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青山 久美 先生の独自取材記事

青山医院

(前橋市/新前橋駅)

最終更新日:2022/12/02

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JR上越線・新前橋駅東口から徒歩5分、企業や商店、住宅が混在するエリアで診療を続けている「青山医院」。病院らしくないログハウス風の建物が目を引く。青山正洋院長の専門である内科、院長の母、青山美子先生が担当する小児科に加え、2022年6月から皮膚科の診療も開始、担当は院長の妻である青山久美先生だ。自身も2人の子どもを持つことから、ニキビやアトピー性皮膚炎、多汗症など若い世代の肌の悩みに親身に寄り添い、症状の改善・緩和に努めている。長引く治療に不安を抱きがちな患者の思いを取りこぼさぬよう、コミュニケーションを大切にしている久美先生に、クリニックの診療内容や自身の専門である皮膚科診療について話を聞いた。

(取材日2022年10月5日)

皮膚トラブルの起きやすい子どもや若者世代が多く通う

クリニックの概要をご紹介ください。

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当院は内科、小児科、皮膚科の診療を取り扱うクリニックで、内科医の夫が院長、小児科を義母が担当、皮膚科を私が担当しています。当院を開業したのは義母なのですが、ログハウス風の建物にはフィットネスエリアやカフェ風のミーティングスペースもあり、家庭的で親しみやすい雰囲気で、私も大好きなんです。フィットネスエリアは夫の発案で、患者さんの生活習慣病予防のため使用、カフェ風のスペースは地域の皆さんやスタッフの勉強会などで使います。私が入職したのは2022年6月で、それまでは群馬大学医学部の皮膚科に所属して、関連病院に派遣されていました。前職は渋川医療センターでした。

先生のご経歴をもう少し教えてください。

一生働けるよう資格のある仕事をしたいと思っていたのですが、医師に絞っていたわけではありませんでした。文系より理系が好きで、興味のある分野が医学だったので、医学部に進みました。両親とも医師ではなく、兄は昆虫の研究者をしています。出身は神戸市で、福井大学に進学。卒業後は皮膚科の医局に入りました。皮膚科というのは内科にも外科にも関わっているので、奥が深くていろいろ学べるのがいいなと思ったんです。夫とは学生時代に知り合って、大学卒業と同時に結婚しました。群馬は夫の地元です。どこに行くのも自動車での移動が基本で、神戸とはだいぶ違うので最初はちょっと驚きましたが、子どもが生まれてからはこのほうが楽でいいなぁと思うようになりました。

患者さんはどのような方が多いですか?

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皮膚科の診療時間は午後なので、若い方が多いですね。お子さんの皮膚トラブルやアトピー性皮膚炎の方も多いです。皮膚科全般を診療していますので、かぶれやできもの、ニキビの治療も行っています。小さな腫瘍であれば、当院で切除手術も可能ですが、大きなものや基礎疾患のある方、悪性度の高いものは大きな病院にご紹介します。学校帰りや仕事帰りに来院する若い患者さんが多いせいか、ニキビのお悩みは比較的多いですね。ホルモンの関係でニキビはどうしても思春期にひどくなるものです。市販薬や自己流の手当てで頑張っても良くならないことが多く、治療には時間もかかるので、早めに来院していただきたいです。

ニキビ、アレルギーから多汗症まで、標準治療を幅広く

アトピー性皮膚炎の患者さんについてはどうでしょうか。

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当院にはアトピー性皮膚炎の患者さんも少なくありませんが、治療は昔とはかなり違います。アトピー性皮膚炎は、遺伝的な素因や環境、日常のケアの仕方など、いろいろな原因が組み合わさっているので、それぞれを見直してアプローチします。最近は新しい薬も登場しているので、患者さん一人ひとりに合わせて薬や治療法、ケアの仕方をお伝えして、日常生活を不快感なく過ごせるようになるのを目標に取り組みます。治療にはステロイドも使います。十数年前には患者さんをつなぎとめる「アトピー・ビジネス」が問題になった時期があり、ステロイドが悪者にされて怖いイメージが広がったことがありました。近年はステロイドを嫌がる患者さんはかなり減りましたが、どうしても嫌という方には患者さんの希望を聞き入れながら、治療方法を検討して提案しています。

慢性的な皮膚疾患が治らなくて、病院を転々とする人もいますよね。

皮膚科は忙しくなりがちな診療科目なんです。ほとんどの患者さんが問診だけでは済みません。患部をしっかり診させていただき、その場で処置が必要になることもしょっちゅうです。どうしても時間が削られてしまいますが、忙しくても一人ひとりに説明しないといけません。治癒まで時間がかかることや、今の治療方法で改善しない場合に次はどうするかという説明など、先の見通しまでしっかり伝えないと、患者さんは不安になってしまいます。そして、患者さんの期待どおりに改善しないとなると、だったらほかのクリニックで診てもらおうという気持ちになってしまうんですね。ですので、私としては患者さんが不安になって治療を投げ出さないよう、しっかり説明するよう心がけています。幸い当院は今のところ、患者さんと十分にコミュニケーションできる時間が取れますので、治療について心配なことがあったら、ご遠慮なくお話しいただければと思います。

先生の得意な治療や、こちらの医院の特徴的な治療があれば教えてください。

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群馬医科大学での勤務医時代、皮膚科はいろいろな医療機関に出向することになっていて、出向先ではすべて自分でやらないといけなかったんです。そのため、得意分野を極めるのではなくて、オールマイティーになんでもできるように、技術と知識を身につけてきました。当院でも特殊な治療はほとんどなく、スタンダードな標準医療が中心ですがイオントフォレーシスによる多汗症の治療を行っています。イオントフォレーシスは、皮膚に弱い電流を流し、汗の出る腺をイオンでふさぐという治療で、汗を抑えることを目的とした治療です。学生さんなど若い方で、手汗で困っている方が意外と多いんですね。頻繁に通院することが難しい人は、外用剤での治療も行っています。

病診連携では先端治療のアフターフォローも可能

休日はどのように過ごされていますか?

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最近ブームになっていますが、キャンプが大好きで、子どもが幼稚園くらいの頃から10数年はまっています。群馬は山が近いので、キャンプ場が多いのが良いですね。ただ、持久力が全然ないので、山登りは苦手で、車で行ける場所ばかりになります。子どもたちも大きくなって、最近はキャンプになかなか付き合ってくれないどころか、卓球に打ち込んでいるので、練習や試合の送迎で私まで忙しくなってしまいました。たまに一緒に来てくれても、キャンプ場に来てまでゲームしているし(笑)。あと、半年ほど前から、犬を飼い始めました。ウェルシュ・コーギーなんですが、生後9ヵ月になったところなので、かわいいけれどお世話も大変です。

今後の展望をお聞かせください。

皮膚科分野で使われる先端的薬剤の一つに、尋常性乾癬(かんせん)やアトピー性皮膚炎の治療に使う分子標的薬があります。一部の薬剤は導入可能な病院が限られているものもありますが、新しい治療を取り入れていくことで、今まで治らなかった患者さんに支障なく日常生活が送れるようにしてもらいたいと思っています。ですので、大きな病院で先端治療を受けられた方のアフターフォローを当院でお引き受けできればと思っています。尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎は、紫外線と投薬を組み合わせた従来からの治療法もあり、こちらについては当院でも可能です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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勤務医時代から現在まで、問診の際には患者さんのお話をよく聞くことを心がけています。お話をしっかりと聞いていく中で、病気の原因がわかることが多いからなんです。患者さん自身は「病気とは関係ないだろう」と思って話さなかった経験の中に、病気の原因が隠れているケースもよくあります。どこに行って、何をして、どんなものを食べてといった普段のおしゃべりのような話を広げていくうちに、原因や治療のヒントが現れることもあります。ご自身やご家族の皮膚のことなら、ちょっと気になった程度でもご遠慮なく、まずはお気軽にご相談ください。

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