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日達 栄嗣 院長の独自取材記事

ひたち歯科医院

(品川区/西小山駅)

最終更新日:2019/08/28

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西小山駅に直結した「ひたち歯科医院」を訪ねた。待合室には開院3周年の感謝を綴ったウエルカムボードや院長のフィギュア、似顔絵入りのプロフィールなどが飾られ、親しみが感じられる空間。夜10時まで診療しているだけあって、開院以来、地域に在住、在勤のサラリーマン層の患者が増えているという。「忙しい人も多いので、医学的な必要性がない限り、治療期間は短く、少ない回数で終わるように心がけています。ただ、一生自分の歯を使うためには、治療後の定期検診が大事」と院長の日達栄嗣先生。再治療の必要がない治療をめざしているという日達先生に、治療方針や日々感じているやりがいについて話を聞いた。
(取材日2016年8月26日)

働く世代にうれしい、夜間診療に対応

開業3周年を迎えられたそうですね。心境はいかがですか?

開業以来、約2500人の患者さんに来ていただくことができました。私自身も地域に対する愛着がわいていますし、もっと頑張ろう、もっとたくさんの方のお役に立ちたい、という気持ちです。特に、一度来院した患者さんがご家族などを紹介してくださることが増えたので、喜んでいただけているのかなと感じています。私としては年齢に関係なく幅広く診ていきたいと考えていますが、診療時間を夜10時までとしていることもあり、現在は、20代から40代の働く世代の患者さんが増えています。

開業しようと思ったのはなぜですか?

勤務医として十数年が経ち、自分のめざしたい医療が見えてきた中で、独立しなければできないこともある、と感じたからです。例えば夜10時まで診療しているのも、「歯科医院にまじめに通いたいけれど、仕事があってなかなか継続できない」という方が多いとわかったからなんです。しっかり治すには継続して通っていただかなくてはなりませんが、こちらの都合で「この時間に来てください」というだけでは、患者さんに受け入れてもらうことはできません。だから、私はあえてこの時間帯にやってみようかと。土曜と日曜も同じ時間帯で診療しているのも、同じ理由です。開業するからには経営やお金のことも考えなくてはいけませんが、それが第一の目的ではなく、あくまでも患者さんのためにこうするべき、ということを妥協なくやっていきたい。自分がやりたい医療、「これが正しい」と思える医療を提供したいと思っています。

相談しやすい雰囲気づくりというのも大事にしている部分でしょうか。

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当たり前のことだと思っています。むしろ、相談できない状況の中で押しつけるような診療はしたくないですね。こちらから治療の選択肢を提案し、患者さんのご要望をじっくりお聞きすることは、とても大事にしています。ただ、お忙しい中、せっかく「夜10時までやっているのなら通える」と言って来てくださった患者さんに対して、「今日は初回だからカウンセリングだけにしましょう」というのは少し違うかなと思うんです。だからといって、何も言わずにいきなり治療するというのも違う。1つのやり方にこだわるのではなく、患者さん一人ひとりを見て、その方が求めていることをバランスよくしていきたいと思っています。

再治療ゼロの治療をめざして

日達先生がもっとも力を入れていることは何ですか?

医療としての治療、病気の治療を一番に考えています。虫歯がある状態で見た目だけきれいにするとか、とりあえず今はこうしておこう、という治療はしません。医学の面から見て必要なことを大事にして、それを患者さんに説明し、理解していただくための努力を続けていきたい。私が理想としているのは、将来的に再治療にならない治療です。もちろん、可能性がゼロとまでは言い切れないと思います。ただ、ゼロを目標にして治療していけば、おのずと治療の内容は違ってきます。再び病気が悪くならないように、最善を尽くすという気持ちで治療に臨んでいるんです。

衛生面に配慮して、ラバーダムを使用しているのも、そうした姿勢のあらわれでしょうか?

そうですね、自分にとっては当たり前のことなのですが、根管治療を行う際には必ずラバーダムを使用しています。医科において手術を衛生的な環境で行うのと同じで、歯科の治療においても、確立された技術があるなら省略せずにやっていかないと。特に根管治療の場合、唾に含まれるばい菌が患部に入らないように、できるだけ無菌の状態で行うことが大事です。ラバーダムを使わなくても治療はできますが、使わなかったことでばい菌が入り、将来の虫歯につながるかもしれません。だから、最善を尽くしたいのです。これに限らず、当たり前の基本を大切にするというのは、どんな治療においても変わりません。

他にも心がけていることはありますか?

忙しいサラリーマン世代を治療していると、「通院回数を少なくしたい」というニーズがあります。私自身も、病気の治療は1日でも1分でも早く治すのが当たり前だと思っています。だからといって治療の内容を省略することはできませんが、診療期間はなるべく短くというのは、心がけている点です。医学的にだめな理由がなければ、連日の治療予約も可能です。忙しい患者さんからは、「これは助かる」と言われることが多いですね。

一方、定期的な検診の重要性も伝えていきたい部分だそうですね。

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患者さんには「治療は終わりましたが、本当はここからがスタートですよ」とお伝えしています。治療の終わりは管理の「始まり」です。痛くなくても定期的に管理していくのが健康維持の秘訣です。1回ごとの治療も大事ですが、一生自分の歯を使うためには、患者さんご自身によるケアはもちろん、プロによる定期検診の重要性を伝えたいです。当院では、定期検診時に歯石などのクリーニングを同時に行い、歯周病管理にも努めています。開業して3年が経ち、定期健診の患者さんも増えてきたので、とてもありがたいです。

スタッフ一丸となって、患者を迎えたい

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

患者さんに感謝していただけた時です。歯科医師になったばかりの頃は、初診に比べてここまでよくなった、噛み合わせがしっかりしてきた、というふうに、自分が行った治療についてやりがいを感じていました。でも今は、患者さんに喜んでいただけることが、心からうれしいんです。以前、高齢の患者さんの根管治療を行った際、「こんなにいい治療を受けたのは初めてです。先生、応援しているから頑張ってくださいね」と言われたことがありました。後から教えていただいたのですが、実はその方、歯科医師だったそうです。あの時はうれしかったですね。

お忙しい毎日とは思いますが、リフレッシュなどの時間はありますか?

休日はきちんと休んでいるつもりですが、基本的に仕事人間なのか、つい仕事目線になってしまいますね。経営者という立場でもあるので、レストランに行ったりしても全体的な雰囲気だったり、使用している設備だったり、スタッフの接客の仕方などで「いいな」と思うことがあると、「これってうちにも取り入れられないかな?」と真剣に考えてしまいます。すべてを自分の医院とつなげて考えるくせがついてしまいました。開業して3年が経ちましたが、これからも患者さんにとって居心地よく、来てよかったと思っていただける医院にしていきたいです。

ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

以前、夜間に急患で飛び込んできた患者さんがいたのですが、治療を終えて患者さんが帰った後、当院スタッフの間で「あの患者さん、今日うちに来てよかったね」とか、「これで今夜眠れるね」という話になりました。スタッフにとっては急患が入ると勤務時間が伸びてしまうし、大変だと思うのですが、患者さんを思いやる言葉が真っ先に出てきたということに、とても幸せを感じました。私が言うのではなく、スタッフがそういう気持ちで働いてくれていることがうれしいんですよね。そんな時、この仕事をしていてよかった、開業してよかったと思いますし、私たちの気持ちが患者さんにも伝わるといいなと思っています。これからもスタッフ一丸となって頑張っていきますので、患者さんにも安心して来ていただけたらと思います。

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