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大阪肛門科診療所

佐々木 巌 院長、佐々木 みのり 副院長

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地下鉄谷町線、京阪本線の天満橋駅から徒歩5分。1912年の創立から一世紀以上にわたり肛門外科の診療をする「大阪肛門科診療所」がある。セラピードッグの「ラブ」が迎えてくれるので、和やかな気持ちで診察を待つことができる。現在、5代目院長を務めるのは、佐々木巌(いわお)先生。妻で副院長のみのり先生とともに、痔の専門治療に力を入れている。痔は手術が標準治療とされているが、2人の考えは違う。患者にとって何がベストな治療かを追求した結果、痔の根本治療は便通にあると確信し、型にはまらない治療で痔に悩む多くの患者を救っている。自分たちが信じた治療を貫き通す覚悟と勇気から、肛門に関するアドバイスまで、多岐にわたり話を聞いた。
(取材日2017年6月23日)

ほとんどの痔は手術せずに治療ができる

―クリニックの特徴を教えてください。

【院長】当院は、痔の専門治療をメインに行う、肛門外科一筋のクリニックです。「大腸は診ないの?」と思われるかもしれませんが、両方の領域を扱うとなると、肛門科は外科、大腸は内科、それぞれの知識や経験が求められます。二足のわらじを履くと、どうしても専門性が低くなるため、大腸領域は内視鏡の高い技術を持った消化器内科の先生にお任せして、私は肛門外科に専念する道を選びました。クリニックの創立は1912年と歴史は古く、初代院長である曾おじいさんが開業し、現在は私が5代目院長を務めています。

―痔の治療に力を入れられていますが、痔になる原因は何ですか?

【副院長】実は、肛門外科を受診される方の多くは、毎日きちんと便が出ている方なんです。お通じがいいのに、どうして痔になるんだろうと不思議でしたが、調べていくうちに患者さんの多くは、腸の中の便は排泄できていても、肛門付近に便が残っていることがわかってきました。便の出し始めが固い時があると思いますが、それは肛門付近に出し切れない便が残っていたためです。古い便は時間が経つと固くなり、肛門周辺の毛細血管をうっ血させ、痔を引き起こします。痔になる原因はさまざまですが、「腸の便秘」ではなく、この「肛門の便秘」が大きな要因だと考えています。痔の根本治療はこの「肛門の便秘を改善すること」というのが当院の治療方針です。

―手術をしなくても痔の治療ができるのですか?

【院長】むしろ、手術でいぼ痔だけ取っても、原因である便秘が治らなければ、解決したことにはなりません。ですが、今の医学会では手術が痔の標準治療とされており、手術ありきの治療が一般的です。当院のように、肛門と腸を分けて考え、手術よりも保存治療を優先するのは、極めて珍しいスタイルなのです。私たちも以前は、手術が正しい治療選択だと考えていましたが、患者さんにとってベストな治療とは何かを突き詰めていく中で、それは手術ではなく、便通を最適化することだと気づいたのです。体質や状態にあった便の出し方を提案していく治療こそ、多くの患者さんを救える治療だと確信しています。現行の保険制度では、病気ごとに治療内容が決められているため、治療実績があるとしても保険適用外になってしまいますが、標準治療で治らなかった方や、私たちの診療方針に共感した方がたくさん治療に来られ、長年のお尻の悩みから解放されて喜んでいます。



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