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大森 実院長、大森史枝副院長 の独自取材記事

オーデンタルケアクリニック

(江東区/亀戸駅)

最終更新日:2019/08/28

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水陸両用バス「スカイダック」の発着所として知られる「亀戸梅屋敷」は、もともと「臥龍梅(がりゅうばい)」という1本の梅の木が植えられた、江戸商人の別荘地であった。しかしその後、次から次へと根が分かれ、今の姿になったという。そんな逸話を連想してしまうのが、JR亀戸駅のすぐ近くにある、2013年7月に開院したばかりの「O-Dental Care Clinic」。院長の大森実先生にとって、「サンストリートデンタルクリニック」に続く2院目の歯科医院となる。その名称には、院長の大森実先生と副院長の史枝先生夫妻による、たくさんの“想い”が込められている。診療はチーム医療を重視し、歯科医師だけではなく歯科衛生士が中核となって歯の健康管理を行う。予防治療に力を入れ、ドクターは治す必要のあったときに初めてサポートするといった、欧米的な試みが特徴的だ。いずれは「歯科ドック」のような総合的な診療体制も視野に入れたいという大森先生に、これからの歯科医院の在り方について、そして院名の「O-Dental Care Clinic」に込められた“想い”を伺った。
(取材日2013年12月5日)

大学院卒業後1年で独立、二人三脚の始まり

ご夫婦ともに、歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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【実院長】私は隣り駅の平井というところで生まれ、父は歯科医院を開業していました。子どもの頃、プラモデルを作るのが大好きで、よく父の仕事場からピンセットなどを拝借しては怒られたことを思い出します。そうした環境で育ちましたから、自然と歯学部に進学していたというのが正直なところです。あまりほかの職業は考えていませんでした。
【史枝副院長】私も幼いころから手先を使う細かい作業が好きで、手芸や工作などをよくやっていました。その点は院長と一緒です。内科医である父の、ほぼ24時間体制で働く姿を見て、結婚し妻や母になる女性として、家庭を大切にするには難しい仕事だなと思っていました。その点、叔父が開業していた歯科医院はオンとオフがはっきりしていたので、仕事と家庭を両立できそうだと思ったんです。また、父や、叔父が地元の方たちに頼りにされているのを間近でみていて、私も自分の好きなことで地域に貢献していきたいと思い、この道を選ぶことにしました。

休日は、どのようにして過ごされているのですか?

【実院長】開業の準備でこの一年はほとんど休みが取れませんでした。ただ、昨年の秋は本当に久しぶりに子どもと旅行にいき、一日中海で遊び楽しく充実した休暇を過ごすことができました。プライベートの時間はできる限り家族で過ごすことを大切にしていますね。個人的には、体を動かすことが好きなので、スイミングやジムに通って健康を維持するようにしています。これでも、大学ではアメフト部に所属していたんですよ。全体の指揮を執るクオーターバックというポジションを任され、医科歯科リーグの中では優勝争いまで勝ち進んだこともありました。

独立されたのは、こことは別の歯科医院とお聞きしました。

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【実院長】ここからすぐ近くの場所にある、「サンストリートデンタルクリニック」です。大学院卒業の翌年、1997年に開院しました。卒業直後の1年間は週7日、曜日ごとにそれぞれ診療形態の違う医院で勤務医をしながら、勉強をさせてもらいました。印象に残っているのは、ある上司から「時間が30分あったとしたら、そのうち25分は会話をしろ」と教わったこと。患者様との密接なコミュニケーションがいかに大切なのかを教わりました。そうした中、たまたまサンストリートの物件を紹介されたのです。亀戸は実家にも近いですし、提携している大学病院も近く、街の雰囲気や住んでいる方の気質もある程度わかっていましたから、独立を決意しました。

新たな試みへの出発点、「0」に込められた想いとは

ご専門の異なるお2人の治療方針が、相対することはありますか?

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【史枝副院長】お互いに専門分野が分かれていて、私は矯正治療、院長は補綴が専門なので主に一般治療を担当しています。よりよい治療を行うためには、術前に理想的な口腔内の環境を整えておくことが大切です。噛み合わせが悪かったり歯周病で歯がグラグラしたり、そのような状態でブリッジなどを施術しても、決して長持ちしないでしょう。ですから、私や歯科衛生士があらかじめ治療を行った後で、院長にバトンタッチします。個々に治療を進めるのではなく、お口の健康という同じ目的をもつ最良のパートナーとして、ともに力を合わせています。

もう少し、具体的に教えてください。

【史枝副院長】以前、かなり重度の乱ぐい歯の患者様が来院したことがありました。まだ若い女性なのに、笑顔を見せることに恐怖感があり、表情も暗かったことを覚えています。歯の状態を確認してみると、前歯の何本かは前方に突出し、奥歯の一部は虫歯で抜かれていました。そこで、前歯を中へ引っこめるため、便宜的に抜いた歯をインプラントのように欠損しているところに再植し、全体の噛み合わせを作るという大掛かりな治療計画を立てました。非常勤として、いくつかの医院で矯正治療を担当していますが、残念ですがそちらでは、複雑な治療はできません。それは他の先生では私の計画とまったく異なった治療になることもあるためです。夫婦だからこそ可能な、「あ・うんの呼吸」というものもあるのですよ。

「O-Dental Care Clinic」の「O」とは、どういう意味なのでしょう。

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【実院長】いろいろな“想い”が込められています。まずは円の中心。また、1からの再出発という意味で座標軸の原点「0」(ゼロ)の「O」(オー)。名字の大森(Omori)の頭文字でもあり、フランス語では水の意味ですし、酸素記号の「O」でもある。もちろん口という意味のオーラル(Oral)もありますね。自分たちの初心(原点)を忘れず、より大きな円を描き発展させていきたい。そして何より患者様にとって生きていく上でかかせない存在になりたいという想いが強くこめられています。温故知新や、不易流行といった言葉がしっくりくるかもしれません。そして、この“想い”をスタッフ全員が抱いてチーム医療を行っています。また、このような診療体制は「サンストリートデンタルクリニック」でも同様です。しかし十数年の経験を経て、より予防治療に力を入れるべきではと思えてきたのです。だからこそO-Dental Care Clinicという院名に私たちの想いを込めているのです。そして、当院の診療において主力となるのは、ドクターではなく、4人いる歯科衛生士になります。彼らが患者様の健康管理を万全に支え、何かあったときにサポートをするのが歯科医師、これが理想像です。歯を削るような治療は、しなくて済むなら、それに越したことはないですからね。
【史枝副院長】また、患者様や、ご家族の方々に歯に対するご理解を深めていただくことも大切です。治療を完了するだけでは不十分なのです。なぜこのような状態になったのかを真の意味で理解していただかなくては本当の意味で治療が完了したとは言えません。そのため、当院では口の中に存在する歯周病菌など、痛みを伴わないために気付きにくい様々な「バクダン」を放置するとどうなっていくのか、逆に適切なケアをするとどのように改善されていくのかを動画を使ってより具体的に説明をします。これによって患者様が理解し、納得していただくことによりご自身でメンテナンスの必要性に気付いていただけるのです。ケアをしているのによくならない理由や、いつも同じところに虫歯ができる理由をはじめて知ったと納得し、正しいケアをしてくださる患者様が増えたのは嬉しいですね。また、お口の状態を唾液から検査するサリバテストなども使い、患者様ご自身だけではなく、乳幼児を育てているお母様方、予備軍の妊婦さんを対象にした各種指導も積極的に行っております。疾患のある患者様だけではなく、誰でも気軽にアドバイスが受けられ、長期管理ができる「歯科ドック」、そんな歯科医院をめざしたいと考えています。

終わりなきゴールへ向けて、これからの試みとは

なぜそこまで予防治療にこだわるのでしょう。

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【実院長】簡単に言ってしまうと、「予防をしっかり行えば、患者様にとって治療などの手間がかからずに済みますよ」ということなのです。なぜ虫歯になるのか、なぜ歯茎が腫れるのか、その原因を知り再発を防ぐという、歯科衛生士がコンサルテーションをする動きは、欧米では、むしろ当たり前の考え方です。ところが、今の日本は、どうしても歯科医師が前面に来てしまい、歯科衛生士は歯科医師のサポート役だと思われがちなのです。これだと、どんなに技術が高くても、対症療法の域を出ないんですね。もちろん、治療だけを望まれる患者様もいるでしょうから、こちらからメンテナンスの強制はしません。ただし、気づきのきっかけになる情報は知っていただく必要があります。まずは、「あなたの歯の状態は、私たちが最も知っていますよ」という信頼関係を築くこと。その上で、メンテナンスの必要性を納得していただけたら、そのお手伝いをします。患者様がその気になっていただかなければ、私たちは何もできませんから。

副院長はいかがですか。

【史枝副院長】矯正治療で来る方は、悩みを抱えていらっしゃるため最初は表情が暗い方が多いのです。ただ、矯正治療が終わったときにはみなさん表情が明るくなっているんです。矯正治療が終わり、メンテナンスで来てくださっている患者様からは、仕事で接客中にお客さんから歯がきれいだと褒められたのだと話してくださる方もいるんですよ。患者様のこういった姿を見るのは歯科医師として嬉しいことですね。さらに、矯正治療をされた方はホワイトニングをすることも多いのです。それは抱えていた悩みがなくなったことで、ご自身の歯に対するケアの必要性を感じていただけたからなのですが、こういったきっかけが予防につながっていくのです。ですが、院長が話しているように、このきっかけは患者様によって異なります。ですから、スタッフ全員で患者様一人ひとりに合ったサポートをしていくことが大切です。

理想的な環境をどのようにして実現していく予定ですか?

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【史枝副院長】うーん、難しい問題ですね。おそらく、1年後には1年後の課題が、5年後には5年後の理想像が見えてくるはずです。だからこそ必要なのは、スタッフ全員が同じ方向を見ていること。今後、当たり前になってきている分担制が進めば進むほど、全員の意思疎通が難しくなってくるでしょう。当院ではそのために、スタッフ全員でMTGや勉強会を定期的に開催し、外部研修会にも積極的に参加しています。治療技術や患者様の情報を共有して全員が一枚岩となり、誰に質問をしても同じ回答がかえってくるようになっていないと、チームとはいえませんものね。日々の努力を積み重ねながら、一歩一歩前進していきたいと考えています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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