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少ない負担で早期発見につなげる
大腸内視鏡検査

北村医院

(川口市/東川口駅)

最終更新日:2020/09/28

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日本人のがん疾患による死因ワースト3に入っている大腸がん。大学関連病院時代から長年消化器のがん治療に携わってきた「北村医院」の北村大介院長は大腸がんについて「早期に発見できれば治療しやすい病気です。しかし気づかないうちに進行してしまうことも。早期発見のためには定期的な内視鏡検査が重要です」と語る。そこで取り組んでいるのが「軸保持短縮法」という挿入法だ。北村院長はこの方法を習得したのちもさらに技術に磨きをかけてきた。すべては苦痛の少ない検査を行うことで、患者に定期的に検査を受けてもらうためだ。軸保持短縮法とはどのような方法なのかも含め、同院の大腸内視鏡検査の内容を聞いた。 (取材日2020年1月18日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査ではどのような病気が見つかるのでしょうか?
A

大腸がんを早期に発見し、治療することが第一の目的ですが、ほかにも若い人にも多い潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患も、内視鏡検査で早く見つけて治療を開始するのが望ましいでしょう。検査では肛門から細い内視鏡を挿入し、全大腸と一部小腸までを観察。その途中、ポリープなど粘膜の病変を見つけた場合、必要に応じて切除します。ポリープ切除術は日帰りを基本としているため、コールドポリペクトミー、EMR(内視鏡的粘膜切除術)などの方法で行いますが、サイズが大きくESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)などが必要そうな場合は、無理せずに提携先の病院を紹介します。

Qどんな方が検査を受けるべきなのでしょうか?
A

40歳が受診の目安です。というのも40歳を超えると消化器がんにかかるリスクが高まるからです。それに血縁者にがんになった方がいれば遺伝的な要因もありますから、一度は検査を受けてほしいと思いますね。また食生活の欧米化やストレスの多い現代社会では炎症性腸疾患や過敏性腸症候群など若くても罹患する病気もありますから、血便や下痢が続くなどの症状があれば受診してください。ただの痔だと思っていたら大腸がんが隠れていたというケースもまれではありません。ある時期から下痢・便秘になった、健診で便潜血反応が陽性などの場合も、まずはがんなのかどうかを確認する意味から検査を受けるべきだと思います。

Q検査で採用されている「軸保持短縮法」とは?
A

従来からループ法といって、内視鏡スコープを押しながら挿入する方法が一般的でした。しかしカーブが急なS状結腸の部分では時に腸が伸びて痛みや苦しさを感じさせるケースもありました。軸保持短縮法ではS状結腸を手前側に折り畳むようにして挿入するので腸を伸ばすことなく、カーブもない。だから楽に検査を受けていただくことが望めるのです。この手技を習得するには技術と経験を要します。胃カメラも同じですが、苦痛を感じるとそれが記憶に残り検査をためらってしまう。それで早期発見ができないという事態にならないよう、当院では鎮静剤も使用しながら、定期的な検診を毎回できるだけ楽に受けてもらえるように努めているのです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と事前説明

まずは問診票をもとに既往症や、過去の内視鏡検査の受診経験などの質問に答えた後に、検査の詳しい内容や前日・当日の過ごし方、前日の食事や内服薬などの説明を受ける。またこの際、聞きたいことがあれば、しっかりと質問をしておこう。前夜は下剤を忘れずに飲んで、早めの就寝を心がける。

2検査着に着替えた後、鎮静剤の注射

当日は自宅で下剤を飲み、便の色が透明に近いくらいになってから医院へ向かう。検査後も鎮静剤の作用が残り、ぼうっとした状態となるため、自転車や自動車ではなく電車などの公共機関を利用するのがいいそうだ。心配な人は医院での下剤内服もできるそうなので聞いてみよう。医院到着後は検査着に着替える。検査の直前には鎮静剤を注射。これは緊張をほぐすとともに、検査中の腹部の違和感などを取り除くため。

3内視鏡検査を受ける

検査ベッドに横たわると、カメラを挿入しやすい高さに調整するため昇降するので、その際にちょっとドキドキするかもしれないが、先生が検査の手順を丁寧に説明しながら「苦しくないですか」「痛くないですか」と聞きながら操作してくれるので、次第に心も落ち着いてくるだろう。直腸の触診の後は内視鏡がスムーズに挿入され、その後はうとうとしていたのでほとんど覚えていない人もいるという。検査はおよそ15分で終了する。

430分から1時間ほど休憩後に帰宅

検査後はリカバリー室で休息をとる。鎮静剤の作用や緊張から解き放たれたこともあって、つい寝入ってしまう人も多いそうだ。30分から1時間ほどで目が覚めるのでその後帰宅する。ポリープを切除した場合は組織を病理検査に出して、後日あらためて検査結果が報告される。良性の可能性が高い場合は、患者が余計な心配をしなくて済むように内視鏡検査後すぐにそのことを伝えているという。

5検査結果の説明

後日あらためて検査結果を聞く。診察室で画像をモニターに映しながら腸内の様子を詳しく説明してくれる。ポリープの切除をした場合、病理組織検査の結果はおよそ1週間で判明するのでその結果も一緒にわかりやすく説明してくれる。同院ではこれら検査結果の説明の後、普段の生活や食事面の注意・指導も行っている。気になったり、わからないことがあれば遠慮なく聞いてみよう。

ドクターからのメッセージ

北村 大介院長

大腸がんは早期のうちは自覚症状もほとんどなく病状が進行していくことも多いのです。だからこそ定期的に内視鏡検査を行うことが重要で、可能な限り負担の少ない検査をしたいと思っています。また当院では胃・大腸を同時に検査することも可能です。検査を別々に行うと再診料・薬品代がその都度かかりますし、検査前の食事制限でも患者さんの負担も大きくなります。それを同じ日に同時に行えば、鎮静剤の注射も1度で済み、その分検査時間も大腸と胃の検査を単体で行った場合のトータル時間より短縮され、時間的、費用的な負担が少なくなります。半日の日帰りでできるので「胃の内視鏡もしばらく受けていない」という方にはお勧めしています。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

大腸内視鏡検査/2万2000円、胃内視鏡検査/1万8000円

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