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遠藤 誠 院長の独自取材記事

えんどう耳鼻咽喉科クリニック

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2020/04/06

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北千住駅西口から徒歩3分の「えんどう耳鼻咽喉科クリニック」は、生まれも育ちも北千住の遠藤誠院長が、地元の医療に貢献しながら街の活性化にも役立ちたいとの思いで2012年に開院。耳鼻咽喉科一般に加えて、睡眠時無呼吸症候群の診療にも力を入れていて、遠藤院長の穏やかで真摯な人柄を頼りに多くの患者が訪れている。常に患者の立場になり、利便性の向上や診療の質を高めることに注力している遠藤院長。ウェブ予約やAIによるウェブ問診票などを導入することで、患者の待ち時間を短縮し、より内容の濃い診療を実現している。テレビなどのメディアでも耳鼻咽喉科疾患の啓発に力を注ぐ遠藤院長に、診療の取り組みや今後の展望などについて話してもらった。
(取材日2020年2月26日)

優しくわかりやすくをモットーに対話重視の診療を提供

先生は生まれも育ちも北千住だそうですね。

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結婚をして新居を構えてからは少し遠くなってしまいましたが、千住3丁目で生まれ育ったので、北千住の街にはとても愛着を持っています。北千住駅もたくさんの路線が乗り入れるようになり、大型商業施設もできてにぎわっていますが、通りを一本入れば昔ながらの商店街が健在で、人と人との心通い合う関係が今も大切にされています。私はもともと、開業するなら北千住だと考えていました。地域の方々の健康増進に貢献したいという思いがありますし、当クリニックをたくさんの患者さんに利用してもらうことが、商店街の活性化にもつながればと考えています。

診療の際に大切にしていることは何ですか?

わかりやすく説明をするということですね。しっかり説明しようとすると、理論的になりすぎてかえって頭でっかちになってしまいがちですが、患者さんが自分の病気をきちんと理解することができるように、優しくわかりやすく説明して、患者さんにとって100点の回答をすることを心がけています。それから、抗生物質の適正使用も心がけています。耳鼻科の病気には感染症が多く、どうしても抗生物質を処方することが多いのですが、使いすぎや途中で飲むのをやめてしまうと耐性菌ができてしまって、その薬が効かなくなってしまうのです。実際に現在、薬剤耐性菌によって世界で年間70万人が亡くなり、このままでは2050年に1000万人が亡くなると考えられています。このことは、患者さんに理解をしてもらわないといけませんから、なぜ適正使用が大切なのかをしっかりと説明するようにしています。

こちらのクリニックは、検査室にCTがあるのですね。

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耳鼻咽喉科のクリニックでCTを導入しているところは、そんなに多くないと思いますが、診断能力を最大限に高めるには欠かせないものだと私は考えています。なぜなら私は、開業医の役割を「的確に診断すること」と「迅速に適切な処置を行うこと」だと考えていて、的確な診断は適切な治療のいわば道標です。大学病院に勤務していたとき、他院でエックス線検査をして副鼻腔炎と診断された患者さんが、なかなか良くならないということで診察を受けに来たことがありました。それでCT検査を行ったところ、副鼻腔がんだったんです。エックス線検査だけでは、がんだということがわからなかったんですね。そんな経験もあったので当院でもCTを導入して、少しでも正確な診断を行って、適切な治療につなげたいと思っています。

ウェブ問診票の導入で利便性と診療の質の向上をめざす

診療で工夫していることを教えてください。

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インフルエンザの迅速検査装置を導入したことです。以前は、感染してから24〜48時間たたないと検査で陽性にならないことがあったのですが、もっと早いタイミングでも検出できるようになりました。これまでは、インフルエンザが疑わしいけど検査で出ないので、翌日また来てもらって検査をして、それで陽性だったら薬を出しましょうということがあったのですが、それでは患者さんが大変ですからね。

力を入れていることは何ですか?

東京慈恵会医科大学附属病院や太田睡眠科学センター、代々木睡眠クリニックでの経験を生かした睡眠時無呼吸症候群の診断と治療には、特に力を入れています。この病気は、特に中高年の男性に多く見られる病気ですが、心臓病や脳卒中のリスクを高めるなど、寿命を縮める可能性がある怖い病気だということが、まだ正しく認知されていないようにも感じます。当院に来院される方の約半数は自覚症状がなく、奥さまなど周囲から指摘された方で、約3割が「昼間に強烈な眠気がある」、「夜、何度も目が覚める」などの自覚症状がある方です。そのような方々はもちろん、高血圧や不整脈など心臓血管系の病気がある方は、睡眠時無呼吸症候群が原因となっていることがありますから、気になる場合はぜひ一度、診察を受けていただきたいと思います。

新たに導入されたウェブ問診票について、詳しく教えてください。

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ウェブ問診票は、AIが患者さん一人ひとりの症状に合わせて適切な質問をしていくので、あらかじめ深いところまで掘り下げて聞くことができます。患者さんは来院後に問診票を記入する必要もないので、院内で過ごす時間が短くて済みますし、ウェブ問診の内容はカルテにコピーすることができるので、こちらも記入の時間を省くことができます。患者さんがどんなことで悩んでいるのかを事前に把握しておくことで、内容の濃い診療をすることができるのです。患者さんにとっても、院内で慌てて問診票を記入するよりも、家で時間をかけて答える方がゆっくり自分の症状について考えることができます。特に、小さなお子さんを連れた親御さんには便利ではないかと思います。もちろん、高齢の患者さんなどについては紙の問診票にも対応していますし、直接来院する方とウェブ予約の方との時間をずらしておくことで、できるだけお待たせせずに診察できるようにしています。

今後は病気を未然に防ぐ予防医学や健康づくりにも注力

ところで、先生はなぜ医師になろうと思ったのですか?

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幼い頃から、人の役に立つ仕事がしたいという漠然とした希望がありました。特に、自分の知識や技術を誰かに教えることで、その人と一緒に自分も成長していくことができる「教師」という職業に憧れを持っていましたね。ところが小学校6年生の時、運動会の騎馬戦の練習で転落して、腕を複雑骨折してしまったんです。私立中学校の受験を控えていたにも関わらず2週間の入院を余儀なくされて、気分的にも落ち込みました。そんな時に担当の医師や看護師さんがとても親切にしてくださったんです。それがきっかけで、医師という職業に興味を持つようになりました。耳鼻咽喉科を選んだのは、母が長年花粉症に悩まされていて、なんとか治してあげたかったということや、人間の五感を扱うところなので、人生の質を上げることに直結している科ではないかと考えたからです。

今後の展望についてもお聞かせください。

病気はなってから治すのではなく、なる前に何とかすることが理想的です。そのためにも、今後は予防医学にも力を入れていきたいと考えています。薬に頼るのではなく自分でできること、例えば栄養学など、西洋医学の考えていたものとはちょっと違う取り組みもしていきたいですね。普段の食事やサプリなど、病気にならないためのアドバイスをホームページや書籍などで積極的に発信していけたらと思います。それから、当院でも今後はキャッシュレス化を進めていきたいと考えています。実は医療界というのはキャッシュレス化がほとんど行われていないのが現状なのですが、キャッシュレス化が実現すれば待ち時間短縮にもなるでしょうし、患者さんにとっても利便性が高いと思います。クレジットカード決済はもちろん、高齢者の方も多く利用している交通系ICカードなどにも対応していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院では耳鼻科の病気に関して幅広く診ることができますが、今後は病気を予防するために、健康増進に役立つ情報も提供していくことができたらと思っています。お悩みの症状や、気になることがある時には、どんなことでもぜひ気軽にご相談ください。

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