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高砂 憲一 院長の独自取材記事

たかすな内科・胃腸内科クリニック

(江東区/豊洲駅)

最終更新日:2020/04/27

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「開業医」とは、人々が暮らす町の中で身近に医療を提供するドクターのこと。江東区、東雲キャナルコート内にある「たかすな内科・胃腸内科クリニック」の高砂憲一院長が実践するのは、まさにそんな地域住民の生活に溶け込んだ診療だ。「ホームドクターとして、生涯にわたり患者さんの健康を支えたい」。その思いを胸に、専門の消化器内科の診療に加え、生活習慣病の治療、通院が困難な人のための訪問診療と多様なニーズに応えている。日々地域医療への貢献に奮闘する高砂院長に、得意とする内視鏡検査のことや診療方針について幅広く語ってもらった。(取材日2019年3月11日)

人々の生活に密接に関わり、健康を支える

患者さんの年齢や主訴に特徴はありますか?

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豊洲・東雲は、再開発により新しいマンションが増えている影響で若い世代の人口流入が活発な一方、高齢者も多いエリアです。小児の診療は行っていないのでお子さんの来院は基本的にありませんが、幅広い年代の方が足を運んでくださっています。症状としては、僕の専門が消化器内科のため腹痛をはじめとする胃腸トラブルが多く、胃や大腸の内視鏡検査を受けに来られる方もたくさんいます。また高齢の患者さんも少なくないことから、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの治療で通われている方も多いです。特に食事療法に重点を置いていて、月1回、管理栄養士による栄養指導を行っています。

クリニックとしてのコンセプトがあれば教えてください。

僕は、開業医の役割は患者さんと密接に結びつき、身近に健康をサポートすることだと考えています。開業前は長年、病院に勤めていましたが、外来診療以外にもさまざま仕事があり、どうしても診察の機会が限られてしまうんですね。その上、2~3ヵ月分の薬をまとめて出すと、患者さんに会える機会は多くて年に6回。勉強会の用事などで別の先生が診ることがあればもっと少なくなります。そのため開業してからは、短いスパンで患者さんのお顔を見て、信頼関係を深めたいという思いで診療に臨んでいます。一人ひとりのお話をよく聞いて、嗜好や生活習慣も把握して、時に「うるさいな」と思われようと積極的にアドバイスをする。そんな距離の近い診療が当院のスタイルです。

時に厳しく接することもあるのですね。

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ただ優しくするだけが医師の仕事ではありません。健康のためには、言わなければいけないことはきちんと言わないと。ただ、決してこちらの意見を押しつけるということではないですよ。勤務医をしていた頃、僕は患者さんに結構厳しかったんです。生活習慣病の食事療法では、「あれは食べちゃ駄目、これも駄目」と。約束事を守らなかった方をきつく叱ったりもしました。でも、厳しくすれば治療への意欲が増すかというと必ずしもそうではないんですね。生活習慣病の治療は続けてもらうことが大切ですから、「検査数値は悪くてもこの方なりに努力しているから、密にコミュニケーションを取りながらじっくり治療を進めていこう」という具合に、今は患者さんの性格に合わせて柔軟に治療方針を変えています。

精度と安全性にこだわった内視鏡検査を提供

消化器内科を専門に選ばれたのはなぜですか?

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胃や大腸の疾患であればもちろんですが、風邪や神経内科の疾患でも腹痛など消化器の症状が現れることがあります。そのため消化器に関する知識を深めることは、内科の医師としての技量を高めることにつながると思ったんです。また近年は「大腸は第2の脳である」ともいわれ、世間でも注目を集めています。それは、大腸は脳からの指示がなくても自律的に動くことができ、アレルギーや免疫との関係性も深い大切な臓器だからなんです。

勤務医時代は内視鏡診療を専門にされていたとか。

内視鏡の優れている点は、カメラを通して狙った部分をダイレクトに観察できることです。最近は性能が向上し映像も高画質になっていますから、何か異常があった場合も発見しやすくなりました。当院では今年の3月に新鋭の内視鏡を導入し、これまで以上に高画質での検査が可能になりました。また、画像を映すモニターも2台設置し、患者さんが映像を見ながら検査を受けられる環境も整えています。原因がわからない腹部の違和感が続く場合、「胃潰瘍?もしかしたらがん?」などと不安になりませんか? 検査を受けて何もなければそれで安心できますし、早期発見であるほど治療の負担も軽く済むことが多いですから、気になる症状があれば相談してください。なお江東区では、今年の7月から内視鏡での胃がん検診事業がスタートします。

検査の際、気をつけていることは?

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内視鏡検査には、カメラを口から入れる経口検査と鼻から入れる経鼻検査がありますが、当院では経口検査にこだわっています。日本人は鼻中隔という左右の鼻を隔てる壁が曲がっている人が多く、経鼻での検査に向かないケースが少なくないんです。鼻からうまく入らなければ口から入れ直しとなり、その分時間もロスしてしまいますから、初めから経口で行っています。また経口検査は、同時に止血などの応急処理ができるという大きな特長があります。以前、腹痛を訴えて来院された方で内視鏡検査を行ったところ、胃から出血しているのが見つかったケースがありました。クリップで止血して速やかに病院に搬送したため、大事には至りませんでした。

内視鏡検査には、苦しい、痛いというイメージを持つ人も多いと聞きます。

特に経口検査は、嘔吐反射が強く苦しいイメージがあるかもしれません。しかし、例えば検査時間が平均7~8分かかるところを少しでも早く終えるようにするなど、医師の技量により負担は軽減できます。鎮静剤の使用も苦痛緩和に役立ちますが、呼吸の抑制や血圧低下などリスクが伴います。また、大腸内視鏡検査でポリープが見つかった際、切除すると3週間は経過観察が必要なため患者さんに意思確認を行うのですが、鎮静をしてしまうとそれができません。そのため当院では、強いご希望がない限り鎮静剤は使わない方針です。患者さんの中には「病院で受けるほうが何となく安心」という方も多いようですが、勤務医時代にきちんと技術を身につけていますから、ご心配なくお任せいただければと思います。

疑問や不安に寄り添い、生涯にわたり健康を支えたい

訪問診療も行っているそうですね。

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定期的に訪問診療を行える体制が整った在宅療養支援診療所として、休診日に行っています。高齢であったり、病気を患っていたりするために通院が難しい方の自宅を訪問するのですが、独居の方や介護する方も高齢という老老介護のご家庭もあり、少しでも力になれればという思いです。皆さん、僕がお話を聞きに行くことを何より喜んでくださっているように感じます。ただ、クリニックの規模ではできることに限りがあるのも事実。以前、末期の食道がんで看取りも含め在宅で対応していた方がいました。年末年始の時期で、状態も安定していたので24時間連絡が取れるようにして数日お休みをいただいたんです。しかし、ご家族としては「すぐ来てくれないのでは」と不安になられたようで、病院へ入院させてしまったんです。できる限りのことはしていますが、難しいですね。今後は人員を増やして在宅医療専門のチームを組めたらと考えています。

忙しい毎日を送る中でのリフレッシュ法はありますか?

僕、お酒が大好きなんですよ。実は医師をめざす前は醸造家になってお酒を造りたいと思っていたくらいで。大人数でわいわい飲むのが楽しいですね。それからハワイも好きで、2~3年に1回行きたい気持ちで定期的に足を運んでいます。家族や友人と行くこともあれば、スタッフの中から参加者を募って慰安旅行として行くこともあります。以前、患者さんからハワイの魅力を教えてもらって、それからすっかりとりこになってしまいました。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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今はインターネットを通じ、医療情報に手軽にアクセスできる時代です。しかし便利な反面、誤った自己判断につながってしまうこともあります。インターネットの情報だけでは正確な判断はできませんし、実際に検査するとまったく違う診断結果になるケースも少なくありません。ですから、何か気がかりがあればまず相談してもらって、医師の意見に耳を傾けてほしいです。僕は今後も地域の方と一生付き合える深い信頼関係を築いていけたらと思っています。そのために不安や疑問に親身に寄り添い、お一人お一人が納得できる治療説明に努めていきますので、ぜひ頼りにしていただけたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃の内視鏡検査(自費の場合)/2万3900円
大腸内視鏡検査(自費の場合)/2万6000円

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