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武田 直也 院長の独自取材記事

たけだなおや歯科クリニック

(立川市/立川南駅)

最終更新日:2024/02/01

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック main

JR立川駅から徒歩5分。立川南通り沿いにある「たけだなおや歯科クリニック」は、1999年の開業以来、予防歯科に注力してきたクリニックだ。エントランスを入るとカラフルな熱帯魚が出迎えてくれて、気持ちをほっと和ませる。「自分の趣味なんですよ」と愛おしそうに水槽で泳ぐ魚たちを眺めながら話すのは武田直也院長。日々、診療に忙しい中、餌をあげたり水槽を掃除したりすることも一つの楽しみなのだという。武田院長は、まだ予防歯科が今ほど注目されていない頃から予防やメンテナンスの重要性を訴えてきた。歯を失った高齢の患者の中には「もっと早く知っていたら」と話す人も少なくないそうだ。武田院長に歯科医療への思いなどについて聞いた。

(取材日2022年3月17日)

20年以上も前から予防の重要性を啓発

こちらの患者層について教えてください。また、長く診療されてきて何か変化をお感じですか。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック1

患者さんは小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方が来られています。午前中はご高齢の方、午後は主婦の方やお子さん連れの方、夕方から夜はお勤め帰りの方といった感じです。開業当初から私はメンテナンスや予防の重要性を患者さんにお話ししてきました。当時は、虫歯になったら削って詰め物をして、というのが当たり前の時代。もちろん虫歯が痛い、詰め物が取れたといった時には治療を行いますが、基本的には治療をしないことが大切です。当時と比べると、今はご自身のケアとクリニックでのメンテナンスによってしっかり予防・管理することの重要性を理解してくださる方がとても多くなりました。歯科意識は皆さん高いと感じます。

なぜ、ここ立川に開業されたのですか?

私は高円寺出身なのですが、縁があって立川に住み始めました。もう28年くらいになりますね。最初は、知り合いや後輩が開業する立川では開業しないだろうと思っていたんです。ですが、開業を考え始めた時、埼玉や神奈川も広く見て回った結果、最終的に立川が気に入りました。自らエリア調査をして立川の人口動態を把握した結果、午前は高齢者、昼は主婦層、15時以降はお子さん、夕方は近隣に勤める方、夜は都心から立川に帰宅する人が多いことがわかったのです。それでこの場所で開業したいと思いました。当院は夜遅くまで診療していますが、それは開業当初から。うちの子どもの友達のお母さんが「遅くまで開いている歯科医院がなかなかないのよね」と話すのを聞いて、遅くまで診療しようと決めたんです。ただ、昨今の社会状況や、働き方改革も叫ばれていますので今後は少し考えていかねばならないかもしれませんね。

こちらの診療方針についてお聞かせください。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック2

予防重視です。極力歯を削らない、神経を取らない、歯を抜かないようにしています。歯は一度削ってしまうと元に戻りません。抜いた永久歯は二度と生えてきません。そうならないためには、予防が重要です。定期的にチェックしていれば、虫歯も歯周病も初期のうちに対応、治療ができます。歯科疾患も他の病気全般と同じように早期発見、早期治療が重要です。診療の際は、口腔内を一つの単位としてトータルに診察しています。主訴だけでなく、歯周病はないか、歯ぎしりはしていないか、詰め物に不具合がないかなど口腔全体を診て診断しています。治療はまず患者さんが一番気にしている所、主訴から始めて、その上で口腔内全体の診断結果を踏まえて患者さんに治療計画を提案します。患者さんに口の中の状況についてよく説明して、ご理解いただき同意を得るというインフォームドコンセントが治療を進める上で最も大切だと思っています。

治療前・治療後の画像を見せて歯に対する意識を高める

その理解を深めるために工夫していることはございますか。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック3

当院では口腔内カメラを使って、治療前、治療後の歯の様子を患者さんに見てもらうようにしています。口の中は鏡を使っても見えにくいですよね。上の歯の裏側や奥歯の横側などはどんなに工夫してもご自身では見えません。染め出しチェック後の様子を写真で見ると、こんなに汚れているんだ、ということがわかりますから、歯磨きへの意識も高まるでしょう。他院で歯の治療を受けたけれど、どこの歯をどのように治療したかがわからない、と話す初診の患者さんも多いですね。そんな時もカメラで写してお見せすれば、こうなっていたのか、と理解してもらえるはずです。自分の目で確認することによって歯に対する意識が高まると思います。

最近、何か気になる症状はございますか。

この頃は噛みしめや歯ぎしりをしている方が増えてきています。口を閉じている時、上の歯と下の歯は少し隙間があるのが正しい位置ですが、無意識のうちに噛みしめているのですね。ですから、「歯ぎしりしているでしょう?」と尋ねても「そんなことはないです」と否定される方も多いと思います。実は、噛みしめのある人のうち約8割がご自身で気づいていないともいわれるのですね。噛みしめや歯ぎしりは、歯茎が下がったり知覚過敏になったり、さまざまなトラブルの原因となります。噛みしめについてわかりやすく解説された本を見せながら説明して、症状に応じてナイトガードをお勧めします。また、最近では口腔がんも増加傾向ですので、口腔内を診る時に粘膜の状態も綿密にチェックするようにしています。

こちらでは立川市の歯科健診も行っているそうですね。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック4

はい。私が立川市歯科医師会の理事を務めていますので、立川市の健診事業に協力しています。20歳以上の成人歯科健診や、後期高齢者歯科健診は当院で受けていただけます。後期高齢者歯科健診では、歯のチェックだけでなくRSSTと呼ばれる反復唾液嚥下テストも行います。これは30秒間に嚥下が何回できるかを調べる検査です。高齢になると口腔内の乾燥や舌圧という舌の運動機能の低下などで、ものを飲み込む力が衰えやすくなります。嚥下機能の低下は、誤嚥性肺炎の原因にもなります。食べ物を歯で噛んで、咀嚼して、嚥下するという一連の機能がうまく連携してできることが重要になってくるんですね。

良好な口腔内環境が健康寿命の延伸につながる

歯科医師をめざした理由をお聞かせください。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック5

幼稚園の頃はパイロットになりたかったはずなのですが、小学校の卒業文集には、歯科医師になる、と書いていたようです。親戚に医師や歯科医師、薬剤師など医療関係者が多かったこともあるのかもしれません。とにかく会社勤めはできないなと思っていましたね。良くも悪くも自分の責任で白黒つけることができる仕事がいいと思っていました。歯科医師になって、自分が納得して行ったことに対して成果が出て評価してもらえることはうれしいですね。歯科医師になった当初と比べると時代は変わったなと実感します。歯科に対する考え方が大きく変わってきました。当初はメンテナンスが大切といってもなかなか理解されませんでしたから。

ところでお休みの日はどのようにお過ごしですか。

日曜日しか休みがないのですが、講習会に出たり平日できなかった仕事をしたりと忙しいですね。それでも月に1~2回はゴルフでコースを回るのが楽しみです。ゴルフの面白さは、一筋縄ではいかないことでしょうか。スコアは、前回はあんなに良かったのに、今回はこんなに悪い、ということがありますが、そんな時でも「次も頑張ろう」とやる気になるんです。そんな気持ちにさせてくれるのがゴルフ。だから続くんですよ(笑)。

最後に今後の展望とメッセージをお願いいたします。

武田直也院長 たけだなおや歯科クリニック6

これからも患者さんの口腔内の予防・管理をしっかり行っていきたいと思います。歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士ら歯科医療に関わるスタッフが連携しながらチームでお一人お一人の口の健康を守っていきたいですね。お口の健康は全身の健康に直結しています。今、健康寿命の延伸が重要視されていますが、健康寿命を延ばすためには、まず口腔内が健康であること。ご高齢の方でご自身の歯がきちんと残っている方は、皆さん食欲も旺盛でとてもお元気な方が多いです。食事をおいしく食べられて元気に暮らせる、そんなご高齢の方をもっともっと増やしていきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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