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医療法人社団おなか会 おなかクリニック

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村井隆三院長
頼れるドクター掲載中

医療トピックス

自分と家族のためにも
「二十歳になったらピロリ菌チェック」を

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「おなかクリニック」では開院10周年の社会貢献事業として、胃がん撲滅キャンペーン「二十歳のピロリ菌チェック」を2014年の5月から展開している。自治体の胃がん検診は40歳からが対象だが、このキャンペーンは検診に焦点をあてているのではなく、胃がんの原因となるピロリ菌を除去することにより、次世代への感染を防ぐことと、将来の胃がんを予防することにある。具体的なキャンペーンの活動と検査の流れについて詳しく話を伺った。(取材日2014年9月18日)

早期発見・早期治療よりも、原因を撲滅することが胃がんの予防になる

胃がん撲滅キャンペーン「二十歳のピロリ菌チェック」とはどんな運動ですか?

37563 mt 1 q1 1412325728 ▲胃がんの予防、そして次世代へのピロリ菌を引き継がないようにするのが目的だ 「二十歳のピロリ菌チェック」は、がんになる原因を取り除こうという運動です。現在の胃がん検診は、40歳以上が対象で、早期発見・早期治療が根本の考え方です。胃がんで亡くなる方も年間5万人弱いらっしゃると言われていて、当院でも胃の内視鏡検診を積極的に行っているにも関わらず、発見したときにはすでに手遅れで手術ができないという患者さんが年に数人いらっしゃいます。それなら原因となるピロリ菌の検査と除菌治療こそが一番の予防につながると考え、体力的にも十分な20歳が、検査のタイミングとして最適だろうと考えました。また、次世代への感染を防ぐためにも若いお母さん方には、妊娠前に検査を受けてもらいたいですね。自分の胃がんのリスクを減らすことは、子どもたちへの感染を防ぐことにもつながるからです。

ピロリ菌はどんな細菌で感染者はどのくらいいるのでしょうか。

37563 mt 1 q2 1412325728 ▲日本人の年齢別ピロリ菌感染率の過去と将来予測のグラフ ピロリ菌は胃の粘膜に生息しており、正式な名称をヘリコバクター・ピロリと言います。螺旋型で一方にべん毛と呼ばれるヘリコプターの羽のようなものが付いているのが特徴で、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんを引き起こすとされています。胃がんの原因の99%はピロリ菌だということも分かっています。ピロリ菌は自然界のどこで生息しているのかということはまだ解明されていませんが、胃酸の分泌が十分でない5歳くらいまでの子どもが経口感染すると言われています。また両親や祖父母、兄弟同士での感染も確認されていて、下水道の普及率とピロリ菌の感染率は反比例していることから、生まれ育った生活環境が起因していることが推測できます。1950年には20歳の約80%の人がピロリ菌に感染していましたが、現在は10%から20%ほどで、中学生と高校生の感染率は約4%と言われています。

検査方法に尿中抗体検査を選んだ理由は何ですか?

37563 mt 1 q3 1412325728 ▲未だに自然界のどこで生息しているのかが判明していないピロリ菌 ピロリ菌の検査は大きく分けて、内視鏡を使用する検査とそうでない検査の2つになります。内視鏡を使用しない検査では、血液や尿からピロリ菌の抗体を調べる「抗体測定」、薬を飲んで吐く息からピロリ菌の反応を見る「尿素呼気試験」、便の中にピロリ菌の抗原がないかを調べる「便中抗原測定」があります。その中で尿中抗体検査を選んだのは、簡単にできるということと、本人の尿さえあればご家族が持ち込んでも検査ができるというようなメリットがあるからです。

具体的な検査の流れを教えてください。

37563 mt 1 q4 1412325728 ▲採尿キットのセット 採尿キットは当院や医療機関の受付、年に3〜4回開催している「おなか健康シリーズ」という市民公開講座の会場でも配布しています。また、胃がんで手術をされた方のご家族にも、外科の先生方から検査を受けることを勧めていただいております。キットの中には「結果通知の返信用封筒」、「尿の採り方の説明書」「採尿カップ」「尿を入れる試験管」「検査の申込書」が入っていて、採取した尿を試験管に入れ、名前を書いたラベルを貼り、返信用封筒に自分宛の住所を記載して協力医療機関に持ってきていただきます。結果は約2週間で通知していて、検査費用は施設によっても違いますが、2000円〜3000円です。通常は5000円かかるのですが、多くの方に検査を受けていただきたいのと、診察をなくし、検査だけとして結果を郵送で知らせることでコストダウンができました。

除菌治療はどのように行われるのですか?

37563 mt 1 q5 1412325728 ▲院長の村井先生は強い意志を持ちこの活動を推進している 現在の健康保険診療では、まず胃の内視鏡検査を受けてもらい、胃がんがなどの重大な病気がないことを確認してから除菌治療を行います。胃酸を抑える薬と、クラリスロマイシン、ABPCというペニシリン系の抗生剤2種類の合計3剤を、1日2回、朝と晩に飲み、一週間続けていただきます。まれにじんましんや下痢、むかむかする、味が苦く感じるといった副作用が表れる場合もあります。飲み終わってから1ヵ月後に再検査をしてピロリ菌の有無を確認します。菌の量が減っていると反応が出ないこともあるので、除菌に成功しても、1年後には再度検査を受けたほうが万全です。

ドクターからのメッセージ

村井隆三院長

現在大学の文化祭で採尿キットを配布したり、産業医や産業看護師の方々にお願いして、新入社員にピロリ菌の検診を実施してもらうという取り組みも行っています。実現までには5年〜10年はかかるかもしれませんが、最終的な目標は八王子市に限らず、自治体の成人式で採尿キットを配布できたらと考えていますので、主旨に賛同していただけるボランティアの学生さんも常に募集しています。ピロリ菌の感染が減っていることから、60年〜70年後には胃がんの状況は間違いなく激変しているでしょうが、ゼロではないはずです。自分の将来や家族のためにも、20歳という節目に是非ピロリ菌の検査をしてほしいと思います。

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