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玄 真 院長の独自取材記事

北あやせよつば眼科

(足立区/北綾瀬駅)

最終更新日:2023/03/09

玄真院長 北あやせよつば眼科 main

足立区出身の玄真(げん・まこと)先生が院長を務める「北あやせよつば眼科」。街のクリニックながら大学病院と同レベルの設備をそろえ、専門性の高い治療を提供する。患者のニーズが高く、率先して取り組む意義があると判断すれば、先進機器も積極的に導入。近年では、白内障の手術において特に精度が求められる過程で力を発揮するレーザー白内障治療機器を取り入れ、手術の正確性をより高められるように環境を整えた。同時に、自身が「見る」だけでなく「見られる」ことも多い部位であることから、快適な視界と見た目に配慮した眼瞼下垂手術にも力を入れる。「目に関するあらゆる悩みに応え、一人でも多くの人を幸せにしたい」との考えのもと、多様な治療を展開する玄院長に話を聞いた。

(取材日2022年4月15日)

先進の機器を導入し、専門性の高い医療の提供をめざす

足立区は先生の地元だそうですね。

玄真院長 北あやせよつば眼科1

順天堂大学医学部を卒業し、同大学医学部眼科医局に入局した後、総合病院で眼科長を務めました。その後、2010年に独立し、足立区加平に「加平よつば眼科」を開院。医療機器の拡充と手術室の増設に伴い、2015年に現在の場所に移転し、名称も「北あやせよつば眼科」としてリニューアルオープンしました。足立区は私の地元で、小学校、中学校、高校と過ごした思い出の地です。なじみ深く、思い入れのあるこの地で、地域密着型のクリニックとして患者さんのお役に立ちたいと思っています。

クリニックの特徴についてお聞かせいただけますか。

当院では、白内障や緑内障、ドライアイ、糖尿病網膜症、アレルギー性結膜炎など眼科全般の診断・治療のほか、上瞼が垂れさがる眼瞼下垂など、見た目への影響が大きい疾患の治療にも力を入れています。もちろん、コンタクトレンズや眼鏡の処方も可能です。目のトラブルに一通り対応できる設備と技術を備え、オーダーメイドの治療を提供している点が最大の特徴ではないでしょうか。また、先進的な医療機器と治療法を取り入れている点も当院ならではの強みです。最近では、就寝中に専用のハードコンタクトレンズを装着することで、外科的手術をすることなく視力の矯正をめざすオルソケラトロジーを希望される方も増えました。患者さんの年齢層は幅広く、当院のカバー範囲の広さを知って遠方から来てくださる方も少なくありません。

お子さんも多く来院されるのですか?

玄真院長 北あやせよつば眼科2

そうですね。最近はスマートフォンやタブレット型端末を使う機会が多く、近視のお子さんが増えてきています。それに伴って、学校の視力検査で再検査を勧められた子や、お子さんの視力に不安を感じた親御さんに連れられてくる子の受診が目立つようになりました。近視の進行を抑えるには、何よりも生活習慣を見直すことが大切です。1日2時間の外遊びが近視の抑制につながるという研究結果も出ていますので、勉強や読書の際の姿勢についてアドバイスさせていただきつつ、必要に応じて眼鏡やコンタクトの処方をご提案しています。

白内障や緑内障など幅広い領域で専門性を発揮

設備がかなり充実しているのですね。

玄真院長 北あやせよつば眼科3

眼科診療は、日進月歩で進化しています。医療設備を充実させ、十分な診療体制を整えることは、患者さん一人ひとりに寄り添う治療を実現させるために不可欠だと考えています。加齢黄斑変性、白内障、緑内障、糖尿病網膜症などを正確に診断するための検査機器や、手術設備は、優れた機能を有する新型の機器を取りそろえています。といっても、機器に精通し、的確に使いこなす医師がいなければ、治療の完成度は上がりません。現状に満足せず、常に新しい知識を吸収する意識をもって勉強会などに足を運び、治療の精度向上につながるノウハウと技術の習得に努めています。

日帰りの硝子体手術も可能だと聞きました。

可能です。硝子体出血や黄斑前膜、糖尿病網膜症といった病気では、白目の部分に小さな穴を3ヵ所開けて硝子体を切除する「硝子体手術」が必要になることがあります。当院では、手術時の切開創が最小限で済む硝子体手術システムを導入し、患者さんの負担をできるだけ軽減する低侵襲な治療を心がけています。感染症のリスクが小さいのも、この硝子体手術のメリットですね。システムを導入したことによって、患者さんを大学病院にご紹介することなく、身近な当院で専門的な治療を受けていただけるようになりました。高齢の患者さんや、体の不自由な患者さんの通院にかかる負担を軽減できたことは、とてもうれしいですね。

白内障手術でも新しい機器を活用しているそうですね。

玄真院長 北あやせよつば眼科4

白内障手術では、白く濁った水晶体を除去し、眼内レンズを挿入します。通常は、このプロセスを医師が手作業で行うのですが、当院ではこれまで以上に合併症の危険を減らして安全性を高めるため、コンピューター制御下でレーザーを用いて行う白内障手術機器を導入しました。これにより、手術の正確性や再現性の向上につながり、すべての患者さんに高いレベルの治療を提供することができるのではないかと考えています。また、乱視の状態を精密に検査できる「術中波面収差解析装置」という機器を白内障の手術前の精密検査に用いて、患者さんによりフィットした眼内レンズを作るために役立てています。

緑内障に対しては、どのような治療をされていますか?

比較的重度の緑内障に対して、半導体レーザー装置を用いた治療を行っています。緑内障は眼圧が上昇し、視神経を圧迫することによって視野が徐々に狭くなっていく進行性の病気です。この治療では、半導体レ−ザーを水晶体の上下に位置する毛様体に照射して眼圧の低下をめざします。メスを使わず、従来のレーザー治療に比べて少ないレーザー量で治療できるため、侵襲が少なく繰り返し行えることが特徴です。比較的新しい治療なので、この治療を取り入れているクリニックはそう多くないのではないでしょうか。

患者に寄り添った診療で、幸せな未来へ導きたい

目は、全身疾患である糖尿病との関係も深いですね。

玄真院長 北あやせよつば眼科5

糖尿病の合併症の1つに糖尿病網膜症があり、進行するとさまざまな視覚障害が起こります。最終的には失明につながる可能性がありますが、早期に適切な治療をすることによって進行を抑えられる可能性があります。当院は、地域の内科医院と連携し、患者さんの症状に応じて硝子体注射やレーザー光凝固術といった治療を行っています。以前は糖尿病網膜症が失明原因の1位だったのですが、治療法の進化によって、現在では3位まで落ちてきているといわれているんですよ。ですから、糖尿病と診断されたら、糖尿病網膜症による失明を回避できるよう、できるだけ早く眼科を受診することをお勧めします。

診療の際に心がけていることを教えてください。

私の祖父がよく「人を喜ばせてこそ花が咲く」と言っていました。私もまさしくそのとおりだと思っていて、患者さんに寄り添った診療で一人でも多くの人に喜んでいただきたいという一心で診療をしています。生活環境や来院の背景は患者さんによって異なりますから、常に患者さんの立場に立って、個々のご事情に合わせて治療を進めることを重視していますね。手術をする場合は、診断から経過観察まで、私自身がトータルでサポートする体制も徹底しています。人々を大洪水から救ったノアの箱舟のように、私も「よつば号」という船に悩める患者さんを乗せ、スタッフとともに幸せな未来へと導いていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

玄真院長 北あやせよつば眼科6

高齢化社会で大切なのは、単に長生きするのではなく、健康寿命を延ばしていくことです。元気な高齢者になるために、目の健康は欠かせません。見え方が改善すれば、生活の質が向上するはずです。当院では、常に新しい治療の提供に努め、幅広いニーズに高いレベルで対応することをめざしています。スタッフが毎月スローガンを掲げ、患者さんにとって居心地の良い空間づくりに尽力していますので、いつでもお気軽にご来院ください。健やかな目を保つことで、いつまでもアクティブで豊かな人生を送りましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー 初年度(両眼)/10万2500円
※翌年は定期健診代のみ(3300円×4回=1万3200円)
多焦点眼内レンズを用いたレーザー白内障手術/59万4000円~70万4000円

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