山崎歯科医院

山崎歯科医院

山崎 喜之院長、山崎 喜範副院長

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東京メトロ東西線南砂町駅から徒歩7分の明治通り沿いにある山崎歯科医院。1階が音楽教室となっているビルのレトロならせん階段を昇ったところにある医院のドアを開くと、約2年前に改装したという清潔感のある待合室が広がっている。院長の山崎喜之先生の父親が70年以上も前にここで開業した歯科医院で、現在は院長とその長男の山崎喜範副院長で診療を続けている。院長は養育院付属病院、多摩老人医療センターの口腔外科に非常勤として勤めた経験を持つ一方、副院長も大学にて口腔外科を専攻。その専門性を生かし、一般歯科だけでなく低周波治療器を使った顎関節症の治療を行うととともに、口腔内検査を通じて病気の原因を特定して口の中全般の治療を行っている。「他院で原因がわからないからときちんと診てもらえない患者さんをなんとかしてあげたい」と情熱がひしひし伝わってくる院長と副院長に話を聞いた。
(取材日2016年1月7日)

後々、患者さんが良かったと実感してもらえる治療を施したい

―現在までの経歴について教えてください。

【山崎喜之院長】先祖代々ずっと南砂に住んでいて、70年以上前に私の父がここで歯科医院を始めました。実は私自身は海外TVドラマの影響を受けて医師になりたいと思ったこともありましたが、大学受験の時に父親が体を悪くしてしまい、その手助けができたらと歯科大学に進みました。父が亡くなったのは大学を卒業して勤務医になった1年目のことで、長男だった自分が跡を継ぐことになりました。ただ医院での診療の傍ら、週一回養育院(現在の東京都健康長寿医療センター)付属病院歯科口腔外科での診療を続け、その後、多摩老人医療センター歯科口腔外科に60才になるまで非常勤の専門医として通いました。今では長年診てきた患者さんを主に診ているだけで、約5年前に副院長として当院に迎えた息子に診療をまかせるようになっています。

【山崎喜範副院長】子ども時代から歯科が身近にある環境で育ったため、他の進路のことはあまり考えられず、歯科大学に進みました。大学卒業後は、総合病院の歯科口腔外科のオーラルメディシン・口腔外科講座に所属し、患者さんの病名が特定できない時に口腔内検査を行って診断するということを主に行っていました。以前は当院では父だけが診療にあたっていましたが、次第に私が中心になって診療を行うようになっています。これまでの病院での経験を通じて治療の幅が広がったことと、ここで治療すべきか専門的な医療機関に送るか、そのあたりの線引きができるようになったのは良かったと思います。

―医院や診療の特徴としてはどんなものがありますか?

【喜之院長】医院が入居しているこのビルは1980年頃建てたものですが、外観やらせん階段の様子はほぼ当時のままです。ただ、内装に関しては約2年前に副院長の意見も取り入れて改修しました。その最大の特徴としては、患者さん側とスタッフ側の入口や動線を分けていることです。患者さんとスタッフが交錯することがないので、患者さんも安心ですし、衛生面も優れています。患者さんが診察台の足下から出入りする歯科医院は都内ではほとんどないのでは、と思います。
【喜範副院長】歯が痛い、詰め物が取れた、歯茎が腫れたといった一般歯科の患者さんを主に診ています。ただ、原因が分からないけど口の中が痛いという患者さんや、他院で診てよくわからないので調べてほしいと送られてくる患者さんが多いのが当院の特徴かもしれません。

―医院の診療方針を教えてください。

【喜範副院長】患者さんの利益につながる、後々、患者さんが良かったと思える治療の提供をめざしているのが当院の診療方針です。そのために、今注目されている歯を削る範囲をとことん少なくする「M.I(ミニマル・インターベンション)治療」の考え方をベースになるべく削らない治療を行っています。例えば、詰め物をするにしても広い範囲を削って大きく詰めるのではなく、2回に分けてでも丁寧に削って小さな詰め物で済むようにするようにしています。また、虫歯を発見してももう少し進行してからの処置でも問題ない場合は、一旦様子を見て半年後に改めて治療するようにしています。要するに虫歯=すぐ削る、ではなく、できるだけ自分の歯を保ってあげるのが患者の利益にかなうのではないかと思っているのです。



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