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脳・首・腰に不調や悩みがあれば
一度は受けておきたいMRI検査

上野毛脳神経外科クリニック

(世田谷区/上野毛駅)

最終更新日:2022/09/20

上野毛脳神経外科クリニック 脳・首・腰に不調や悩みがあれば 一度は受けておきたいMRI検査 上野毛脳神経外科クリニック 脳・首・腰に不調や悩みがあれば 一度は受けておきたいMRI検査
  • 保険診療

脳の血管が加齢などによって弾力性を失い、閉塞や破裂を引き起こす脳卒中。30、40代でも、高血圧の人や、中性脂肪の多い食生活を送っている人は脳梗塞や脳出血を起こすリスクが高いとされている。また、慢性的に片頭痛を抱える人も、これらの深刻な病気が要因となっているケースも考えられ、重篤な事態を招かないためには早期発見・早期治療が重要な鍵となる。そこで欠かせないのが、わずかな危険因子も見逃さず、精密な診断・治療に役立つMRI検査。「上野毛脳神経外科クリニック」の小林信介院長は、脳疾患だけでなく脊椎脊髄疾患も専門にしており、「MRI検査を気軽に受診してもらうことで地域全体の健康寿命を延ばしたい」と話す。同院のMRI検査がどのように行われているのか、その検査内容をリポートする。

(取材日2022年5月17日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

QMRI検査を受けるメリットや受診時に気をつけることは?
A

MRI検査の最大のメリットは、造影剤を使わずに脳の血管を撮影できるところです。CT検査は大きな病院でもあまり待たずに受診でき、しかも数分で終わる利点がありますが、診断の精度はMRIのほうが高く、被ばくがなく通常は造影剤を使わないので身体的な負担も少ないです。そのため頭の病気の場合、迅速な受診が可能ならMRIだけで十分だと思います。ただ、病気の原因が頸椎や胸椎、腰椎にあると疑われる際には撮影の仕方も異なるので、当院では検査前の問診に力を入れることで、撮影すべき部位の鑑別はもちろん、断層撮影の角度まで慎重に検討した上で実施しています。病気を見逃さないためにも、事前のプロセスは重要だと考えています。

Qオープン型MRIは、どのような人に適していますか?
A

オープン型のMRIは従来のMRIのように狭い機器のトンネルの中に入る必要がありません。ですから、閉所恐怖症で通常の検査は受けられないという方にも適しています。また検査はお子さんでも安心して受診いただけます。実際、幼少期のお子さんの撮影は、なかなか静止状態を維持できないので難しいものなのですが、低侵襲な検査なので親御さんに添い寝のような形で寄り添って検査を受けてもらえることも大きな違いですね。検査時間は頭の検査の場合、細かく調べても20分程度で従来型とほとんど変わりません。閉所恐怖症の方は10分ずつ区切るなど配慮して行います。また検査時の音もトンネル型に比べてかなり小さい点も特徴です。

Q検査から結果報告まで1日で終わらせることにこだわる理由は?
A

通常、大きな病院でMRI検査を受ける場合は、初診・検査・診断と3回の通院が必要になることがほとんど。それがすべて1日で終われば、お仕事のある方も1日だけ休めばよく、負担が軽くて済みます。また、くも膜下出血などの脳卒中は一刻を争う病気です。万が一、検査を待っている間に何かあってはいけませんし、初期の段階で迅速に対応できるという点も非常に重要です。MRI検査後はできるだけ早く結果をお伝えすることも心がけています。費用なども含め、まずは気軽にご相談ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは受付を済ませ、待合室で問診票に記入
上野毛脳神経外科クリニック まずは受付を済ませ、待合室で問診票に記入

前日までに予約しておくことが基本だが、当日でも電話して空いていれば検査が受けられるそうだ。受付では問診票を渡されるので記入する。気になる症状や既往症など一つずつの設問が検査の方向性を決める大切な情報となるので、ありのままに正直に記していくのが大切とのこと。また、脳に何らかの障害が起きている場合、筆跡に現れることも多いため、無理してきれいに書こうとせず、普段どおりに書くことを心がけよう。

2問診票と問診をもとに検査の必要性や方向性を見極める
上野毛脳神経外科クリニック 問診票と問診をもとに検査の必要性や方向性を見極める

診察室では問診内容から考えられる主訴の原因や部位を特定するための質問を受ける。痛みやしびれなど不調の原因が頭なのか、首や肩、腰なのかによってMRIで撮影する箇所も変わってくるからだ。撮影ごとに一定の時間もかかることから、問診票や問診で得た情報をもとに、問題の箇所を見極め、どのように撮影すべきかを決めていく。同院では問診の際、診察室での患者の動作も時間をかけて観察しているそうだ。

3検査前に諸注意を受け、持ち込めないものを外す
上野毛脳神経外科クリニック 検査前に諸注意を受け、持ち込めないものを外す

検査室内では金属物はすべてNG。検査を受けるためにピアスなどのアクセサリーやスマホ、時計や指輪などを外して臨む。補聴器やペースメーカーなどの金属物を装着している人は必ず申し出よう。服を着たまま撮影できるので楽だが、ボタンや襟などに金属類が使われていなかも要確認。さらに化粧品やコンタクトレンズなどに金属成分が含まれていることもあるので、わからない場合には先生に伝えて磁石でチェックしてもらう。

4患者の負担軽減を図りながら、検査スタート
上野毛脳神経外科クリニック 患者の負担軽減を図りながら、検査スタート

頭部撮影の場合は、締めつけ感のない器具(頭部撮影用コイル)で頭を固定。胸椎や腰椎の撮影ではベッドが自動的にスライドして撮影位置を調節する。オープン型MRIなので開放感があり、閉所恐怖症の人も検査を受けやすいだろう。それでも怖いという人には撮影時の緊張を和らげるために、横向きやうつぶせになって撮影することもあるという。検査の所要時間は約20分。同院では小林院長自ら検査を行っている。

5結果は即日、画像を見ながら詳しく丁寧な説明を受ける
上野毛脳神経外科クリニック 結果は即日、画像を見ながら詳しく丁寧な説明を受ける

検査結果の報告はその日のうちに行われ、MRIで撮影した画像をモニターで見ながら小林院長から詳しい説明を受ける。MRI検査では断層画像から脳や脊椎などの器質面の状態を観察するが、それとは別に頭部の血管を立体画像化するMRA検査も、希望があれば対応している。検査によって異常が見つかれば、提携する大学病院などにすぐに紹介してくれる。

ドクターからのメッセージ

小林 信介院長

30代、40代でも脳に関する不調があれば、一度MRIによる検査を受けていただきたいと思います。片頭痛で長く悩まれている方も同様で、MRI検査で器質的な問題がなければ、2021年から認可された新薬による治療が行えます。当院のコンセプトはMRI検査をほとんど待たずに受診でき、その日のうちに詳しい診断まで受けられること。その点は多くの方にメリットを感じていただけると思っています。また、頭痛だけでなく、肩痛、腰痛やしびれなどの症状にも、脊椎脊髄の専門性を持った検査と治療を行っていますので、何か気になることがあれば不安を払拭する意味でも気軽にご相談ください。それが健康寿命を延ばす第一歩だと思います。

小林 信介院長 上野毛脳神経外科クリニック
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