医療法人社団たまこく 多摩国分寺こころのクリニック

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大西建院長

医療トピックス

寄り添いながら着実に社会復帰を
デイケアとリワークプログラム

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リニック

保険診療

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グループワークを通じて、社会生活に慣れていくための「デイケア」。その中でも最近は復職に当たって「リワークプログラム」への参加を条件とする会社が多くなっているそう。日々多くの患者が訪れている「多摩国分寺こころのクリニック」でも、併設の「たまこくデイケア」にてリワークプログラムに力を入れ、多くの社会復帰に貢献してきたという。画一的なプログラムが与えられているのではなく、患者本人と一緒に考えていく姿勢を大切にしている同院。患者に寄り添いながら行われる活動の様子を、デイケア主任で、精神看護専門看護師や精神保健福祉士の資格を持つ、淡路瑛子さんに聞いた。(取材日2017年2月20日)

朝きちんと起きて、外に出るところからスタート。一緒に考え、具体的な支援で再発のない職場復帰をめざす

デイケアについて教えてください。

 ▲淡路さんをはじめ、経験豊富なスタッフがそろう デイケアとは社交不安障害やうつ病などで社会的な生活がうまくいかなくなっているかたが、グループ活動を通して心と体の健康を促進するための治療を行う場所です。カウンセリングは通常1対1で行われますが、デイケアではグループで活動をしていきますので、一人で頑張るだけではなく、誰かに頼ったり協力して物事を達成する経験を積んでいけます。ご本人の状態や、デイケアを受ける目的に合わせて、プログラムはオーダーメイドで考えます。担当スタッフと共に、どのくらいの頻度でデイケアに参加したらよいか、グループプログラムの中からどのプログラムを受けるとよさそうか、検討していきます。

プログラムはどういったものがありますか?

 ▲メニューの一つであるアロマ作り 青年期プログラムと生活充実プログラムがあります。青年期は、10代後半~20代前半が対象で、ゆったりとした雰囲気で他者との交流を取り戻していきます。作業スペースで一緒に手作りアートや調理をしながら過ごします。後者は20代から50代までと幅広く、就労や復職を視野にプログラムを作成しています。認知行動療法やマインドフルネスにより、実践的なストレス対処方法を身に付けたり、草木の手入れなどのボランティアでは、道行く人に笑顔をむけられたり、感謝されることが達成感や意欲につながっていきます。復職支援に焦点を絞ったリワークプログラムでは、再発予防のため自己分析に力を入れています。

リワークプログラムについて、詳しく教えてください。

3 ▲プライバシーが保たれた部屋でなら、悩みも話しやすい リワークプログラムは、現在の職場に復職を希望されているかたが対象となります。うつ病は再発率が60%と言われていますが、ご本人も会社としても再発は防ぎたいものです。そこで、休職要因を分析し、今後どのように仕事に取り組んでいけばよいか検討しながら、復職への道筋をつけていきます。ご本人と一緒に会社を訪問して、治療の進み具合や復職可能性についてご説明させていただくこともあります。職場の環境や風土、業務内容や部署の体制も理解した上で、復帰後の労働条件や業務量を考えてスムーズな職場適応と再発予防に努めています。復職時には特に不安を感じやすいものですが、3ヵ月間は個別カウンセリングでフォローしています。

マインドフルネスについて教えてください

4 ▲自身の「あるがまま」を受け入れることも大切 マインドフルネスとは“今この瞬間”の自分に注意を向け、現実のあるがままを受け入れることです。無意識に自分の感覚を押し込めてしまうと、心身の調子を崩すことがあると言われています。マインドフルネスでは、そういった自分の感覚に気づくエクササイズをしていきます。また誰しも時に落ち込んだりすることはあると思いますが、そんなとき「自分はダメだ」と判断してしまうこともあるでしょう。プログラムでは、呼吸法やウォーキングなどのエクササイズを通して、判断せずあるがままを受け入れるようなスキルを身に付けていきます。そして、うつや不安症状を緩和していきます。当デイケアでは“マインドフルネス”の概念を大切にしています。

こちらのデイケアならではの取り組みを教えてください。

 ▲患者の力になるべく、それぞれの立場から考えを出してサポ―ト スタッフは看護師3人、作業療法士2人、臨床心理士1人の計6人ですが、専門性を超えて、皆で相談しアイデアを出しながら進めています。ある看護師はアロマセラピストでもありプログラムでアロマスプレー作りを行うなど、個々の得意な分野を活用しています。また、看護師の生活全体を視る力、作業療法士の作業能力アセスメントやその集団に適したプログラムのセッティング、臨床心理士の内面的な理解に基づいた分析など各々の強みを生かし、カンファレンスでも総合的に対応が考えられています。当院の大西建院長が主治医の場合には、外来受診とデイケアでの様子もすぐ共有でき、お薬の相談をするなど互いの治療に生かしています。

ドクターからのメッセージ

大西建院長

ストレスの多い時代ですから、誰でも悩みはあるもの。そんな時は誰かに相談したり頼ったりすることから始めてみましょう。デイケアもそのための手段の一つです。最初は緊張するかもしれませんが、まずは朝起きて向かうところからやってみましょう。人との関わりを強要はしませんし、体調が悪ければ他の部屋で休んでいて構いません。読書をしたりゆったりと過ごしがら徐々に慣れていくことができるでしょう。デイケアの必要性を感じていただけたら、まだ外出できない方や集団活動に参加することに苦手意識があるかたには、訪問看護も対応しています。多くの方を見てきて、来ることさえできれば社会生活を取り戻せていけると実感しています。

記事更新日:2017/04/19
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