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胃がんの早期発見のために
鎮静法による内視鏡検査

たけだクリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

上部消化管内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検査を、苦しそうだから、痛そうだからと回避してしまう人は多いのではないだろうか。しかしながら、バリウム検査では早期がんが見落とされがちなのも事実。「たけだクリニック」の武田邦彦院長も「バリウムとは精度が違う内視鏡で毎年検査を」と、内視鏡の重要性を語る。そこで院長が積極的に推し進めているのが、鎮静法による内視鏡検査だ。これは鎮静剤を注射し、患者がうとうとしているような状況下で検査する方法。患者の肉体的、精神的負担が軽減されることで、より丁寧で精密な検査が可能になると武田院長は言う。自らも鎮静法による検査を毎年受けているという武田院長に、詳しく話を聞いた。

(取材日2020年9月28日)

つらい検査というイメージを残さないために、年に1度、鎮静法による内視鏡検査を

Q上部消化管内視鏡検査とは、どのような検査なのでしょうか?
A
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▲豊富な経験に基づき内視鏡検査を得意とする武田院長

経口の場合は口から、経鼻の場合は鼻から内視鏡を入れて、食道と胃と十二指腸を観察させていただく検査です。見つけることができる主な病変は、逆流性食道炎、食道腫瘍、食道がん、胃がん、胃潰瘍、胃の粘膜下腫瘍、十二指腸潰瘍といったところでしょうか。もちろんポリープもわかりますし、バリウム検査では見つけにくい早期がんの発見に力を発揮します。当院では、開業から10年ほど使用していた機種から、2年前ぐらいに新しい機種へと内視鏡を切り替えたのですが、特に経鼻内視鏡の進化を感じますね。経口か経鼻かは、患者さんのご希望で選んでいただけます。ただ、鼻に内視鏡が通らないようでしたら、経口とさせていただきます。

Q経口内視鏡と経鼻内視鏡の違いを教えてください。
A
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▲経口か経鼻かを患者自身で選択できる

経鼻ですと、咽頭と喉頭の所見も取れます。ですから、食道や胃ではなく咽頭や喉頭の腫瘍を発見することもありますし、ほかにもアレルギー性鼻炎や、副鼻腔の炎症などが見つかることもあります。それは、経鼻内視鏡のいい点ですね。あと、「おえっ」という嘔吐反射が起こりにくいのも経鼻の特徴です。一方、経口を選ばれる患者さんは、鼻腔が狭くて内視鏡が通らない場合が多いです。まれに、鎮静法をやっている時間がなくて、「ちょっと苦しいけど早く済ませたいから」という方もいらっしゃいますが、経口にしても経鼻にしても、当院では8割から9割の患者さんが鎮静法による内視鏡検査を希望されます。

Q鎮静法が、こちらのクリニックの大きな特徴と言えますね。
A
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▲同院では鎮静法による内視鏡検査の希望者が多い

そうですね。鎮静剤を使って寝ているような状態で検査しますので、患者さんの負担が全然違います。途中で一時的に覚醒される場合もありますけど、終わった後は覚えていらっしゃらないことがほとんどです。検査時間も、しっかり10分から15分ぐらい取れます。やはり患者さんが苦しそうにしていると、こちらも早く終わらせてあげたくなりますからね。ですから鎮静法は、じっくり観察するための方法でもあるんです。内視鏡の種類と同様に、ご希望で選んでいただけますが、鎮静法の場合は帰りにふらついたりして事故などがあってもいけませんので、検査後1時間ほど休んでいただいて、院内で安全を確認した上でお帰りいただいています。

Q何歳ぐらいから、どの程度の周期で検査を受けるべきですか?
A
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▲胃がんのリスクを検査することも可能

胃がんや大腸がんが増えているのは、年齢構成の問題なんですね。高齢になるほど、がんの確率が高くなりますので。胃がんに関しては、30代ぐらいから検査を受けるべきだと思います。特に、自覚症状があったり、ご家族でがんの方がいらっしゃる場合は、注意が必要です。ピロリ菌は親子感染が一定程度の比率を占めているので、胃がんの方のご家族は陽性の可能性が高いんです。胃がんは、喫煙や高塩分食も関係していますが、ピロリ菌による場合が圧倒的に多いです。ピロリ菌は、内視鏡で異常が認められた場合は、血液検査で胃がんのリスクがどのくらいかも調べられますので、ぜひチェックしていただきたいですね。

Q内視鏡検査の実際の流れを教えてください。
A
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▲スタッフからの丁寧な説明のもと、安心して検査が受けられる

まずは予約が必要ですね。1度検査をされた方でしたら、2度目からは電話で簡単に予約できます。検査前日には食事制限がありますので、スタッフから丁寧に説明させていただきます。そして検査当日ですが、来院されたらまずは、患者さんご本人の体調を確認します。簡単なメディカルチェックをして問題がないようでしたら、咽頭と喉頭、鼻腔に麻酔をし、内視鏡検査室に移動していただきます。そこで患者さんに横になっていただいて、鎮静剤を使わない場合はそのまま検査へ、鎮静法をご希望の場合はその場で鎮静剤の注射で軽い鎮静を行ってから、検査を始めます。鎮静法だと、準備からお帰りいただくまで1時間強かかかります。

ドクターからのメッセージ

武田 邦彦院長

検診は、毎年受けていただきたいんですね。5年とか6年に1回だとあまり意味がないんです。医師としても、早期に見つけられるものは確実に拾い上げないといけないという使命がありますし、そのためにはこまめに検診に来ていただかないといけません。例えば肺がん検診で胸のエックス線写真を撮ったりするのは、比較的時間もかからないですし、苦痛もないので毎年受ける方が多いのですが、では内視鏡検査を毎年受けるかというと、そうじゃないんですよね。ですから、「つらい検査」というイメージが残らない鎮静法で受けていただきたいです。できるだけ楽な方法で、毎年検査を受けましょう。シンプルに、その一言に尽きますね。

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