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北村 大介 院長の独自取材記事

北村医院

(川口市/東川口駅)

最終更新日:2020/04/01

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地域のかかりつけ医として診療科を超えた診断・治療に力を入れている「北村医院」の北村大介院長。風邪などの日常的な疾患から、専門分野である消化器内科、知識と経験を必要とするがん治療まで幅広い疾患に対応している。専門の消化器内科では日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として、病気の早期発見・早期治療につなげるため検診に力を入れ、エコー・胃内視鏡・大腸内視鏡など機器の充実も図る。「川口からがんで亡くなる方がいなくなるよう地域医療に貢献したい」と語る北村院長に、クリニック継承の経緯や、病気の早期発見・早期治療に取り組む思い、診療で心がけていることなどを聞いた。
(取材日2019年11月16日)

診療科を問わず何でも診る地域のかかりつけ医をめざす

今年9月に周東医院を継承するかたちで開院されました。開院の経緯を教えてください。

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周東医院の周東徳輝院長はこの地で30年以上にわたり、診療科を問わず何でも診られる地域のかかりつけ医として、お子さんからお年寄りまでの健康を守ってきました。近年、一般的に認知されてきたプライマリケアを地でいくような先生で、患者さんにも優しく人望もあり私の目標とする大先輩です。そんな周東先生から声をかけていただき今年9月、医院を継承するかたちで北村医院を開院しました。開院にあたっては院内をリフォームして全面バリアフリーとし、現在、診療は周東先生と私の2診体制で行っております。

先生は長年、消化器外科の医師として総合病院に勤務し、がんの治療や手術に取り組まれたそうですね。

順天堂大学医学部を卒業後、大学病院および関連病院でがんの治療や手術、内視鏡診断・治療で研鑽を積んできました。診療では胃内視鏡や大腸内視鏡検査などで病気を見つけ、見つかった場合は精査をし必要に応じて手術を行い、術後は外来で状態を診ながら抗がん剤の治療や緩和ケアに取り組んでいく。そのように患者さん一人ひとりと向き合って、お話をして納得し安心していただき、ときにご家族とも関わりを深めてきました。やはり治療は患者さんとの信頼関係がないとうまくいきませんから、限られた時間の中で多くのことを話し、コミュニケーションをとることは昔から心がけていましたね。

こちらにはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

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1歳の赤ちゃんから90歳を超える方まで、川口市やさいたま市などにお住まいの幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。症状は標榜している科が内科・消化器内科・外科・肛門外科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科と広いので、風邪や腸炎といった日常的によくある疾患から、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、専門的な知識と経験を必要とする疾患までとさまざまです。また、私が専門とする消化器内科では、一般的な腹痛や胸焼けを訴える方、胃と大腸の内視鏡検査を希望される方、そしてがんの治療を受けている方もいらっしゃいます。かかりつけ医として診療科を超えて診ているので、中にはいろいろな病院を転々と回り「原因がわからない」という方も来られますよ。

早期発見・早期治療につなげるため検診に注力

先生が診療で力を入れていることや大切にしていることを教えてください。

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病気の早期発見・早期治療につなげるため検診に力を入れています。これまで約20年間、がんの治療をメインに行う中で、残念ながら進行がんで亡くなる方を何人も診てきました。がんは早期で見つけることが大切です。当クリニックでは、忙しい人でもすぐに検診が受けられるよう、受診しやすい環境をつくり、早く見つけて早く治療するスタイルを築きたいと思っています。診療の際に心がけていることは、患者さんの気持ちになること。しっかりと話を聞いて患者さんの立場や思いを知った上で、症状や治療内容をわかりやすく説明する。薬についても「この薬がなぜ必要なのか、いつまで必要なのか」をお話しして、納得していただくことを心がけています。また、診療全般において「わからないことは何でも聞いてください」というスタンスは大切にしていますね。

医療機器にもこだわられていると聞きました。

内視鏡やエコーなど、大規模病院に引けをとらないようにと考え機材を取りそろえています。「弘法筆を選ばず」ということわざがありますが、内視鏡はクオリティーや画質が検査に反映されやすいと考え、機材選びにはこだわっています。医療機器を充実することで、精度を追求した検査や治療を、クリニックで手軽に受けられるようにし、病気の早期発見・早期治療につなげていきたい。そして一人でも多く、がんで亡くなる方を減らしたいと思っています。

患者さんとの心に残っているエピソードはありますか?

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外科時代の患者さんですね。「おなかが痛い、便に血が混じる」と来院されて検査をした結果、大腸がんで既に転移があり根治は難しいと考えられる状態でした。ご家族の意向で本人にも状況を伝え、抗がん剤治療を開始しました。「もっと早く見つかっていれば」と感じながら、できる治療を2年ほど続けました。ただ、どうしてもがんは進行していく。そんな時に、患者さんがご家族のいる他県へ引っ越すことになったのです。通院は難しいということで他の病院や緩和ケアをご紹介したときに、患者さんが「先生ともっと早く会っていれば」とおっしゃって……。結局、それが最後になりその言葉が強く心に残りました。真面目に治療を受けてくれる方でしたので、早くに見つかっていればこんなことにはならなかったかもしれない。あの時、信頼関係が築けたことをうれしく思うと同時に、早期発見のための検診を浸透させなければと思いました。

積極的な受診のため、苦痛の少ない検査を提供したい

先生が影響を受けた恩師や先輩がいましたら教えてください。

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お世話になった恩師や先輩はたくさんいますが、中でも前の職場の外科上司の先生には大きな影響を受けました。物腰がやわらかく技術もあり、患者さんから慕われていて、私はその先生から患者さんとの接し方はもちろん、外科とはどういうものかを学びました。そのため、開業すると決めたときは言いづらくて……。思い切ってお伝えしたところ「そうか」と快く受け入れ応援までしてくださって、現在もその病院には週1回、外来で行っているのですが、今も親身にアドバイスをしてくださるので頭が上がりません。

先生が医師を志したきっかけは何でしょうか?

中学生の頃から純粋に「人の役に立ちたい」という思いがありました。また当時、私が住んでいた近所に町医者の先生がいて、風邪をひいたときによく診てもらっていたこともあり「僕も将来は人を助ける仕事がしたい」と感じていました。外科を志した理由は、純粋に興味があったということもありますが、外科の医師が出ているテレビドラマを観て「かっこいいな」と憧れたという不純な動機もあります(笑)。

お忙しい毎日ですが休日はどのようにお過ごしですか?

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休日は子どもと遊ぶことが多いですね。一緒にキャッチボールをしたり、プールへ泳ぎに行ったり。中学生の上の子は学校の部活が忙しそうなので、最近は小学生の下の子とよく遊んでいますね。成長とともにだんだん親離れをしていくことが寂しいですが、今は家族といる時間が一番楽しいです。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。

地域の皆さんに「何かあったら北村医院に行こう」と頼ってもらえるよう、地域に密着した医療を提供していきたいですね。専門分野である消化器内科に関しては、胃と大腸内視鏡検査で「楽だったよ。来年もここなら来たい」と言ってもらえるよう、さらに技術を磨いていきたい。痛みや苦しみは検診を受ける機会を患者さんから奪い、その結果、がんを早期に発見できず悲しい結果を招くこともあります。「北村医院なら大丈夫」と検診を受ける方が増えるように、大きなことを言えば川口からがんで亡くなる人がいなくなるように、安全かつ水準の高い医療を追求することで地域に貢献していきたいと思います。健康はどんなに注意をしていても損なうことがあるものです。些細なことでも構いませんので、気になる症状がある方は、わかりやすくお応えしますので何でも気軽にご相談ください。

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