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武田 邦彦 院長の独自取材記事

たけだクリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2020/10/16

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東武伊勢崎線の谷塚駅から徒歩15分ほど、バス停留所の足立清掃工場前からは徒歩3分ほどの住宅街にある「たけだクリニック」は、武田邦彦院長が開業した、この地域でも新しいクリニックだ。内科、小児科、皮膚科、アレルギー科など幅広い診療に対応する武田院長は、日本内科学会認定総合内科専門医と、日本消化器病学会認定消化器病専門医の資格も持ち、内視鏡やエコーによる消化器の検査を得意とする。胃の内視鏡検査においては、鎮静剤を用いた鎮静下で行う方法を積極的に推し進めており、患者の肉体的、精神的負担の軽減に努めている。穏やかで温厚な中にも熱意がにじむ武田院長に、話を聞いた。
(取材日2020年9月28日)

地域に密着した医療を提供

まずは医師を志されたきっかけを、お聞かせください。

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父は現在も現役の医師をしているんですが、医院の裏に自宅があって、診療の合間に家に戻ってくるというのが日常なんです。よくある話だと思いますが、そんな父を見ていて自然に医師を志すようになっていました。物心ついた時にはすでに、という感じだったと思います。ですから、実家で父の後を継ぐという道もあったのですが、それ以上に自分でクリニックを立ち上げてみたい、自分なりのやり方でやってみたいという想いが強かったんです。医師になって一番最初に研修医として過ごしたのが葛飾だったこともあり、土地勘がありなじみのある場所というのが大きかったですね。

開業から10年以上になりますが、地域に根づいたというような実感はありますか?

実際のところは、まだまだだと思いますが、10年前に比べたら少しはありますね。近所の保育園や、小学校、中学校でも診させていただいているので、開業当時2歳だった子は高校生になっていますし、7歳だった方はもう成人式の年ですし、地域の人たちの成長がわかるんですよね。小さい頃、体が弱くてよく来院していた子が、中学生ぐらいから丈夫になって全然来なくなり、20歳ぐらいで久しぶりに再会して、「あの子がこんなに大きくなったんだ」とうれしくなることもあります。もちろん、医院にはかからないほうがいいですし、あくまで患者さんと医師という関係ではあるのですが、そんな時につながりを感じることができますね。

園医や学校医も、務められているのですね。

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医師会を通して地域からのニーズがあるということで、積極的に務めさせていただいています。先ほどの話もそうですが、地域に関わるのは、とても意味があることだと思いますので。それに、新しい発見と言いますか、学校側から医学的な知識を得られることもあるんです。特に今は、中学生や高校生の心の問題ですよね。例えば、自律神経ですとか。そういう知識に関しては、学校医をやっていて身についたことも少なくありません。学校側のニーズに応えているうちに、逆に勉強させていただいているんです。あと、保護者の集まりに参加して、ご意見を聞かせていただくこともできます。そうやって、クリニック以外のところで知識の幅が広がるのは、楽しいですね。

高い専門性を兼ね備えたゼネラリストをめざす

診療科目が幅広いのは、何か理由があるのでしょうか?

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ゼネラリストをめざしているということが理由ですね。大学の同級生を見ても、大学教授の息子さんだったら大学に残って研究を続けたいという人が多かったんです。それが私の場合は、父がお子さんからお年寄りまで、簡単な処置は自分で施すかかりつけ医であったということもあり、それが当然の姿だと思っているんです。もちろん、大学では専門が楽しくて一生懸命勉強していたのですが、興味はいろいろと広がっていくものですよね。私の場合、一般病院での勤務も経験していますし、漢方専門の先生にお会いしたことも新鮮でした。薬局などからも「よく漢方を使われますね」と言われるのですが、その先生から漢方について学べたことが今に生かされていると思います。

その一方で、総合内科専門医と消化器病専門医でもあるわけですよね?

どちらも楽しいということですね(笑)。総論的な楽しみと、各論的な楽しみがありますから。専門家として心がけているのは、一人ひとりの患者さんにとって正しい医療を提供するということです。今は、さまざまな医療情報が氾濫していますので、患者さんもすごく勉強していらっしゃるのですが、やはり正しく判断することはすごく難しいんですよね。いろいろとご存じですし、一つ一つの知識は正しいかもしれない。でも、その医学的な知識が、患者さんご本人に本当にあてはまるのかどうかというところが、大事な問題なんです。専門家として、そこをきれいに整えてあげられるようにしています。その患者さんにとって正しい、有益な情報を提供して、満足していただくことを心がけています。

胃の内視鏡検査も、ご自身が担当されるのですか?

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はい、自分で行っています。経口も経鼻も扱っていまして、鎮静剤を積極的に使っています。用いるのとそうでないのとでは、患者さんの負担が違いますし、医師としても鎮静法のほうが、しっかり検査することができると感じています。これは鎮静剤に関する情報を得ている患者さんには、わかっていただけることが多いのですが、その場で「こういうやり方もありますよ」とお話しすると、「注射をして寝かされるのは怖い」みたいな反応になる患者さんもいらっしゃるんですね。でも、鎮静法による内視鏡検査というのは、ごく一般的な方法なので、当院だけで行っている特別な検査法ではありません。もし不安があるようでしたら、ホームページにも詳細な情報を掲載していますので、受診前にご確認いただければと思います。

悩みを抱えている患者の気持ちに寄り添う

エコーによる検査も、お得意と聞いております。

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そうですね。消化器内科が専門ですし、内視鏡と同じくらいというか、それ以上に得意分野です。開業するまでの間に、自分の目で見て診察して、自分でエコーでスクリーニングをして、内視鏡検査もして、そして診断を下すという経験を積んでまいりました。また、大学時代には、実際に患者さんの体の中に何が起きていたのか、自分たちが想定していた診断が正しいのかを検証する病理解剖も経験しました。エコー一つにしても、これまで診させていただいてきた1例1例の積み重ねが役に立っているんですよね。そのことは本当に、大学や先生に感謝しています。

診療時に特に大切にされていることは、ありますか?

全部が全部完璧にできているとは決して言えませんが、できる限り患者さんに共感し、お気持ちを理解するようにしています。そこは常に大事にしたいと思っていますね。疾患があるというのは気分がいいものではありませんし、さまざまな悩みを抱えていらっしゃる方が多いですから。いろいろな事情をお持ちの、いろいろな方が日々いらっしゃいますので、患者さん一人ひとりに合わせたスタンスで接するということが大切です。それは、その患者さんとの間に流れる雰囲気で決まっていくものだと思っています。ですから、時間が許す限り、患者さんのお話は聞くようにしていますし、「先生に励まされました」という声をいただいた時は、やりがいを感じます。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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これまで身につけた知識やスキルを常にアップデートしながら、時代に合わせてしっかりバージョンアップしてやっていくということですね。新たな、よりこまやかな診療の広がりというのも考えてはいるのですが、今具体的に言えるようなものは、まだありません。これまで大学と一般病院、そして当院を開業してやってきたことを生かして、こつこつと積み重ねていくことを続けていきたいと思っています。今後、求められるものが変わっていくかもしれませんし、何を求められるのかは、その時にならないとわからないですから。今はいろいろな技術がありますので、先進のもの、正しいものを取り入れていくことで、クリニックとして進化していくことができたらいいですね。

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