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工藤 学 院長の独自取材記事

くどうクローバークリニック

(練馬区/武蔵関駅)

最終更新日:2019/08/28

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西武新宿線・武蔵関駅南口から徒歩1分。十字路に面し、曲線を描いたガラス張りの外観が特徴的な「くどうクローバークリニック」。工藤学院長は、神経内科を専門とし、いくつかの病院で診療を経験するとともに、脳に関する治療の研究で博士号を取得。そうした自身の経験を生かし「自分が生まれ育った場所で、患者さんのお役に立ちたい」と2012年に開業した。内科・神経内科・小児科の医院だが、地域のかかりつけ医として、患者のあらゆる体の不調の相談にのり、必要であれば地域の基幹病院を紹介するなど、患者にとってベストとなる診療を行っている。在宅診療や小学校の校医も行い、日々、忙しく過ごしている工藤院長に、医院の診療や地域医療への思いなどについてたっぷりと聞いた。
(取材日2014年3月20日)

医師として働く父と母の姿を見て、患者のための医師になることを志す

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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私の父も母も医師で、ここ関町で内科の医院を開業していました。父と母が日々、患者さんのために働く姿を見て育ち、人を助ける医師の仕事は素晴らしいなと思いました。私自身も人に何かをしてあげることが好きだったので、自然に医師の道を選びました。父の母校でもある順天堂大学医学部に進学したのですが、同大学の精神「名医たらずとも良医たれ」に共感し、私も患者さんのお役にたつことができる良医になりたいと思いました。

神経内科を専門に選んだのはどうしてですか?

私は手術などで切ったり貼ったりという外科よりは、患者さんの話をよく聞き、症状を判断する内科のほうが自分に合っているような気がしました。患者さんに寄り添った医療を内科の中でも神経内科を選んだのは、当時、神経内科は新しい科で、他の大学になかったからです。神経内科は、脳や脊髄、神経などの病気を診るのですが、順天堂大学では脳神経内科といい、その分野の先駆け的存在でした。「他の人がやっていないことをしたい」と、同大学病院の脳神経内科に入局し、脳を専門に脳の機能や脳から起こる病気、その治療などについて学びました。

開業するまでにはどのような経験を積んだのですか?

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大学病院で研修を積み、いくつかの関連病院をまわりました。その中で脳梗塞に興味を持ち、大学院に入って、脳梗塞の薬剤の効果を調べる研究をし、博士号をいただきました。脳梗塞は60代〜70代の方に多くみられますので、当時研究したことや、経験したことは高齢化社会になった今、とても役に立っています。その後、栃木や千葉の病院などに勤めました。いろいろな病院を経験しましたが、特に印象に残っているのは、医師になってまだ間もない頃に赴任した静岡県の富士山の麓にある国立療養所富士病院(現・独立行政法人国立病院機構静岡富士病院)です。パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの神経難病の患者さんの治療や重症心身障害のお子さんの療育などを行っている病院でしたが、1年間寮生活をしながら、24時間体制で患者さんと向き合い、診療をし、医師の根本を経験することができました。

体の不調について何でも相談にのり、必要に応じて大きな病院に紹介

2012年の開業においては、どのような思いがありましたか?

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それまでにいろいろな病院で積んできた診療の経験を生かし、自分が生まれ育った地域の方々のお役に立ちたいと思いました。病気には簡単に治るものもありますが、完治が難しいものもあります。例え治らない病気でも、患者さんのお話を聞いて、少しでも苦しみをやわらげ、一緒に苦労し、病気に立ち向かっていきたいと思いました。医院名の「くどうクローバークリニック」の(4つ葉の)クローバーには、「希望・愛情・誠実・幸福」という意味があり、医院の信念を表しています。また、私の家族も妻と子ども2人の4人家族なので、家族みんなで力を合わせて頑張っていこうという気持ちも含んでいます。妻は、元看護師なので、週に何日かは医院を手伝ってくれています。

医院の診療内容について教えてください。

診療科目は、内科、神経内科、小児科ですが、町のかかりつけ医として、風邪や腹痛、花粉症、高血圧などのほか、足が痛いなどの内科とは関係ないような相談にものり、患者さんが体について不安に思うことなら、何でも広く浅くお答えしています。私の専門である神経内科は、神経難病や認知症、頭痛や目まい、手足のしびれ、歩くときによろめくなどの症状に対応するものです。それらの症状は、脳や血圧、骨や筋肉、精神的なものなど、いろいろな原因が考えられますが、これまでの経験を活かし、どのような病気なのかを判断しています。しっかりとした検査が必要な場合は、患者さんの希望も考慮し、近くの大きな病院を紹介しています。認知症の症状でも別の病気が隠れている場合もあるので、検査を勧めることもありますね。入院や手術になった場合、その後、症状が落ち着けば、当院でそれまでの病院と連携を取りながら治療を続けることもできます。実際に、当院で異常を疑い、脳腫瘍や脳梗塞などが見つかり、早期治療につながった患者さんもいます。地域診療の窓口として、当院で薬による治療をしてもよいのか、大きな病院で検査をしたほうがよいのか等、判断し、初期治療を行っています。

患者さんとの接し方で心がけていることはありますか?

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自分の家族のことのように親身になって接するようにしています。診療においては、まず、話をすることを大事にし、患者さんが何に困っているのか、お子さんの場合は、保護者の方が何を診てほしいと思っているのかをよく理解して、応えるようにしています。当院のスタッフにも、患者さんの要望をきちんと聞いて、それに沿うように、笑顔で明るく接するように言っています。話をするだけで、患者さんが安心することもありますから、お電話で問い合わせを受けた際も、できるかぎりのコメントをしています。

高齢者の終末期医療にも心を砕き、患者に寄り添った地域医療を行う

往診や小学校の校医など、医院の外での診療もされているのですね。

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高齢の一人暮らしの方など、医院まで足を運ぶことができない場合は、往診を行っています。医院の昼休みを使い、行ける範囲で患者さんのお宅に伺いますが、患者さんの要望がある場合や急を要する時などは、夜でも連絡を取り合い、実際に伺うこともあります。患者さんに寄り添い、一緒に病気や体について考えていけることは、開業して本当に良かったなと思うところです。学校の校医としては、私自身が卒業した小学校で年数回の健康診断を行っています。子どもの成長や健康を見守るのは楽しいですね。

プライベートではどのように過ごしていますか?

以前は、テニスや卓球などもしていましたが、開業してからは忙しいこともあり、今の楽しみは犬の散歩ですね。この辺りは、緑も多いので気持ちよく歩くことができますし、いいストレス解消になっていると思います。あとは、テレビでスポーツ鑑賞をすることが好きですね。また、診療で、患者さんからテレビ番組や新聞の情報をもとに病気や治療について質問されることがあるので、医療系の新しい情報や話題になっていることなどは意識して、目を通すようにしています。患者さんの医療に対する意識も高くなっていますから、こちらとしても勉強を続けていかなければなりませんね。

今後の展望について教えてください。

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地域に密着し、何でも相談してもらえるクリニックにしていきたいと思っています。例えば、最近のニュースなどでも取り上げられることが多い孤独死という問題があります。一人暮らしのお年寄りが、家で生活をするのが難しくなった時、どこかの施設に入るのか、それとも誰かの手を借りて、自宅で療養するのか等、ご本人やご家族と一緒に考えていきたいと思っています。認知症がある場合なども、ご本人が安らかに生活でき、ご家族もそれを苦痛なく見ていけるようにお手伝いをしたいと考えています。関町は、訪問看護ステーションや介護ヘルパーの事務所などが多数ありますから、必要なところを紹介したり、連携をしたりして、包括的に患者さんにとって一番いい生活ができるようにアドバイスをしていきたいですね。当院としては「入りやすい、話しやすい」をモットーにしていますので、私やスタッフにどんなことでも遠慮なくお声をかけていただければと思います。

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