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大川歯科医院

大川歯科医院

大川延也院長、大川 翼副院長

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西武新宿線東大和市駅から徒歩15分、住宅街の中の広々とした敷地に「大川歯科医院」はある。大川延也院長が東大和市に開業して30年目の2012年7月に、息子の大川翼先生が副院長に就任。同時に以前の場所から移転して新しく開設された。広い駐車場の横には、医院入口へ続く手擦り付きのスロープが設置されている。靴からスリッパに履き替える入口にも椅子が用意されている配慮が嬉しい。そして院内にも患者が少しでも快適にいられるよう配慮された設備が整えられている。「おもてなしの心」をコンセプトにした現在の診療方針は、実は副院長の提案であり、以前は院長の治療技術があればそれで良いという考えだったそうだ。大川歯科医院の考える「おもてなしの心」とはどういうものなのだろうか。また患者にとってはどのような意味があるのだろうか。院長と副院長に伺った。
(取材日2014年1月21日)

翼副院長の就任と同時に、建物だけでなく診療方針までもリニューアル

―まず、お二人のご経歴についてお聞かせください。

【延也院長】東京歯科大学を卒業し、同大学で補綴学を学びながら、手術も行えるよう外科の勉強もしました。実は外科の勉強ははじめからしていたわけではなく、ある患者さんの症状がきっかけとなりはじめました。補綴を学んでいた時、ある患者さんが上顎部の痛みを訴えてきて、レントゲンでも調べたのですが、当時私は原因を見つけることができませんでした。そこで外科の先生に診ていただいたところ、膿が溜まっていることがわかり治療していただいたのです。患者さんの治療は無事終わったのですが、私は自分の視野の狭さに愕然としました。そこで手術もできるよう、外科の勉強もしたというわけです。開院は元市長の補綴を治療したことがきっかけで、大家さんを紹介していただいたからです。その場所で30年間診療を行ってきました。息子が歯科医師になってしばらくして将来のことを聞いてみると、一緒にやるとのことだったので、新しく広い場所でリニューアルして開院しました。今の大家さんは、以前の大家さんの息子さんで、新しく開院したいとお話しすると、「先生が今まで尽力されたことも知っているし、私が土地をお貸しすることを了解しないと、周りの患者さんから恨まれます」と快諾してくださいました。
【翼副院長】明海大学歯学部を卒業し、明海大学歯学部付属明海大学病院で臨床研修医として勤務しました。その後、埼玉県内の予防歯科センター・審美歯科センター併設の歯科医院に勤務していました。大学を卒業してすぐに診療の現場に出たのは、歯科医は高度な手先の技術が要求されるものだと思っているからです。だからこそ、多くの経験ができる時に大学に残らず、すぐに歯科医院で診療をはじめました。父から将来のことを聞かれたときは、思う存分その技術を発揮できると思いましたので、副院長になることを即答しました。

―以前の診療方針から方向転換されたのはどうしてでしょう?

【延也院長】私は30年間、一人で全ての患者さんを診ていましたから、とても忙しくて、新規の患者さんも3ヵ月待ちの状態でした。もちろん、急患は診ることができませんから他の先生を紹介していました。そんな状態でしたから、当時の私は、歯科医師は医療技術さえあれば良いのだと思っていました。こんな私の意識がスタッフにも伝わったのでしょうか、患者さんに不安な思いをさせることもあったようです。そんな時、息子と新しい医院で一緒にやることになり、いろいろと話をしていると、この方針は違うと指摘されましたね。何度もぶつかりましたよ。
【翼副院長】父の診療方針は、患者さんの歯の治療だけをメインにしたものでした。もちろん歯科医師ですから、それは最も必要なことです。しかし、それ以外のことについては父は一切考えていなかったのです。患者さんは多くの不安を抱えて歯科医院を訪れますよね。不安は治療の分野についてだけではないはずです。それらを取り除いていくのも医師の仕事だと私は思っています。そのことを徹底的に話し合いましたね。

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