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泉 康二 院長の独自取材記事

泉医院

(立川市/立川駅)

最終更新日:2019/08/28

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ビジネスパーソンや買い物客でにぎわう立川駅から徒歩5分のホテル1階にある「泉医院」は、産婦人科、内科の診療を行うアットホームなクリニックだ。院長の泉康二先生は国立立川病院に勤務していた頃も含めて30年以上この地域での診療を行ってきた。病診連携や診診連携にも積極的で、そのネットワークを生かした幅広い診療が強みだ。「体と心の健康のために、何でも話をしてもらえる医師になりたい」と泉先生。写真や登山、自転車、旅行、トレッキングと多趣味で、公私ともに充実の日々を送る泉先生に、診療についてや患者への思い、今後の展望などたっぷりと聞いた。
(取材日2014年6月18日)

患者の話をきちんと聞き体と心の健康をサポート

医院を開業された経緯についてお話しください。

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駅前のホテルの中にある診療所なんておもしろいでしょう? 以前はここに別の医院があったのですが、オーナーだった先生がお亡くなりになったので、その後を引き継ぐ形で1991年に当院を開業しました。僕はそれまで国立立川病院に勤務していて開業することは考えていなかったのですが、以前から患者さんを通じて懇意にしていた医院だったので、お話しをいただき快諾しました。開業に至った一番の理由はゆっくりと時間をかけて自分のスタイルで診療をしたいと思ったからです。僕の診療モットーは「体の健康には心の健康が必要」ということ。ですから、患者さんの話をきちんと聞いて、いろいろな面からサポートするように心がけています。

どのようなことを心がけて診療しているのですか?

毎日診療していると、体の健康と心の健康の相互作用がよくわかります。ですからなるべく何でも話してもらえる医師でありたい思っています。基本的には堅苦しくならないようにフランクに話をすることかな。例えば、僕の趣味は山登りや写真、自転車などですが、趣味が合う患者さんとはすぐに打ち解けることができますね。診察室で盛り上がっていると、看護師に「いっぱい待っている人がいるのに!」という顔をされることもあるほどです(笑)。でも、あまり時間は気にしちゃだめですよね。開業当初はお一人お一人に時間をかけて診療をするために完全予約制にしていたのですが、急患や、突然のことで受診したいこともあると思うので、予約していなくても受診できる時間も設けてあります。また初診の患者さんの場合はやはり時間がかかるので、ほかの患者さんを待たせてしまうこともあるのですが、皆さんにご理解いただき楽しく診療しています。

産婦人科と内科の診療をされていますが、どのような患者さんが多いですか?

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国立立川病院時代も含めて30年以上この地域で診療をしていますから、紹介でいらっしゃる患者さんが多いですね。駅前ですので、会社帰りに来られる人もいます。産婦人科の受診がほとんどで、一番多い患者さんは子宮内膜症の方ですね。また、連携している立川共済病院に通っている妊婦さんの妊婦健診を当院でも行っています。病院では重症者や救急対応を中心に行うために、特に問題のない定期健診は近隣の診療所に振り分けてスムーズに診療を進めるというオープンシステムになっていますので、妊婦健診や婦人科の病気で薬をもらうだけの人や経過観察中の人の診療は当院で受け入れています。

広い知識と医師同士のネットワークを大切に診療

最近の診療で気になることはありますか?

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最近多いなと思う症状の一つは更年期障害などから来るうつ症状です。精神科の受診が必要な人もいらっしゃるので適切な病院に紹介するなどのケアをしていますが、精神科の病院は予約制のところが多く、すぐに診てもらうのが難しい状況です。また低用量ピルの副作用の血栓症については2008年頃からこれまで10数人の死亡例もあり、痛い、苦しいなどのご相談を受けることもあるのですが、その症状からそれが血栓症かどうかの的確な診断をするためには循環器を専門とする先生の診察が必要になってきます。そういった場合にスムーズに連携が取れるように、僕はいろいろな会合や勉強会で出会った先生とネットワークを広く持つようにしています。

病診連携や診診連携が大切なのですね。

開業して一番に学んだのは頭を下げるということでした。大きな病院にいるとお願いされることのほうが多いので、あまり頭を下げるということはなかったのですが、開業医は急患や専門的な治療が必要なときには病院や近隣の診療所にお願いしないといけませんからね。立川共済病院や立川相互病院のように、紹介状を書いてすぐに診てもらえるのはすごくありがたく助かっています。また紹介状を書く時間がないというときは「泉に言われたといってあの先生のところに行って」というように指示して、患者さんに直接紹介先の医院へ行ってもらうことも。これができるのは普段から横のつながりができているからですよね。一人で全部を診ることはできませんから、多くの先生に良くしていただいていると感謝しています。

これまでの診療で印象的な出来事はありますか?

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一番うれしいのは「来て良かった」という言葉をかけてもらえることです。つい最近も子どもの患者さんで、外陰部がただれて痒みがあるということで何件か診療所を回った後に来られたのですが、かなりお待たせしてしまったため、最初お母さんはご立腹だったんです。でもその後パウダー状の抗生物質を使ったら適していて、お母さんの表情も優しくなりました。また、月経前緊張症(月経前症候群)がひどくて学校に行けなくなってしまった小学校高学年の女の子が、大きな病院に行っても症状がよくならないということで当院に来られたことがありました。月経前緊張症は排卵が起こって次の生理まで活発になる黄体ホルモンによって自律神経が安定せず、うつ症状やイライラを引き起こしますが、小児科ではそこまで診られないのが現状です。子どもなので普通の安定剤やホルモン剤は使えないため、漢方薬を処方したところ症状が改善につながり、たいへん喜ばれました。

母から子へとつながる受診で産婦人科を身近な存在に

先生が医師をめざしたきっかけは何でしたか?

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父が医師だったので僕も医師になるのが当たり前だと思っていました。ほかの職業に就くことを考えたこともなかったですね。この道を選んで良かったと思っています。父のおかげですね。父は内科医師でしたが、田舎だったので何でも診ていて、盲腸の手術などもやっていました。僕は外科系に進みたいと思っていたところ、臨床研修での産婦人科の当直中に、分娩室で逆子の臍帯脱出が発生しました。そのまましておくと赤ちゃんが危険なので、その場の分娩室で局所麻酔をして手術ということになったのですが、無事母子ともに助かりました。その出来事が産婦人科に決めたきっかけとなりました。

写真や自転車、たくさんの趣味をお持ちですね。

カメラは高校の時から好きで大学で写真部を友人と復活させました。絵も好きで美術部の展覧会に出展していました。スポーツは得意ではないのですが、体を動かすのは好きです。ストレス発散になりますよね。動いているときは余計なことを考えませんから、悩んだり嫌だなと思うことがあったりしたときは体を動かすようにしています。休日には、近くの山を登ったり、自転車で狭山湖ロードコースを一周したり、高尾山にトレッキングに行ったり、花の写真を撮りに行ったり。撮った写真は院内に飾っています。旅行も好きで数年前までは毎年5月の連休にスイスアルプスへ行き、雪の残る山道を電車などで登っていましたが、あるとき、夏に穂高に行き、何時間も歩いて、温泉に入って、という3日間を過ごしたら、10日間のスイス旅行よりも充実感が大きかったんです。それ以来は、国内の山登りが中心になりました。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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性感染症についての知識を広めることと子宮がん検診の推奨ですね。やはり1年に1度は子宮がんの検診を受けていただきたいと考えています。受診率を上げるためには、まずはお母さんが婦人科に足を運び、その娘さんも来られるような環境づくりをしていきたいです。当院ではそういった流れができつつあるので、それを広げていきたいですね。たまに以前、お産をした人が「先生に取り上げてもらった子です」と言って、娘さんを連れて来てくれることもあるんですよ。産婦人科の受診は敷居が高いと思う人も多いかもしれませんが、一人で悩んでも仕方ないですし、話を聞かないと病気を見逃すこともありますから、気になることがあれば来ていただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮がん検診/3400円

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