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鳥海 晋之介 院長の独自取材記事

とりうみデンタルクリニック

(横浜市青葉区/江田駅)

最終更新日:2019/08/28

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「とりうみデンタルクリニック」は、江田駅の目の前のビル4階にある。院内には暖炉があり、調度品もヨーロピアンテイストのもので統一された、心地良いすてきな空間となっている。院長は、一般的な治療以外にできるだけ「歯を抜かずに残す」ための精密治療にも取り組み、多くの患者から頼りにされている鳥海晋之介先生。やわらかな物腰と温かな笑顔が魅力的な先生だが、医療や科学の話となると、まっすぐな瞳で熱く語る姿が印象的だった。クリニックで力を入れている治療、診療スタンスについてたっぷりと語ってもらった。
(再取材日2018年5月16日)

根管治療を中心とした精密治療で、歯の保存をめざす

これまでのご経歴と、開業に至るまでの経緯についてお聞かせください。

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東北大学歯学部卒業後は、大学院で臨床経験を積みながら、歯周組織の炎症に関する研究に携わりました。歯の神経や根の病気、そして歯周病というのは基本的に組織の炎症です。炎症のメカニズムを解明するため、細胞を培養して遺伝子レベルでさまざまな研究を行いました。臨床も大事ですが、研究の世界から眺めることで、より深く疾患について理解できたと実感しています。大学院修了後は宮城県や神奈川県の歯科医院で経験を積みました。中でも、CT&米国式根管治療センターの寺内吉継先生のもとでは、多くのことを勉強させていただきました。先生は歯内療法のパイオニア的存在で、早くから歯科用CTとマイクロスコープ(手術用顕微鏡)を導入し、自由診療で米国式の根管治療をされていました。特に「歯をできるだけ抜かないで残す」という治療の姿勢には、学ぶことが多かったですね。

こちらでも根管治療に力を入れているのですか?

はい。一般的な歯科診療も行っていますが、それ以外に、自由診療で行うCTやマイクロスコープを駆使した精密な治療、特に精密な根管治療に力を入れています。近年、海外ではこうした機器を用いることで根管治療の方法が大幅に進歩しました。歯科治療における根管治療の重要性は、歯科医師の誰もが認識していますが、高度な技術はもちろん、高価な設備も必要なことや、保険診療上の問題などさまざまな要因により、日本では、この新しいスタイルの根管治療が一般の方に認知されるには至っていません。かぶせ物やインプラントなどと同様に、精密な根管治療が選択肢に加わり、虫歯などで傷んでしまった自分の歯を1本でも抜かずに長持ちさせられる人が増えてくれれば、と考えています。

なぜ歯を長持ちさせるために、根管治療が重要なのですか?

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深い虫歯や歯の根の化膿によって、抜歯も検討されるような歯を抜かずに治療するには、まず歯の神経を取ったり、歯の根を消毒したり、といった根管治療が必要となります。しかし一般的な根管治療で神経を取り除いた歯は、歯の根に感染を起こし再治療となる場合があります。再治療を繰り返すと、歯は駄目になってしまいます。そこで、精密な根管治療を行えば根の感染リスクは格段に下がります。また、最初に神経を取り除くときに精密に根管治療をしておけば、その後の感染のリスクも下がります。いずれにしても再治療の可能性が低くなれば、結果として歯を抜かずに長持ちさせることにつながります。根管治療後の歯の土台やかぶせ物も重要ですが、根管治療の精度はその後の歯の運命を左右するのです。

先進機器を駆使した、精度と確実性の高い治療をめざす

先進の医療機器をそろえていらっしゃいますね。

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当院では「W Doctors(ダブル・ドクターズ)」と言って、先端機器を「2人目の歯科医師」と位置づけています。僕と、僕以外にもう一人、精密機器が診断をしますよ、という意味ですね。先端機器があるのとないのとでは、得られる情報量がまったく異なります。精密な根管治療においては、当然これらの機器が用いられますが、それ以外の歯科治療でも重要な役割を担っています。例えば、インプラント治療を行う場合、以前は一般的な平面のエックス線写真のみで行っていました。しかし現在は術前にCTを撮影し、コンピューターの3次元的な画像上でシミュレーションを行い、その診断に基づいて手術を行うのが一般的になりつつあります。術前に得られる情報量は一昔前とは比べものになりません。このような精密で正確な診査・診断・治療のために、これらの機器はなくてはならないものなのです。

診査や治療の精密さにこだわっていらっしゃるのですね。

根管治療に限らず、歯科治療というのはミクロな世界で、例えば歯を削る場合も、たった0.1ミリ違うだけで結果が大きく変わってくるような、小さな小さな世界です。であるならば、少しでも大きく、少しでも詳細に、そして3次元的に捉えられれば、より正確な診断、より精密な治療が可能になり、それが歯を「抜かずに残す」「長持ちさせる」ことにつながる、そう考えています。例えば歯のかぶせ物1つをとっても、歯とかぶせ物の境目を精密に合わせることで、境目から虫歯に罹患するリスクを抑え、歯を「長持ちさせる」ことにつながります。このような当たり前のことを高い次元で行えるのも精密治療のメリットといえるでしょう。

そもそもなぜ精密治療をしようと思われたのですか?

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「自信をもって勧められる、家族にも施せるような治療をしたい」という思いから、取り組み始めました。歯科治療は基本的に手作業で行うものなので、1人の患者さんに多くの時間を割いて丁寧に治療をすることで良い結果が得られる可能性は高くなると考えられます。そしてより精密に治療をしようと思うと、当然1回の治療時間は長くなり、残念ながら一度に多くの患者さんを診ることはできません。当院の精密治療では1回の診療に1時間以上かけて行っています。多くの患者さんを診ることが前提としてつくられた保険制度では、この治療は成り立ちません。もちろん日本の保険制度にも良い面はありますが、歯科分野に限って言えば、自由診療の精密治療ならより良い治療ができると考えています。

居心地良い空間で、安全性重視の医療を提供

ヨーロピアン調の素敵な待合室ですね。

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ありがとうございます。既存のものとは違ったスタイルにしたいという考えがありました。それで、家具屋さんを見て回ったり、お店の方にアイデアをもらったりしたんですよ。暖炉があって光がたっぷり差し込み、日常とは違う空間でゆったりと過ごしていただきたい、そんな思いで洋風の空間を実現しました。治療技術だけでなく、患者さんが来院してからお帰りになるまで、すべての工程を「接遇」や「ホスピタリティー」のプロセスだと捉え、気持ち良く過ごしていただけるような空間やサービスを提供する。それもまた大事なことだと考えています。

治療環境の整備にも気を配り、治療で使う水にもこだわられているとか。

当院では治療精度はもちろん、安全性にもこだわっています。そこで行っているのが、給水管内除菌システムによる水質調整です。ユニット内を流れる、塩素の抜けた水の塩素の濃度を1回リセットすることで、配管に付着する菌の繁殖を抑制し、感染症の防止につなげています。アメリカでは、医療現場で使う水が一定の基準を満たしていないと治療ができないという規定があるぐらいですから、水の安全性は非常に重要です。

診療の際、心がけていることを教えてください。

治療に入る前の診査・診断やその説明を丁寧に行うことです。削る、切るといった行為で体に侵襲を加える歯の治療は、医科でいえば外科に近いようなもの。外科に行っていきなりおなかを切られることはないでしょう? まず検査して診断し、治療方針を立て、患者さんに説明し、そしてようやく治療となるわけです。歯科も同じで、治療前の診断は大事な部分。だからこそ、丁寧に行っています。また患者さんに状態をよく理解していただくために、口腔内カメラの画像なども多用しています。視覚的な情報を共有することで、少しでも安心して治療を受けていただけるように心がけています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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最近、歯の大切さをあらためて認識される方が増えていると感じます。そういう患者さんの思いに応えられるよう、今後も安心で安全な治療を追求し、設備を充実させ、これまでのさまざまな経験を生かしてスタッフと一緒に全力で治療に取り組んでいきたいと思います。「受けた治療に納得がいかない」「どういう治療法があるのか知りたい」など、セカンドオピニオンのご相談でも構いませんので、歯の治療のことで悩みや気になることがあれば気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

根管治療(かぶせ物を含め)/1本20万円~

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