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藤城 芳徳 院長の独自取材記事

にしあらい耳鼻咽喉科

(足立区/西新井駅)

最終更新日:2020/07/22

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西新井駅西口徒歩1分の商業施設の3階にある「にしあらい耳鼻咽喉科」。乳児から高齢者まで幅広い層の患者から信頼されており、開院以来ずっと通い続ける患者も多い。高い天井が解放感をもたらす院内は明るく居心地の良い空間で、藤城芳徳院長をはじめ臨床検査技師、言語聴覚士、看護師、受付スタッフなどがきびきびと笑顔で患者に丁寧に対応している姿も気持ちがいい。大学病院やがんセンターなどで外科手術を含め多くの経験を積んだ後、生まれ育った地で開院した藤城院長は、優しく丁寧な語り口と真摯な姿勢が印象的な人物。従来の耳鼻咽喉科医院よりも幅広く耳鼻咽喉科の診療を行うべく、機器類やスタッフを充実させ、日々患者の悩みと向き合う藤城院長に話を聞いた。
(取材日2020年4月1日)

さまざまな機器を導入、活用して診療に生かしていく

10周年を迎えたそうですね。

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そうなんです。2010年に開業しましたので10周年。おかげさまで乳児から高齢者まで幅広い患者さんに来院していただいています。開院当初、お母さんに抱かれて来院し診察椅子に座ることもできなかった子が、だんだん成長する姿を見ると感慨深いものがあります。開院時には一般的な耳鼻咽喉科のクリニックにはあまり導入していないような機器類もそろえていましたが、その後も順調に整備を進め、早期がんを発見するために、特殊な光で病変を観察する技術を用いた内視鏡を導入したり、声帯機能を詳しく評価する喉頭ストロボスコープなども導入しました。耳鼻咽喉科の診療対象は、鎖骨の上の頭頸部において脳と目以外のすべて。その部分の疾患に関しては、検査のためにわざわざ大きな病院に行っていただく必要がないようにしたくて、全身麻酔や入院が必要な場合以外は、できるだけ当院で治療を完結できるようにしています。

この春から新しい取り組みも始められるそうですね。

新たに専門の先生や言語聴覚士を私たちのチームに加え、発音や嚥下などの幅広いお悩みに対して患者さんの状況に即した評価と必要に合わせてトレーニングのアドバイスができるようにしました。例えば足がスムーズに動かなくなったとき、整形外科などでリハビリを受けられる方は多いですよね。耳鼻咽喉科の分野でも、必要な筋肉などのトレーニングで症状を改善させていったり、機能を回復・維持・向上させていきます。そのために一番重要なのは、患者さんの機能を正しく評価して、患者さんご自身やご家族の方に理解していただくこと。その上で必要であれば、日々のトレーニングの方法をアドバイスします。そして大切なのは、トレーニングにより患者さんの機能がどう変わったかを定期的に評価すること。前回評価したタイミングに比べて、ここが良くなった、ということを実感すればモチベーションアップにつながっていくと考えています。

もう少し具体的に教えていただけますか?

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例えば少し発音が気になるお子さんの場合、それが体の機能によるものなのか、発声の仕方によるものなのか、細かく検査をして評価することで、より良い発達へとつなげていきます。中には特別な機関で指導を受けなくてもご家庭での日々のトレーニングで症状を軽減させていける場合もあるんですよ。ご高齢の方も同じで、身体の機能がどのように変化して飲み込みが悪くなってきたのかをきちんと検査して評価することで、必要とするトレーニング法がわかり、機能の維持・向上につなげていくことができます。こうしたトレーニングは継続が何より大事で、続けることは正直申し上げて大変ですが、より良い発達や生活の質の維持・向上には大切なことだと考えています。豊かな人生のために、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

患者の気持ちに寄り添う医療を

どのような症状の患者さんが来院されていますか?

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多岐にわたる症状の患者さんが来院されています。お子さんの鼻吸いのついでに親御さんも喉に違和感があるので一緒に診察するなど、ご家族で気軽に活用してくれている方も多いんですよ。風邪や胃腸炎、耳の痛み、鼻詰まりなど軽い症状の段階での相談の他に、お子さんならミルクの飲み込みや聞こえ具合に問題がないかといった、嚥下や難聴についても相談を受けています。また、中耳炎がなかなか治りきらずに転院してきた場合、鼓膜にチューブを留置するといった治療を行うこともあります。お子さん以外の疾患では、「声がかすれる」や「会話の聞き取りが悪くなった」といった機能的なお悩みを持つ方も増えてきました。このような症状の場合、歳だからと諦めたり、もう治らないものだと先入観を持たれる患者さんも多いのですが、声帯の治療や鼓膜を閉じる手術、トレーニングなどにより改善していく可能性はありますので、まずはご相談ください。

診察時に心がけていることはありますか?

安全な治療となるよう心がけています。お子さんの場合は不意に動くことがないようしっかり体を保持して治療します。動けないので恐くなってはじめは泣いてしまうお子さんもいますが、治療が痛くないことがわかると次から泣かずに受けてくれます。その姿を見ることがやりがいでもありますね。大人の患者さんには「いつから、どこが、どのように調子が悪いか」をお聞きした上で、しっかり納得して頂ける説明も心がけています。そのための方法の一つが、電子スコープで撮影した画像を患者さんにお見せすること。病気の説明はもちろん、病気でない場合に、そのことを納得していただくためにも必要です。また症状が感覚器官に関わることが多いので、機能上は改善して正常範囲内であっても患者さんの感覚では違和感が残る場合があります。だからこそ最後まで寄り添い、必要であれば日常生活のアドバイスもして差し上げたいと思っています。

アレルギー性鼻炎や花粉症の治療ではレーザーを活用されているそうですね。

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鼻の中の下鼻甲介と呼ばれる粘膜部分に炭酸ガスレーザーを照射することで、アレルギー反応による症状を軽減していきます。当院で採用しているものは深部にも充分に熱が伝わる照射モードを備えたレーザーです。さらにもう一段粘膜を収縮させたいときには高周波電気メスを使うなど、患者さんの症状によりCO2レーザーと高周波の電気メスを使い分けています。これだけでなく鼻内内視鏡を併用して微細な処置を施すことで、少しでも患者さんの不調が改善されるように工夫しています。

頭頸部の気になることは耳鼻科へ

受診の目安を教えてください。

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例えば声なら、かすれ声は当然ですが、高い声が出なくなった、あるいは出しにくくなった時。聞こえなら、特に高齢の方の場合、ご本人が特に困っていらっしゃらなくても、周囲の方がお話がなかなか通じなくてお困りの時はご相談ください。周囲とのコミュニケーションが取れないと、社会性が失われていき、生活の質が低下したり、しゃべらなくなって喉の筋力が低下し嚥下障害につながったり、認知症の原因にもなりかねません。また当院では聴力検査でボタンが押せないような乳幼児でも聴力検査を行える機器も導入しています。これは高齢の方が、認知機能が低下して会話が通じにくいのか、純粋に聞こえの機能の問題なのかを判断する際にも役立ちます。特にお子さんの場合は、ちょっと聞こえが悪いというような状況は見逃されがちです。少しでも違和感を感じたら受診してください。

分院もあるそうですね。

ありがたいことに当院には多くの患者さんが来院してくださっていまして、その分待ち時間が長くなってしまっていることを申し訳なく思っていました。待ち時間をなるべく減らし、一人ひとりの診療時間をしっかりと確保するために、西新井駅の東口側に分院を開院しています。ドクターは当院でも診察を担当していた医師で、私と同じ方針で診察しています。当院と分院、同じように診療させていただいていますので、皆さまの利便性などに合わせてお選びください。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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耳鼻咽喉科は頭頸部領域に関して幅広く扱う診療科です。中耳炎や副鼻腔炎、難聴、嚥下障害、声のかすれ、めまい、嗅覚、味覚の治療なども耳鼻科の範囲です。短期間に解決するケースもありますし、そうでないケースもあります。診断結果、疾病について十分な説明を行い納得して治療を進めるよう心がけています。病気を一度の来院で治すのはなかなか難しいですが、保育園に通われているお子さんでしたら、保護者の方もお仕事をしながら通えるようにも配慮しています。お気軽にご相談ください。

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