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横川 智之 院長、横川 桂 副院長の独自取材記事

横川レディースクリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2026/06/12

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック main

女性の出産や子育てをサポートし、その家族の健康管理も担っている「横川レディースクリニック」。横川智之院長は2002年の開業当初から今も変わらず「自然なお産を大切にする」という方針を大切にしている。院長とともに足立区の地域医療を支えているのは、院長の娘で東邦大学医療センター佐倉病院の産婦人科での勤務経験を持つ横川桂副院長。さらには産婦人科・内科・小児科をそれぞれ専門とする複数の医師が在籍し、助産師や管理栄養士などスタッフたちとともに、チーム一丸となって地域住民の健康を支えている。「これだけたくさんの医療機関がある中で、当院を選んでくれたことに感謝するばかりです」と話す2人に、診療にかける思いや新たな取り組みについて聞いた。

(取材日2026年3月19日)

妊婦が主役の自然な出産をサポート

初めに、こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック1

【桂副院長】当院は、開業当初からの院長の思いである「ゆりかごから墓場まで」を実現するため、産科に内科・小児科を併設しているのが特徴です。内科は産科で起こり得る合併症への対応をはじめ、風邪などの体調不良、妊娠中や出産後の薬の服用などの相談まで広く受けつけていますし、小児科では出生後すぐの新生児から継続的に成長を見守っています。お産からずっと同じ先生が診てくれるので、患者さんも安心して受診できるのではないでしょうか。産後、自分のことがおろそかになりがちなお母さんたちにも、ぜひ頼りにしていただきたいですね。

それはうれしいですね。お産については、どんな方針のもとで行われているのですか。

【智之院長】お産は妊婦さんが主役。その頑張りをサポートするのがわれわれの役割だと考えています。私が早くから立ち会い出産を導入してきたのも、妊婦さんが安心してお産に臨むために必要だと考えたから。医師と患者、そして家族、全員がお産の現状を理解して、わかり合いながら一緒に進めていく医療をめざしてきたのです。
【桂副院長】院長がずっと掲げてきた、自然分娩第一の方針も継続しています。分娩が長引いたり、陣痛が弱くなったりして妊婦さんの安全確保が急がれる場合を除いて、基本的に陣痛促進剤は使いません。何らかの手が加わると、かえって分娩がきつくなったり、事故につながったりする可能性もあります。「きちんと準備をした上で自然に任せる」というのが当院の考え方です。

自然分娩に向けた準備とは?

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック2

【智之院長】妊娠中も継続的に体を動かすことが最大の準備です。適度な運動を取り入れて適正な体重を保つことで、分娩が軽くなることが期待できますし、帝王切開になる確率も低く抑えることが見込めるんですよ。そのために、一人ひとりに合った体重管理のアドバイス、管理栄養士による栄養指導、ヨガやマタニティービクスなどの運動プログラムを取り入れています。特に里帰り出産の場合、母体と胎児を思うあまり過保護になるご家族が多いことに注意が必要。守られすぎて運動不足になり、体重が増えてしまうケースはとても多いんです。程よく体を動かすためにも、掃除も洗濯も、可能な範囲で進んで取り組みましょう。
【桂副院長】体重管理や運動を続けるのは大変なことではありますが、妊婦さんの頑張りがお産やその後の体調を左右します。実は私もお産を終えたばかり。自然分娩に臨めたのも、毎日努力したからなのだと思っています。

できる限り妊婦の要望に応え、満足度を追求

妊婦健診から助産師さんが加わってサポートしてくださるのだとか。

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック3

【智之院長】そうなんです。母乳育児のための乳房ケアや、育児に必要な環境づくりなどの情報提供、不安を感じる方へのカウンセリング、バースプランの相談など、妊婦健診にも同席する助産師が、妊婦さんの心身のサポートやアドバイスを行っています。医師とはまた違う距離感で、患者さんも相談しやすいのではないでしょうか。
【桂副院長】そのほか、管理栄養士による食事指導、ヨガなどの運動プログラム、ソフロロジー式分娩用CDによる出産のイメージトレーニングなど、さまざまな取り組みを行っているんですよ。親身になって寄り添う助産師や、おいしい食事を用意する調理スタッフ、マタニティーヨガのインストラクターも含めて、スタッフ全員の活躍があってこそ、妊婦さんの安心につながっているのだと思います。

産後ケアにも力を入れていると伺いました。

【智之院長】出産はゴールでなく、そこから子育てが始まるわけですが、ご家族の協力にも限界があるでしょう。当院では足立区と埼玉県八潮市、草加市の補助金が利用可能です。制度の上限である7日間を超える場合や、他の地域の方にも、希望があれば承っています。周りに気を使わずにゆっくり休んでくださいね。

桂先生も産後ケアを利用されたそうですね。

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック4

【桂副院長】はい。子どもを預けて一人だけの時間をつくったり、アロママッサージでリラックスするひと時は、本当に心身のリフレッシュにつながります。そのほかに当院では、子育てにかかるお金の話など、妊婦さんの今後に生かせるような情報もお伝えしています。出産後の生活に不安なこともおありでしょうから、知ることで安心していただきたいですね。赤ちゃんが生まれたら今度はベビーマッサージ教室など、ご夫婦での参加も可能です。

ほかにも、時代や患者のニーズに沿った変化などはありますか?

【智之院長】数年前にオンライン立ち会い出産を導入し、2026年4月からは無痛分娩にも対応するようになりました。ですが、「自然なお産を大切にする」という方針に変わりはありません。当院で無痛分娩を希望する場合には、そのメリット・デメリットを正しく理解するために、院内説明会への参加をお願いしています。どのような方法であれ、お産は簡単なものではありません。ご自身の身体に関わる重要なことですから、専門家の説明をきちんと聞いて、十分に理解した上で選択してほしいと思います。

訪れるすべての患者に感謝の気持ちを

スタッフの皆さんの明るく、親身な対応も印象的です。

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック5

【桂副院長】たくさんの病院やクリニックがある中、当院を選んでくださった患者さんに満足していただけるよう、一人ひとりを感謝の思いで迎え、送り出すことを徹底しています。当院を出るときに「何かあったら、また相談しよう」と思ってもらえるように、一つ一つの応対をおろそかにしないようにしたいですね。スタッフの皆さんは、皆気配りができ、気さくな方ばかり。当院に来たばかりの頃から、さりげなくサポートしてもらってとても助けられました。今後は、新しく加入するスタッフも同じ思いで診療に臨めるよう、明確な指標をつくっていく必要があると考えています。患者さんから受けた質問に対しては、医師を含めたすべてのスタッフが一貫性のある答えを返すことができるようなチームづくりを進めていきたいです。

お二人が産婦人科の医師をめざした理由を教えてください。

【智之院長】実家は内科・小児科の開業医でしたが、兄が継承する予定でした。ですから、私は好きだった土木工学の道を志していたんです。ところが兄が医学部進学を断念し、私が医師をめざすことになりました。医学部合格後、学資不足の私に融資を申し出てくれた方が産婦人科の先生だったことが、産婦人科の道を選んだきっかけです。医師になって気づいたのは、父が行ってきた医療の素晴らしさ。父はいつでも患者さん本位の診療をしていました。私の診療スタイルの原点が父であることは間違いありません。
【桂副院長】私は、なんといっても「おめでとう」と言える診療科であることが決め手でした。生命の誕生に立ち会い、患者さんに一番近いところで一緒に喜んであげられる。そんな産婦人科が私の性格には合っていると思いました。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

横川智之院長、横川桂副院長 横川レディースクリニック6

【桂副院長】当院には、葛飾区をはじめ、埼玉県草加市、八潮市などからも患者さんがいらっしゃいます。院長がつくり上げてきた患者さん第一の風土を大切に、お産の主役である妊婦さんのご希望をかなえることができるよう力を尽くしますので、安心してご来院ください。時代によって変化する患者さんのニーズに置いて行かれないよう、成長を重ねていくつもりです。
【智之院長】出産は病気ではありませんが、リスクを伴うことは確かです。妊婦さん自身が「お産の主役」であることを自覚して、主体的にお産と向き合ってくださるといいですね。そうすれば、きっと良いお産をしていただけると思います。