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宅間 裕介 院長の独自取材記事

デンタルクリニック沼澤

(府中市/是政駅)

最終更新日:2020/04/01

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是政駅より徒歩1分の場所。開業以来、幅広い年代の地域住民の健康を守ってきた「デンタルクリニック沼澤」は、2017年に宅間裕介先生が院長に就任。宅間院長は大学院で補綴学を専攻し、母校でも教員として教えていた経験を持つ歯科医師だ。「補綴は見た目と機能の両方が兼ね備わってこそ、初めて治療が成功したと言えます」そう話す宅間先生に、得意とする補綴治療のこと、力を入れる予防や心強いスタッフのこと、めざす地域密着の診療について詳しく聞いた。
(取材日2018年4月2日)

幼少期のケアが、大人の歯に大きく影響

こちらのクリニックについて教えていただけますか?

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当院は「医療法人社団 博山会」の1つで、川崎で開業した「中ノ島歯科医院」が、2006年にここ是政に移転した際に「デンタルクリニック沼澤」と改名したそうです。博山会の理事長である沼澤成文先生は、僕がいた東京歯科大学の医局の先輩で、代替わりで理事長に就任した際に僕に声をかけてくださいました。当院には僕のほかにもう1人常勤で女性歯科医師が診療しています。また、口腔外科専門の歯科医師として法人の副理事である沼澤秀之先生と、慶應義塾大学医学部歯科の先生が、週に1度来てくれています。他にも矯正を専門とする先生に月に3〜4回来ていただき、一般的な診療だけでなくインプラントなどの高度な治療も対応しています。

どのような患者さんが多いのでしょうか。

地域密着型の歯科医院なので、小さな子どもから90歳を越える高齢者まで、すべての年齢層が受診されます。当院はバリアフリーなので、車いすのまま診察室に入れ、ベビーカーの方も来院しやすいのがポイントですね。午前中はご家庭にいらっしゃる主婦層の方々がよくおみえになり、午後3時から5時くらいは、近隣の子どもたち、5時を過ぎると会社帰りの方たちというように、時間帯によって移り変わっていく感じです。

今、子どもさんの虫歯は少ないそうですね。

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減ってはいますがゼロではありません。虫歯がある子、まったくない子の二極化が進んでいます。子どもの歯は、親に委ねられる部分が大きく、家での毎日の歯磨きがちゃんとできているかが肝心。特に親御さんの仕上げ磨きは大事です。小さいうちから定期的に歯科医院を受診し、プラークコントロールができているかチェックを受け、フッ素塗布を行うことで虫歯予防ができます。ただ、中学生、高校生になってだんだん親の手を離れて、自主性が出てくる年齢になると、それが難しくなります。部活や勉強が忙しくなってこれまでのように歯科医院に来なくなってしまう子は多く、大学生になって久しぶりに来てみたら、虫歯だらけになっていることも。なので、中学生以降もプラークコントロールをし、定期的に歯科医院に通うモチベーションをいかに与えていくか、そこが今後の課題ですね。

口腔内写真で、患者にもわかりやすい治療を

診療の特徴についてお教えください。

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幅広い年代の患者さんに合わせ、一般歯科から小児歯科、矯正などさまざま治療を行い、診療する際は必ず口腔内写真を撮っています。治療前と後をお見せすることで、どのように改善したか患者さんの理解も深まるからです。治療中、患者さんは口の中で何をされているのかわかりませんよね。歯石がついていてもご自身の感覚ではなかなかわからないし、「歯茎が変わりましたね」と言われても、当人はどんなふうに変わったのかわからない。でも写真を見れば一目瞭然です。また、こうした写真はその患者さんの経過を歯科衛生士や歯科医師同士との情報共有にも役立ちます。あと一つ、適切な治療をするのは歯科医師として大前提ですが、全部お見せするので、こちらもしっかり正しい治療をしなければと気が抜けません。写真で撮ることで得られるメリットはとても大きいんですよ。

予防歯科にも力を入れているとか。

当院の予防は、クリーニングの他に歯周精密検査など、担当の歯科衛生士が細かくチェックします。口腔内写真の話をしましたがエックス線写真も定期的に撮ります。定期的に撮ることで、前の状態と比較でき、病変をいち早く察知できるメリットもあるんです。予防をメインで手がけるのは歯科衛生士さんたちですが、皆勉強熱心で、自主的に学会に参加してオーラルヘルスケアについて頑張って勉強しています。勤務経験も皆長く、地域の様子もわかっているし、患者さんの顔・名前まで頭に入ってます。プラークコントロールができてない高校生の子には、まるで自分の子どもを教え諭すようにしっかり指導するなど、患者さんに合わせた対応や予防のアドバイスも上手に行ってくれるんです。その分僕らは治療に専念することができ、本当に助かっています。

歯科医師にとって重要なスキルは何だとお考えですか?

治療技術はもちろんですが、患者さんの願いを聞き出すコミュニケーションスキルは必要ですね。僕は東京歯科大学でずっと教員をしており、多くの若い歯科医師を見てきましたが、こればかりは人としての素質も関係あると思います。でも「いろいろなことをしゃべり、患者さんと友達になれ」と言っているわけではありません。患者さん側も、ベラベラしゃべる歯科医師は、かえって「口がうまいのは信用できない」と思っているかもしれませんしね(笑)。単にしゃべることだけがコミュニケーションの取り方ではないんです。とはいえ難しく考える必要もありません。患者さんと歯科医師の立場を理解していれば、相手の真意を引き出すことはそう難しいことではないと思っています。

先生が患者さんと接するときに心がけていることは?

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患者さんに対して、治療を押しつけないようにしています。歯がグラグラしているから抜きましょうと言っても、「どうしても残したい」という方もいます。歯科医師から見ると合っていない入れ歯でも、「それでいい」とおっしゃる患者さんもいます。患者さんの気持ちを第一に尊重すべきです。ただそういう場合は、なぜそうなったかを説明し、将来予測できるリスクも必ず説明します。その中で、治療の選択肢をいくつか用意して、患者さんに決めてもらうんです。そうすると、実際にそうなったとき患者さんも納得した治療に臨むことができますからね。こういった一つ一つの説明が、患者さんとの信頼関係につながると考えています。

これまで学んできたことを診療に生かして

先生はなぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

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実家が歯科医院で、父も祖父も歯科医師なんです。つけ加えると、伯父も従姉妹も歯科医師です(笑)。その影響が大きいですね。自分では覚えていないのですが、小学校の文集には「将来は歯医者さんになる」と書いてあったそうです。それでも中学時代は、歯科ではなく医科に進みたいと思ったこともありました。結局、兄が医科に進んだので、それならば、と僕は歯科医師の道を取りました。

補綴学を専攻された理由は?

2005年に東京歯科大学を卒業して大学院に進みましたが、補綴か外科、どちらを専攻するかで迷い、結局補綴を選び、今でも補綴が一番面白いと感じています。クラウン1個がきれいに入った、入らないで、満足感はかなり違いますし、当然、機能的にもきちんと噛めるようにしないといけませんから、「機能」と「きれい」の両方が必要とされます。高齢者で合わない入れ歯を入れている方も多いですが、ピッタリ合っているのに「合わない」と言う人と、全然合っていないのに「まったく問題ないです」と言う人がいるんです。時々、その差はどこにあるのだろうと考えずにはいられません。医療の奥深さを感じますね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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自分の歯を健康な状態で維持していくには、早いうちからのケアが重要になります。そして、万が一歯を失ってしまったら、「きちんとした歯が入る」ということはどういうことかをぜひ知ってほしいですね。今は都心でも地方でも受けられる歯科診療に大きな違いはないと僕は思っています。当院では幅広いメニューをそろえ、審美やホワイトニングはもちろん、ご希望があればさまざまな治療プランもご提案できます。また、女性の先生がいいという人には女性歯科医師が対応しますし、歯科衛生士も親身になって予防のアドバイスやケアを行っています。僕自身も、今までいい先生方に巡り会い、さまざまなことを教わってきたので、これを財産としてクリニックの診療に生かしていきたいと思っています。まずは定期的な予防から始めてみてはどうでしょう。お口のことで気になることがあったら、ぜひ気軽に受診してみてください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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