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かかりつけ医として幅広く応じ
医療と福祉介護をつなげ地域に貢献

石橋クリニック

(東久留米市/東久留米駅)

最終更新日:2025/01/09

石橋クリニック かかりつけ医として幅広く応じ 医療と福祉介護をつなげ地域に貢献 石橋クリニック かかりつけ医として幅広く応じ 医療と福祉介護をつなげ地域に貢献
  • 保険診療

1993年の開業以来、子どもから高齢者まで広く地域住民の健康を支えてきた東久留米市の「石橋クリニック」。石橋幸滋院長は、診療の傍ら、東京都医師会、東久留米市医師会で活動するほか、東久留米市地域医療協議会委員、東久留米市在宅医療・介護連携推進協議会副会長、災害医療コーディネーターなどさまざまな肩書きを持ち、地域医療の活性化に努めている。地域の病院やクリニックとの関係も深く、多職種にパイプを持ち、患者が置かれている状況を加味して適切な医療機関につなぐ窓口の役目も担っている。石橋院長に、地域医療が果たす役割や重要性、高齢化のピークを迎える2040年に向け、地域医療はどうあるべきかについて聞いた。

(取材日2024年12月12日)

地域医療発展のためにさまざまな取り組みを実現。高齢化が加速する社会を見据え、医療と介護の橋渡し役に

Qかかりつけ医の存在は患者さんにどんなメリットがありますか?
A
石橋クリニック 地域医療の貢献へ長年にわたって従事

▲地域医療の貢献へ長年にわたって従事

かかりつけ医には「ACCCA」という5つの機能があります。ACCCAとは、いつもすぐそばにいて頼りになるという意味の「Accessibility」、誰でもなんでも相談できる「Comprehensiveness」、医療だけでなく生活全般を診る「Coordination」、継続して関わる「Continuity」、責任を持って診療する「Accountability」を指します。病気の治療だけでなく予防や早期発見などの健康管理、高齢化が進む社会での地域包括ケアシステムの中心的存在を担う役割があり、患者さんにとって「なんでも相談でき、保険や介護についても対応してくれる地域の医師」の存在は心強いでしょう。

Q長年、地域医療の発展に向けた取り組みをされてきたそうですね。
A
石橋クリニック 1993年開業で歴史のあるクリニック

▲1993年開業で歴史のあるクリニック

東久留米市在宅医療・介護連携推進協議会の副会長として、2000年の介護保険制度創設の際の立ち上げ、2005年の介護保険法改正による地域包括ケアのシステムづくりに携わってきました。東久留米市医師会でも活動し、特定保健指導においては、メタボリックシンドロームもしくは予備軍と判定された人に対し、医師、保健師、管理栄養士などとの面談により生活習慣改善の作戦を立てる「動機づけ支援」、継続的な支援を行い内臓脂肪の減量をめざす「積極的支援」の両方に対応し、その指導法のシステムづくりを行いました。新型コロナウイルス感染症流行期には市の感染症対策に携わり、医療機関に向け情報提供も実施しました。

Q地域医療への貢献に取り組もうと思われた背景は?
A
石橋クリニック 丁寧な診断で世代を超えた患者に愛される

▲丁寧な診断で世代を超えた患者に愛される

医師として日々診療する中で、高齢化が進んでいること、特に一人暮らしの高齢の方が非常に増えていることを実感しました。そのような方々にとって、地域医療がしっかり機能していることはとても大切であり、地域で暮らす安心感につながります。私は医師会の仕事を通して多くの医療機関と連携し、風邪や頭痛、花粉症、インフルエンザなどに対応するだけでなく、狭心症など命に直結する症状が疑われる者さんには専門の病院に即座につなげたりしています。これこそがかかりつけ医の役割であり、一医師として、医師会や地域の医療、福祉、介護の団体の一員として地域医療を活性化していきたいという思いで取り組んでいます。

Q取り組まれてきた地域医療の活動について教えてください。
A
石橋クリニック ポータブルエコーなどの機器を用いて訪問診療へ向かう

▲ポータブルエコーなどの機器を用いて訪問診療へ向かう

地域における健康づくりのため、災害医療コーディネーターとして災害発生時の対応を行ったり、東久留米市在宅医療・介護連携推進協議会副会長として在宅介護や認知症のガイドブックの制作や講演会、研修会を企画、運営したりしてきました。また、地域包括ケア・多職種連携のためのコミュニケーションツールを導入し、医療と介護の連携ネットワークとして患者さんの情報を安全に連携するために活用しています。休日診療の電子カルテ化や、在宅医療を受ける患者さんの血糖値をスマートウォッチ測定し、それをもとに栄養士が栄養指導を行うなどの「24時間連携」を、東久留米市医師会と東京都栄養士会の先生方の力を借りながら行っています。

Q地域医療のめざすべき方向についてどのようにお考えでしょうか。
A
石橋クリニック 未来の医療構想へ想いを馳せる石橋院長

▲未来の医療構想へ想いを馳せる石橋院長

高齢化のピークを迎える2040年に向けて新たな地域医療計画が求められ、さまざまな改革が行われようとしていますが、複数の慢性疾患を抱え医療と介護を必要とする在宅患者が増えていくのは目に見えています。これまでの「治すための医療」から「治し、支えるための医療」を実現していくことが大切で、医師個人としてだけでなく地区医師会としてかかりつけ医機能を発揮し一人の患者さんに即した医療が求められています。そのための制度設計を行うとともに、医学生や研修医の育成機関として若い医師が地域医療の現場を経験することで地域医療の大切さと面白さを実感してもらうと同時に、医療介護連携と多職種協働の重要性を伝えていきたいです。

ドクターからのメッセージ

石橋 幸滋院長

当院は、副院長の角泰人先生とともに、標榜している内科と小児科だけでなく幅広い診療科に対応し、地域の皆さんの健康を支えてきました。これからも、患者さんにとって最高の医療が受けられるようなお手伝いを続け、最期に「いい人生だった」と言ってもらえたら本望です。そのためにも、かかりつけ医として地域の医療機関をはじめ多職種と連携し、地域医療のさらなる活性化に努めていきたいですね。東久留米市近隣に引っ越されてきた方、家族が増え東久留米市近隣で新しい生活をスタートされた方、医療や介護で気になること、困ったこと、心配なことがある際は、ぜひ頼りにしていただきたいと思います。

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