胃のムカつき・お腹が張る・便の不調を
安心につなぐ内視鏡検査
のがたクリニック
(中野区/中野駅)
最終更新日:2025/05/30


- 保険診療
そろそろ大腸内視鏡検査や食道・胃・十二指腸を調べる上部内視鏡検査を受けなくてはいけないと思いながらも、恥ずかしさや恐怖から踏みきれないでいる人もいるだろう。「痛い、苦しいなどネガティブなイメージが先行しがちですが、一度受けてみると、そんなことはないと実感していただけると思います」と呼びかけるのが「のがたクリニック」の藤原裕子先生だ。中野エリアの総合病院で長年にわたり消化器内視鏡検査と治療を手がけ、難症例にも数多くあたってきたキャリアを持つ。だからこそ早期発見・早期治療で「助かる命を救いたい」との思いは強い。検査のハードルを下げるためにどのような工夫をしているのかなど、詳しく話を聞いた。
(取材日2025年4月8日)
目次
医師も看護師も全員が女性のチームで恐怖心にも配慮された、鎮静下で苦痛も少ない消化器内視鏡検査
- Q女性医師の内視鏡検査を希望する方は多いのでしょうか。
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A
▲火曜日午前中の内視鏡検査を担当する藤原裕子先生
特に大腸内視鏡検査は女性医師を希望する女性の患者さんは多いですね。お尻が丸出しにならないようにスリットが入った検査着を着用しても「恥ずかしい」と思う方もいるでしょう。リラックスして検査を受けることが大事なので、必要ならば女性医師を選択してください。ただ、女性医師が内視鏡検査をしている医療機関は限られているので、事前に調べてから受診しましょう。例えば当院では2人の女性医師がいて火曜日と金曜日に検査を行っています。大腸内視鏡検査では大腸の隅々まで観察するために、患者さんの体位を変える看護師が必要です。看護師も含め、検査室は全員が女性という体制で検査を行っているのでご安心ください。
- Qどのようなタイミングで検査を受けるべきですか。
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A
▲寄り添った丁寧な説明を心がける
大腸がんは女性の死因ランキングで常に上位にランクインしていますし、50歳以上でまだ大腸内視鏡検査をした経験がないならば、早めに受けるようにしましょう。高齢になってから初めて大量の下剤を服用して大変な思いをするよりも、できれば「こんなものか」というのを体験しておくのも大事です。便秘、便潜血陽性なども検査のきっかけにしていただければと思います。また、食後に胃痛や胃もたれなどが何らかの症状が出るなら、上部内視鏡検査を受けてもいいでしょう。大腸内視鏡検査も上部内視鏡検査も、がんの家族歴がある方や、がんのリスクが平均より高い糖尿病の方などもぜひ受けてほしいです。
- Q痛みやつらさが心配です。
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A
▲金曜日午前中の内視鏡検査を担当する小橋恵津先生
現在、消化器内視鏡検査は鎮静下で行われることがほとんどなのでご安心ください。当院ではぼんやりとしながら検査を受けるために鎮静剤を使用しています。話ができる状態を保ち、痛みがないかなど患者さんに確認しながら検査ができるように配慮もしています。患者さんの声もまた、異常を発見するための一つの参考になりますからね。また、上部内視鏡検査においてもストレスで気道が狭くなるとスコープが通らなくなってしまうので、リラックスして受けていただくためにも鎮静剤は有用です。ご希望により眠るための鎮静剤も用意していますので、患者さんと相談しながら使用を決めていきます。
- Q下剤を飲めるかも不安です。
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A
▲次回の来院意欲につながるようホスピタリティー向上に努める
一般的に下剤は2リットル飲まなくてはならず、苦痛に感じる方も多いですね。下剤は基本的にご自宅で飲んでいただくようにしていますが、検査前の食事をコントロールすれば、下剤を飲む量を減らすこともめざせます。何日前から食事制限に取り組むかは個人差があり、便秘気味の方は数日前から、毎日のお通じがある方は前日からのスタートで十分でしょう。当院では、検査前の食事や下剤の服用方法について、一人ひとりに合った方法を紹介しています。また病状や生活環境など、いろいろな患者さんがいらっしゃいますが、検査の準備など個別にスタッフが相談させていただきますので、ご安心ください。
- Q万が一の結果を聞くのが怖くて検査に踏みきれません。
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A
▲「男性女性問わず、お気軽に検査をご相談ください」と語る
嫌な結果を聞きたくないという理由でなかなか検査を受けない方も確かにいらっしゃるでしょう。しかし、深刻な事態に陥らないようにするためにも、できるだけ早く、定期的に検査を受けることを習慣にしてください。内視鏡検査の結果をもとに、必要があればその他の検査を行って、さらに精査を進めたり、あるいは内服薬での治療を行ったりと次の段階へ進むきっかけとなります。患者さんの病状が落ち着くまで、寄り添って診させていただきます。