顎関節も含めた口腔全体を把握
機能性を重視した補綴治療
銀座はけた歯科医院
(中央区/東銀座駅)
最終更新日:2026/05/12
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歯を削った部分を詰めたりかぶせたり、失った歯の代わりとして義歯やインプラントを作製するなど、文字どおり歯を「補う」のが補綴治療。「銀座はけた歯科医院」の羽毛田匡理事長は、補綴や顎関節症の治療を得意とする日本歯科専門医機構補綴歯科専門医だ。歯を単体で見るのではなく、顎関節も含めた口腔全体の状態を詳細に把握して、材質や修復方法など数多い選択肢の中からその患者に適した方法を提案している。専門家の視点で治療を行う羽毛田理事長に、噛む・咀嚼する・発音する・嚥下するといった歯に備わる重要な機能に留意した同院の補綴治療について話を聞いた。
(取材日2025年12月17日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q修復物と噛み合わせの関連性について教えてください。
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A
歯は上下の歯が噛み合い、物がしっかり噛めるという「機能性」が大事です。すなわち、治療に用いる詰め物やかぶせ物などの修復物は、ただ欠損した箇所を補い見た目を整えるだけでなく、機能面も補完できなくてはなりません。その人の噛み合わせ、顎関節や筋肉の状態、物を食べる時などさまざまな顎の動きを考慮せず不用意に修復物を入れると、咬合のバランスが崩れ、噛み合う歯や顎の関節・筋肉に負担をかけてしまうことも。歯の修復物が原因で、歯や顎関節の痛みや新たなトラブルを生じたりすることがないよう、当院で詰め物やかぶせ物の治療を行う際は、修復物の面積や高さを調節しながら進めるなど、噛む機能に配慮して行います。
- Q材質や修復方法の違いで適合性は異なるのでしょうか?
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A
修復物には、詰め物やかぶせ物、義歯などの形態があり、保険診療と自費診療では使われる素材が異なります。補綴治療では、歯と修復物の間の隙間をできる限り少なくすることが重要です。密着性が高ければ細菌が入り込むリスクが低くなりますし、外れにくくなります。例えばセラミックや、レジンを直接歯に盛りつけるダイレクトボンディングは、このような観点からも二次虫歯や歯周病の予防につながる方法だといえますね。また歯の欠損に対しては入れ歯・ブリッジ・インプラントなど複数の治療法が考えられますが、一概に「これがいい」と決められるものではありません。それぞれの特徴を理解して、適応性を見極める必要があります。
- Q先生は補綴歯科専門医として、どのような点を重視していますか?
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A
失った部分を埋めるだけでなく、それが十分に機能することを重視しています。歯は単体ではなく、お口全体のバランスの中で機能していますから、口腔全体や顎の状態まで、総合的に診ることが大切なんですね。当院では歯並びや噛み合わせに加えて、必要に応じて顎の関節やその周りの筋肉、顎のさまざまな動きを想定した噛み合わせなども詳しく確認します。なぜかというと、顎関節に問題があったり食いしばりなどの習癖がある人は、後々修復したものが外れたり壊れたりするリスクが高くなるからです。また修復した歯がより長く安定して使えるように、顎関節も含めた口腔全体の状態を詳細に把握した上で、その方に合った修復物を作製しています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1歯科医師によるカウンセリング
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まずは問診で、患者がどこをどのように治療したいのか、状況や要望を丁寧にヒアリングし、顎関節の不具合や、噛みしめ・歯ぎしりなどの習癖の有無を確認していく。次に、実際に口腔内の状態を診察して、どのような修復方法や材質が適しているかを判断。その上で、治療にかかる期間や費用、メリットやデメリットなどを丁寧に説明し、患者の疑問点や不安を解消していく。
- 2口腔内診査。顎の動きも確認する
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歯の色、歯並び、歯の形態、歯肉の状態、上下の歯の当たり方と全体の噛み合わせのほか、同院では顎関節やその周りの筋肉の動きなど、さまざまなポイントを歯科医師が丁寧に検査。特に噛み合わせと顎の動きは重要で、現時点で問題点があればそれに伴うリスクなども詳しく説明し、患者自身が納得してから治療に入る。
- 3治療スタート
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口腔内に虫歯がある場合、虫歯菌に感染した部分を削る処置からスタート。同院では虫歯治療にもマイクロスコープを使っており、患部を拡大して見ながら悪い所を削り取っていく。詰め物やかぶせ物の治療では、修復物を作製するための歯型を採取して仮歯を作製。なお、歯の欠損に対しては方法に応じた流れで進められる。
- 4完成した修復物を装着
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例えばセラミック治療では、仮歯で気になった箇所があれば調整を加え、それをセラミックの修復物にも反映させていく。完成した修復物を実際に装着し、つけた感じや噛み心地、形、色などを確認。気になるところや要望があれば歯科医師に伝えよう。気になる部分を再度調整し、噛み合わせのバランスも問題なければ、きれいに研磨してから装着する。
- 5アフターケア
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修復物の装着後は、状態を確認するために歯科医師の指示どおりに受診する。またどのような材質や修復方法を選んだとしても、その後のメンテナンスが重要だ。「良好な口腔の状態を維持するためには、3~4ヵ月ごとに歯科医院で定期的な検査や、歯のクリーニングを受けることが望ましいです」と羽毛田理事長。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックの詰め物/5万5000円~、セラミックのかぶせ物/7万7000円~、ダイレクトボンディング/4万4000円~

