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正しい排便で「出口の便秘改善」を
手術をしないための痔の治療

大阪肛門科診療所

(大阪市中央区/天満橋駅)

最終更新日:2022/06/09

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  • 自由診療

大阪メトロ谷町線、京阪本線の天満橋駅から徒歩5分にある「大阪肛門科診療所」は、1912年の開業から一世紀以上にわたり肛門外科の診療をするクリニックだ。現在、4代目院長を務めるのは、佐々木巌(いわお)先生。妻で副院長の佐々木みのり先生とともに痔の専門的な治療を行っている。同院は「手術をしたくない」という患者の希望に寄り添う努力を重ねてきた。その結果、現在は、痔の根本原因にアプローチすることで可能な限り手術をせずに完治をめざすという方針で診療を行っている。「痔の治療には手術しかないという考えに凝り固まらずに相談してほしい」と語る2人は、医療者としての誇りや責任と患者への愛にあふれている。そこで今回は、同院が考える「手術をせずに痔から卒業するための方法」について、詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2022年5月13日)

正しい排便習慣を身につけて、つらい痔の症状から卒業することをめざす

Q貴院の特徴を教えてください。
A
1

▲痔の治療経験が豊富な巌院長

【院長】当院の最大の特徴は「手術を避ける技術」を大切にしていることです。現在は自由診療で「手術をしたくない」「痔を本気で治したい」と思っている方々が足を運んでくださっています。初診時は30分〜1時間程度時間を取り、しっかりと患者さんの悩みをお伺いし対話をするようにしています。これまでの治療経歴はもちろん、生活習慣やお仕事のこと、飲んでいるお薬やサプリメントについても詳しくお話を伺います。お互いの考え方や治療方法についてじっくり話し合い、納得がいけば治療がスタートします。

Qできれば手術をしたくないのですが。
A
2

▲患者は近隣のみならず全国から診察を受けに来ている

【副院長】手術は痔の標準治療ですので、一般の医療機関で勧められるのは自然なことです。しかし、それでも手術をしたくないと悩んでしまう人も多いでしょう。そのような方にお伝えしたいのは「悩んで当たり前」ということです。むしろ手術については医師に言われるがままに受けるのではなく、悩んでほしいと思います。手術を受けたくないという希望を捨てずに、本当にもう手術以外の方法がないのかセカンドオピニオンを求めることも大切だと思うのです。しかし、どれだけ手術を避けたくてもどうにもならない場合ももちろんあります。その時にしっかりとラインを引き、患者さんにお伝えするのも医療の大切な役目だと思っています。

Q痔は手術をすると完治できるのでしょうか?
A
3

▲わかりやすい納得のいく説明と治療を心がけている、みのり副院長

【副院長】手術イコール完治かというとそんなことはありません。手術をしたけれど再発を繰り返して当院を受診される方もいらっしゃいます。なぜでしょうか? 当院では、痔の根本原因は肛門付近に便が残る「出口の便秘」であり、ここを正さなければ痔は何度手術をしても繰り返すと考えています。そこで、当院では手術の前に、まず「出口の便秘」を正すことに取り組んでいただきます。それだけで改善につながる方や手術が必要なくなる方もおられると思います。仮に手術が必要になったとしても、「出口の便秘」を正すことは術後再発予防のための最良の方法だと考えています。

Q正しい排便習慣はどうやって身につけるのですか?
A
4

▲独自のアプローチと診療経験をもとに書籍を出版

【副院長】正しい排便習慣には、腸と肛門の両方が正しい働きをすることが必要です。肛門付近に便が残っている人は、腸の働きに問題はなく肛門に問題があることがほとんどなので、肛門が正しく働くようにトレーニング、 具体的には必要に応じて座薬を用いて肛門付近の便の排泄を促します。これを毎日のルーティンとして取り組むことで少しずつ改善をめざしていきます。口は、食べ物が残らないように歯磨きでケアしますよね? 肛門も便が残らないようにケアすれば、良い状態を保てると思います。痔の「根本的な」治療にはご本人の努力が一番必要です。私たちは専門家としてしっかりとサポートしていきます。

Q手術をしないで痔を治すために、大切なことを教えてください。
A
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▲セラピードッグの「ラブ」も出迎えてくれる温かいクリニック

【院長】これまでの習慣や常識とされていることを、一度疑ってみても良いかなと思います。「手術が必要」と言われたときに、ご自身の希望や疑問をそのままにしないでほしいと思います。ぜひ担当の先生に尋ねて、納得していただきたい。面倒がらずにその質問に答えてくれる医師はたくさんいますので、そういった医師とともに前向きな治療を選択してもらえたらと思います。 【副院長】自分の大切なお尻ですから、どう治していくかは自分次第です。医師任せにしすぎず、治療に参加して疑問も意見もどんどんぶつけ、治療の希望も口にしましょう。私たちがめざすのは患者さんの笑顔。手を取り合い痔からの卒業をめざしたいですね。

ドクターからのメッセージ

佐々木 巌院長、佐々木 みのり副院長

【副院長】痔で悩む人は多く、何度も手術を繰り返している人がたくさんいます。痛みに耐え、体にメスまで入れたのに治らない。こんなに残念なことはありません。私たちも多くの手術を手がけてきたからこそ、患者さんの気持ちが痛いほどわかります。さまざまな経験を経て「できるだけ手術をしなくて良いように一生懸命手を尽くす」。しかし「いざ手術になったら本当に良い手術を提供する」という、現在の私たちの診療スタイルは確立してきました。私たちが持つすべての知識と技術を活用して、皆さんを痔の苦しみから解放できたらと思います。近年、痔だと思っていたらがんだったという方もいらっしゃいますので、まずは専門家にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

初診(お薬代別途)/3万円~、膿瘍切開術(局所麻酔込)/3万5000円、摘便/1万円

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