日帰り手術で長年の悩み払拭を
レーザーによるいびき治療
東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2021/10/12


- 保険診療
睡眠時無呼吸症候群の初期症状ともいわれる「いびき」。この「いびき」を専門に治療するクリニックが新宿駅徒歩1分の場所にある。「東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科」だ。「いびき」は、人によって深刻な悩みとして生活に陰を落とす要因にもなる。「いびき」が理由で、旅行に行けない人や、過去に恥ずかしい思いをしてそれがトラウマになり長期間苦しんでいる人も珍しくないという。いびきの治療もいろいろあり、同院ではその原因と治療方法を示している。その中でも「いびき」治療における日帰り手術について竹腰英樹院長に取材した。
(取材日2013年9月30日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qいびきはどんな弊害を引き起こす可能性がありますか?
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A
いびきは睡眠中に、鼻や喉の狭い部分に空気がぶつかったり、振動したりして起こる異常な呼吸音です。西洋人に比べ肥満の少ない日本人のいびきは、喉や鼻といった上気道が狭いために生じている場合が多く、その上気道が狭くなる原因はさまざまです。いびきを持っている人の約3割が睡眠時無呼吸症候群をともなっているといわれています。たとえ無呼吸が認められず日中の眠気がないいびきであっても、上気道を狭くさせている原因が何かあるはずです。それが鼻炎や扁桃炎など病気によって生じているのならば治療が必要となります。
- Qどんなタイプの方がいびきをかきやすいのでしょうか?
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A
慢性的にいびきを持っている人は男性で約3割、女性で約2割といわれています。つまり、いびきは珍しい症状ではありません。その中でも、肥満や顎の小さい人、慢性鼻炎や慢性扁桃炎を持っている人はいびきをかきやすくなります。また、加齢とともにいびきを起こしやすくなり、特に女性は閉経を迎える中年期になると女性ホルモンが減少し、それにともないいびきをかきやすくなるといわれています。
- Qこちらの医院ではどのような治療を行うのですか?
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A
いびきは、その原因がさまざまです。まず、患者さんのいびきが何を原因としているのかを見つけていきます。そして、患者さんと相談して患者さんに合った治療を行います。いびきの治療は手術ばかりではありませんが、喉を広げるレーザー治療が適応となる場合は、レーザーを用いて口蓋垂とその周辺を切除し、糸で縫合します。約30分ほどの手術で、日帰りで行うことができます。レーザーで喉を切るだけでは、術後にいびきが再発してしまう可能性もあるため、当院では糸で縫合します。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1まずは問診票に現在の状態を記入
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受付を済ませたら、現在の状態を問診票に記入。わからないことや質問があれば、受付スタッフや看護師が丁寧に答えてくれる。
- 2口や鼻の状態を内視鏡で診察し、手術の適応か否か確認
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問診後に口や鼻の状態を診察し、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因を特定していく。原因がわかったら手術が適応となるのかを確認する。手術の場合は、血液検査を含めた全身検査に進む。手術はこの日に行わないので、何か疑問があれば先生にしっかりと聞くことができる。この日は手術予定日を決めて帰宅する。
- 3レーザー軟口蓋形成手術開始
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点滴をして局所麻酔をした後、レーザーで口蓋垂とその周辺部を切除していく。切除しただけでは広げた空間が再度狭くなってくるとのことで、糸で縫合し空間を確保する。レーザー治療で行うため、短時間で出血は少なく、術中の痛みも少ないという。切除し縫合するのに30分ほどの治療だそうだ。日帰り手術となる。
- 4手術後はリカバリールームで1時間程度安静に
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手術終了後はすぐに喉の様子を撮影して、術前の様子と比較。喉の状態を自分の目で確認することができるそうだ。リカバリー室に移動して1時間ほど安静に。抗菌薬や鎮痛薬などの投与を受けながら、術後の出血などトラブルが発生しないか、医師と看護師がしっかりと観察。経過に問題がないことを確認できたら帰宅の準備に。
- 5内服薬の処方や点滴などのアフターケア
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術後に痛みが出ることがあるのがこの手術の欠点だという。ほとんどの人は内服薬などで耐えられるそうだが、痛みに弱い人や早く軽減したい人には点滴などでフォローもしているという。クリニックの診療時間外に問題が生じても、連絡できるようになっておりアフターケアにも力を入れている。手術から1週間ごと2週間後、4週間後に経過チェックのため来院し、いびきの状態を確認する。