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遠藤 誠 院長の独自取材記事

えんどう耳鼻咽喉科クリニック

(足立区/北千住駅)

最終更新日:2022/06/23

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北千住駅西口から徒歩3分の場所に位置する「えんどう耳鼻咽喉科クリニック」。生まれも育ちも北千住の遠藤誠院長が、地元の医療に貢献しながら、街の活性化にも役立ちたいとの思いで2012年に開院。耳鼻咽喉科一般に加えて、睡眠時無呼吸症候群の診療にも力を入れている。また、生活習慣や栄養に関するアドバイスなど、耳鼻咽喉科以外の分野からのアプローチも取り入れて、より多くの病気の改善を図る。「患者さんのニーズに応えられるクリニックでありたいんです」と真剣な表情で話す遠藤先生は、二診制の導入による待ち時間の短縮などにも取り組む。そんな遠藤先生に、診療で大切にしていることや今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2022年3月23日)

優しくわかりやすくをモットーに対話重視の診療を提供

こちらではどのような診療をされていますか?

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当院では中耳炎やアレルギー性鼻炎、花粉症、インフルエンザ、めまいといった一般的な耳鼻咽喉科の診療に幅広く対応しています。中でも、太田睡眠科学センターと代々木睡眠クリニック(現・睡眠総合ケアクリニック代々木)で経験を積んだ、睡眠時無呼吸症候群の治療に力を入れています。中高年の男性に多く見られ、心臓病や脳卒中のリスクを高めるなど、寿命を縮める可能性がある怖い病気です。また、当院に来院される方の約半数は、自覚症状がなく家族に指摘された方で、自分では気がつきにくいという特徴があります。「昼間に強烈な眠気がある」「夜に何度も目が覚める」などの経験がある方、そして高血圧や不整脈などの心臓血管系の病気がある方は、睡眠時無呼吸症候群が原因となっていることがあるので、気になる場合はぜひ一度来院してください。

診療の際に大切にしていることは何ですか?

患者さんにとって100点の回答になるように、優しくわかりやすく説明することを大切にしていますね。耳鼻咽喉科の病気は感染症が多いため抗生物質を処方することが度々あるのですが、説明が不十分だと使い過ぎたり、逆に飲むのを中断してしまったりする場合があります。すると耐性菌ができてしまい、その薬が使えなくなってしまうのです。そのようなことを起こさないために、患者さんが自分の病気についてきちんと理解できるように、なぜこういう診断になるのか、なぜこのような治療を行うのか、順を追って丁寧に説明するように心がけています。少しでも気になることやわからないことがあれば気軽に聞いてほしいですね。

生活習慣や栄養に関するアドバイスにも力を入れているとか。

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病気によっては治療法が定まらない場合があります。そんな時は生活習慣の改善や食事の工夫など、耳鼻咽喉科とは別の角度からのアプローチを試みるようにしているんです。特に耳の湿疹やアレルギー性鼻炎、鼻血、難聴、めまいなどの症状は生活習慣と密接に関わっているため、場合によっては治療と併せて、睡眠や栄養の取り方などについてのアドバイスをしています。診療と同じで、こうしたサポートにあたってもしっかりと根拠を提示して説明することが大切だと思っているので、引き続き勉強を続けていこうと思います。アドバイスの信頼性を高めるために、資格も取っていけたらいいですね。

小さな積み重ねで快適な空間づくりをめざす

機器や設備でこだわった点はありますか?

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丁寧に説明すると、どうしても待ち時間が長くなってしまいがち。また、開院当初と比べると患者さんの数が増えてきて、これまでのやり方では対応しきれなくなってきたので、少しでも待ち時間を短くするために試行錯誤を繰り返してきました。最近はこれまで3階にあったCTを、少しでも移動の手間が省けるように、診察室と同じ2階のフロアに移動させました。また、電子カルテをスピードを重視した新しいタイプに変えてみたんです。これらの工夫によって短縮できる時間は、患者さん1人に対してたったの数秒、数分だけかもしれません。しかし、たとえ1人あたり1分の短縮であっても、100人の診療を行えば100分の短縮となるので、今後も小さな努力を積み重ねていこうと思います。

二診制も導入されたそうですね。

さらなる診療の効率化を図るために、片方の診察室で対応している間に、もう片方の診察室で次の患者さんの準備を行える、「二診制」を2020年に導入しました。改装にあたってはこれまでの診察室よりも少し狭くなることもあって、完全な密室だと患者さんに圧迫感を与えてしまうかなと思いました。そこで開放感があり換気がしやすい、壁の上部に隙間を開けたデザインを選んだのです。また二診制の導入に伴い受付の機能も高める必要があったので、キッズスペースをなくして受付を広くしました。本当は子どもが楽しく待てる空間を残しておきたかったんですけどね。ちょうどそこの頃に新型コロナウイルスが流行しましたが、改装後の診察室は換気がしやすくなり、発熱者との導線を分ける上でも役立ったため、二診制の導入は診療の効率化だけではなく感染症予防にもつながりました。患者さんには安心して来院してもらえるのではないでしょうか。

院内のBGMや香りにも注力していると伺いました。

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診療以外のことでも満足してほしいため、開院当初から「五感を満足させる」をコンセプトに、聴覚にはヒーリング音楽、味覚にはおいしい天然水、視覚にはおしゃれな雑誌、そして嗅覚にはアロマを取り入れてきました。診察室を改装した際に音が響きやすくなってしまったので、患者さんのプライバシーを守るためにBGM専門業者に相談して、声や雑音が聞こえにくくなるように、スピーカーの配置や音楽の種類などを工夫しました。アロマは鼻の中にある嗅神経の血管に香りの成分が直接入っていくことで、感情に作用をもたらすと考えられています。これを知った時、「アロマを活用することで患者さんが安心して過ごせるのでは?」と興味を抱き、開院前から勉強を続けてきました。最近は身につけた知識をもとに、より多くの方にリラックスしてもらえるよう、質の高いアロマを探し回っていますね。

自信を持って治療を施すために、絶え間ない努力を

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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幼い頃から人の役に立つ仕事を希望していて、中でも自分の知識や技術を誰かに教えることで、相手だけではなく自分も一緒に成長できる「教師」という職業に憧れを抱いていました。ところが、小学6年生の時に運動会の騎馬戦の練習で転落して、腕を複雑骨折してしまったのです。中学受験を控えていたにもかかわらず2週間の入院を余儀なくされたので、気分的にかなり落ち込んだのですが、担当の医師や看護師さんがとても親切にしてくださったおかげで、心身ともに無事に回復。これがきっかけで、医師という職業に興味を持つようになりましたね。耳鼻咽喉科を選んだのは、長年花粉症である母をなんとか治してあげたい。そして、五感を扱うところなので、人生の質を上げることに直結している科なのではないかと考えたからです。

今後の展望について教えてください。

幅広い知識と治療の選択肢を用意し、患者さんにとってベストな治療を提供したいと考えています。また、現在AIによるウェブ問診票を使っていますが、他にもAIを使った機能を導入してさらなる院内の効率化を図りたいですね。ただそのためには、まず医師である私自身が研鑽を積んで、AIにはできない業務を担う必要があると考えています。そこで、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医となった今でも、専門医試験の問題集などを使って勉強を続けていて、どんな問題であっても必ず満点が取れるように努めています。治療法や検査方法はこれからも進化していくでしょう。すぐに対応できるように、知識のアップデートにも常に力を入れていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院では耳鼻咽喉科の病気を幅広く診ています。必要に応じて、生活習慣や栄養に関するアドバイスなど、耳鼻咽喉科以外の観点からもアプローチして、少しでも病気を改善できるように努めていきます。また、患者さんに安心して来院していただけるように、感染症対策として循環型の紫外線照射装置を設置したり、発熱の外来を導入したりと、時代や患者さんのニーズに合わせて、あらゆる工夫をしています。耳、鼻、喉、めまい、いびき、無呼吸、睡眠に関することで、何か気になることや悩みがある方はどんなことでも大丈夫なので、ぜひ気軽に相談してください。

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