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小林 良 院長の独自取材記事

新江古田こばやし歯科クリニック

(中野区/新江古田駅)

最終更新日:2022/03/08

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新江古田駅からすぐ。目白通りに面した建物で診療しているのが「新江古田こばやし歯科クリニック」だ。白で統一された清潔感のある待合室や個室の診療室など、要所要所に患者がリラックスして受診できるような配慮を施している。「技術力も人柄も信頼できるスタッフがそろっているんです」と笑顔で話すのは小林良院長。同院では、歯科衛生士や歯科助手に加えて、院内技工所で補綴物の製作にあたる2人の歯科技工士も在籍。最近では管理栄養士による食習慣カウンセリングも開始し、同院一体となって患者の歯を守るための体制を築いている。予防に対する意識の向上も啓発する小林院長に、定期メンテナンスの重要性、スタッフへの想いなどを詳しく話を聞いた。

(取材日2021年12月2日)

歯科技工所拡張、管理栄養士採用など、進化を続ける

併設の院内技工所をリニューアルしたと聞きました。

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開院から2年後の2014年に、2階の奥にある小さなスペースに技工所を開設しました。この度、歯科技工士が2人に増えたのを機に、院内移転と拡張を決断。3Dプリンタをはじめとする大きな機器もゆとりを持って設置できるよう、広々とした空間にリフォームしました。製作物に関する患者さんのご相談に対しても、技工士本人が直接応じます。歯科医師を通してだと言いづらいことでも、専門知識を備えている技工士にはさまざまなリクエストを伝えやすいのではと考えました。患者さん自身の歯や歯茎に装着するものですから、色や形などに妥協のないよう、精巧な製作に努めています。技工士と歯科医師間で製作物についてディスカッションを交わす機会も多く、患者さんにとってもわれわれ歯科医師にとっても、なくてはならない存在ですね。

管理栄養士による食事相談は、どのようなきっかけで始められたのでしょうか?

歯の健康と食事は、切っても切り離せないほど深く結びついている関係です。歯を守るお手伝いをしている身としては、食を専門に学んできた管理栄養士さんの手が必要だと感じたことがきっかけです。構想自体が固まったのは2年ほど前。有病者の栄養指導にあたることを考え、虫歯予防の観点や歯科医療の知識などをいちから習得していただきました。最近では食事相談を行う歯科医院も増えており、多方面からアイデアを借り、半年前に運用を開始。今は小児歯科を対象に、実施曜日を絞って、食習慣のカウンセリングや食育指導に応じています。体制が整った暁には、年代や規模も広げていく考えです。

治療法や患部の説明をする際に、心がけていることは何ですか?

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「中学生にも伝わる説明」ということを念頭に置き、より端的に、よりわかりやすい説明方法にシフトしてきました。昔は、資料を大量に準備して、がっつりと説明の時間を確保していた時期もありましたが、いくら長く話しても、内容や意図が伝わっていなければ意味がないと気がついたのです。だから当院内には、専門用語や難しい言葉を使う人間はいないはず。平易な言葉でいかに理解してもらうかが、当院としてのモットーです。難解な説明を要する際には、各診療室に備えている大型モニターに写真を映し出したり、歯型模型を用いたりと、視覚的な要素も取り入れます。納得できない場合は、遠慮なく歯科医師に伝えてください。われわれは、患者さんの不安や疑問をクリアにした上で、治療に臨みたいですから。

継続的なメンテナンスで、歯の特性や歴史を知る

メンテナンスを目的とした患者さんも増えていますか?

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最近では歯の予防意識が高い患者さんが増えていると感じます。そうした需要も鑑み、1階は治療専門、2階はメンテンスや定期検診専門と、来院目的によってフロアを区分けした背景があります。2階も常にユニットが埋まっている状態が続くこともありますし、予約の取りづらさは課題ではあるのですが、定期的にいらっしゃる患者さんが増えている傾向は、私としてはとてもうれしいです。やはりメンテナンスは継続性が大事ですから。新型コロナウイルス感染症の流行でライフスタイルが変わり、歯科医院に行く機会を逃していた患者さんの中には、一気に進行していたというケースもあると思います。皆さん仕事も生活もありますから、何ヵ月に1度必ず検診してください、とは一概に言えませんが、時間がある折を見てメンテナンスをしてもらいたいです。

継続的に診てもらうことが重要なんですね。

メンテナンスは、病気の早期発見はもちろんのこと、患者さんの口腔内の歴史を知ることも目的の一つです。虫歯一つとっても、その方の治療歴や口腔環境の特性によって、治療方針はまったく異なってきます。前回の検診と比較して虫歯が進行しておらず痛みもなければ、削ってまで治療する必要はないと考えています。逆に長期間良い状態が続いていたにもかかわらず、一気に悪化した場合は注意したほうがいい。そうした判断は、長年継続して診てきた歴史があってこそです。血圧も同じですよね。平均数値の低い、高いは人によってそれぞれ異なりますが、一番危険なのは血圧を測る習慣がないこと。健康を守るには、まずは自分の状態や特性を知ることから始まります。歯科医師としては、継続して口腔内のコンディションを確認していくことが責務だと感じています。

その他の診療上のポリシーを教えてください。

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痛みの少ない治療に力を入れています。例えば麻酔は、針を刺す瞬間と麻酔薬を注入する瞬間に痛みを感じます。この2つをクリアするべく、刺す瞬間の痛みを抑えるために、当院では麻酔液をできるだけゆっくりと注入しています。「いつやったの?」と感じてくださる方も多いはずです。その他、10項目のデータをグラフで見られる唾液の成分分析も導入しています。虫歯を回避できる可能性が20%の患者さんを、80%の確率でまで向上させる方法を考える時などに活用しているツールです。

頼れるスタッフとともに、より質の高い歯科医療を

小児歯科にも力を入れていらっしゃるようですね。

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女性歯科医師が小児歯科を担当しています。お子さんを連れてくるお母さん方の育児の苦労や、口の中、歯以外の話をお聞きできるよう、同性の歯科医師が応じています。お母さん方も、相手が女性だと気楽に相談できるようです。小さなお子さんには誤飲を防ぐという安全面を考えてラバーダムを使用することもあります。小児の治療で大切なのは、歯の大切さをきちんとお伝えすること。私は、今でもお子さんの永久歯が生えてくるのを見ると、これから80年使うことになる歯なんだなとしみじみとしてしまいます。何歳になっても自分の歯を使い続けてほしいですね。

多くのスタッフさんが働いていらっしゃいますね。

そうですね。職種の異なるスタッフが多いですし、人数も増えていることから、各自で定めた半期目標のミーティングを、2週間に1度実施しています。目標は、患者さんのために実現したい医療や技術力向上などそれぞれが掲げたもので、ミーティングでは、目標達成のために必要なステップを共有。他の職種のスタッフと連携を取って進める場合もありますし、お互い切磋琢磨しながら交流を図る場となっています。手前みそですが、当院に在籍しているのは、能力的にも人格的にも素晴らしいスタッフばかりだと自負しています。コロナ禍になったときも、患者さんに安心して来院してもらえるようにと、率先して対応を考えてくれました。新卒から採用しているので若い子も多いですが、とても頼りがいがあるんです。

最後に、展望と読者へのメッセージをお願いします。

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開院から9年がたち、患者さんをはじめ、当院に関わってくださるたくさんの方から応援してもらえる歯科医院になれたと実感しています。個人的には、歯科医師としての技術をもっと磨いていきたいですし、患者さんに良質な歯科医療をお届けしたいという使命感は持っています。一方で、先ほどお話しした頼れるスタッフに恵まれたおかげもあり、「自分が当院をリードしなければ」と先頭に立つフェーズは過ぎたように思います。スタッフ一同で患者さんのため、当院のためにできることを考え実行していくことが、めざしたいかたちです。今、歯科医院は街に数多くありますよね。その中から、継続的に通えそうだと思える歯科医院を見つけてもらうことが何より大事。もし当院にお越しいただけた際は、パートナーとして歯を守るお手伝いをさせていただきたいです。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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