療を支えてきた。先代院長である父親から、2014年に同院を引き継いだ虎溪則孝院長は、獨協医科大学越谷病院で10年ほど循環器内科・不整脈を専門として研鑽を積んできた。「大きな病院では難しいこまやかな医療」をモットーに、地域の何でも相談できるかかりつけ医として、質の高い医療の提供に努めている。患者のニーズに合わせ、新しい医療機器を取り入れ、院内をより使いやすくリニューアルするなど、常に改善へ取り組む姿には、生まれ育った街の人々を大切に思う気持ちが感じられる。穏やかな口調が印象的な虎溪院長に、地域医療への思いや今後の展望を聞いた。
(取材日2016年4月18日)

父の後を継ぎ生まれ育った街で地域医療に貢献する喜び

まずは医師を志したきっかけから教えていただけますか?

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当院は1982年に、消化器外科が専門である私の父が開業したクリニックです。私は幼い頃からこの場所で育ち自宅とクリニックが一緒だったため、良くも悪くも「医者の息子」としてみられ育ってきました。医師という職業は常に身近であったため、気がついたらそうなっていたという感じです。病気らしい病気もせず育ってきたため「幼いときに命を助けられた」とか「いい先生にめぐり会った」とかいう美談も特にありません(笑)。ただ医師として働く父の姿をいつも近くで見ていて、どれだけやりがいのある仕事か、どれだけ大変な仕事かというのは何となく感じていました。獨協医科大学を卒業し、同大学の越谷病院循環器内科で不整脈を専門に10年以上診療しましたが、私の医師としての原点は父のような地域に根差した開業医であり、今ようやくそれが実現している感じです。

先生が院長に就任されて、何か変えられたことはありますか?

そうですね、以前は大きな部屋が一つあり、複数の患者さんが同じ部屋で診察や検査を行っている状態でした。古き良き診療所という感じで、それはそれでいい面もありましたが、現在の幅広い患者さんのニーズに応えられるような内装のリニューアルを行いました。患者さんのプライバシーを守れるように診察室を区切ったり、バリアフリーを意識して段差もなくしたりしました。また患者さんの待ち時間対策のために、待合室は広いスペースをとり、ゆったりと過ごせるように配慮しました。先代は外科系が専門でしたが、現在は内科全般、循環器内科の患者さんが多くなり、それに対応できるように検査機器の導入を少しずつ行っています。

実際にクリニックを引き継がれていかがでしたか?

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勤務医時代とは違い病院全体のことを考えるのも仕事なので、そういう面での苦労はありますね。ですが、自分が生まれ育った地域に貢献していることへのやりがいも感じています。また幼稚園や学校の校医の仕事はいかにも開業医らしくて大好きです。大学病院での勤務医時代は、その時しか学べないことをしっかり修得したいと思いながら頑張っていましたが、今は自分が将来的にやりたいと思っていた医療に携われる喜びが大きいです。幼い頃から知っている患者さんも通院してくださっています。

循環器疾患を中心に、あらゆる病気へ対応できる医師に

循環器内科で不整脈を専門にされた理由を教えてください。

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医師になると決めた時から将来的には開業医になりたかったんですが、大学病院に勤めた場合一つの専門科に入局し、その後に他の科を学んでいく必要がありました。内科の各科はどれも重要ですが、まずは生命に直接影響のある心臓を扱う循環器内科を学びました。そこから全体的な病気を診られるようになるためにさまざまな医療を学び、その後さらに専門分野に分かれる過程で不整脈を中心に学ぶようになりました。私が携わった最近の10数年間というのは、不整脈の治療が劇的に進歩した時代であり、カテーテルアブレーションやCRT(心臓再同期療法)といった手術を保険適応となった時期から数多く経験することができました。

治療において、大切にされているポリシーは何ですか?

病気を診るのではなく、患者さんそのものを診ること。病気を治療することというのは本来目的ではなくて、豊かな一生を送るためのひとつの手段に過ぎません。どのようにすれば個々の患者さんが病気に左右されず生活ができるかを、一番大事にしながら診療を行うようにしています。また当院は「地域のかかりつけ医」として、どんな体の悩みでも相談できるクリニックであることを大切にしています。循環器や糖尿病だけではなく、ほぼすべての領域の一次診療を行っており、私の原点である「地域のかけこみ寺」的な存在であり続けたいと思っています。その上で循環器・不整脈の専門の医師としての経験を生かし、心臓診療に関しては大学病院のような質の高い治療をめざしています。現在も週に一度は獨協医科大学越谷病院で非常勤講師として若手医師にペースメーカなどの施術指導を行う傍ら、私自身も日々進歩していく先端医療の経験を積んでいます。

同院ならではのこだわっている医療機器や設備はありますか?

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循環器内科の診療を行うのに不可欠な24時間心電図(ホルタ―心電図)や心エコー検査はもちろん行えます。少し変わった機器といえば「イベントレコーダー」でしょうか。この検査は2週間程度患者さんに機器を貸し出し、不整脈がでたときに患者さん自身で心電図記録をとってもらうものです。心臓病は症状のあるときにしか心電図に変化がでないものも多く、たまにしか発作の出ない病気を診断するのに役立てています。また白衣高血圧症や早朝高血圧の場合には24時間血圧測定器を使用することもありますし、動脈硬化の進行具合「血管年齢」の検査にはCAVIなども行っています。心エコーは時間をかけて丁寧に行っているため予約になりますが、それ以外の検査は当日すぐに行えるのもクリニックならではです。その他糖尿病検査に必須なHbA1cやコレステロールなど脂質検査の数値も当日すぐに数分で結果がでます。

モットーは「専門家による診療を身近なクリニックで」

先生の休日の過ごし方について教えていただけますか?

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休日は3歳の娘と過ごす時間を楽しんでいます。あとは、娘が生まれてから少し休んでいたフットサルを、昨年末からまた始めて、診療後に楽しむこともしばしば。数年前と比べて少し体力が落ちましたが、やっぱり体を動かすのは楽しいですね。実は妻も循環器の医師として獨協医科大学越谷病院で勤務しながら、娘の子育てを頑張ってくれているので、休みの日はなるべく娘の世話をしています。今はまだ娘が小さいのでまったく思いませんが、父から受け継いだ病院を、将来的には継いでほしいという気持ちが出てくるのかな。娘じゃなくても、いつか誰かに継いでほしいと思う日が来るのかもしれませんね。

それでは、今後の展望について聞かせてください。

地域のかかりつけ医として、また循環器・不整脈を専門として質の高い医療を提供できるよう今後も努力したいと思います。医学の進歩は目覚ましく、時代のニーズも日々変化するものですから、変わらず皆さまの期待に応えるクリニックであり続けるためには、常にアップグレードをしなければならないと思います。設備やサービスはもちろんですが、医学の世界は昨日までの常識が覆されることも多々あります。常にアンテナを張り巡らせ、その時代でその人にとって最善の治療をいつでもアドバイスできるよう私自身もずっと研鑽し続けなければなりません。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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心臓病に関しては、「専門家による診療を身近なクリニックで」をモットーに質が高くきめ細かい診療を心がけていきます。会社や人間ドックで心電図異常を指摘された方、大きな病院の循環器内科に通うのが大変な方など、循環器疾患でお悩みの方は、一度気軽な気持ちで診療を受けてほしいですね。また心臓ペースメーカや植込型除細動器の診療やチェックができるのも特徴です。ペースメーカはつけて終わりではなく、生活状態に応じて少しずつ微調整が必要なんですよ。不整脈の専門医師がきめ細やかに確認をするので、ペースメーカの具合が気になる方も気軽にいらっしゃってください。また専門的な検査だけではなく、風邪などの患者さんも多数いらっしゃいますし、何か悩んでいることや困っていることがあればどんなに小さなことでも、気軽にお話ししていただければと思います。

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